週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

ハイレゾ音質で勝負を仕掛けたクリエイティブの24bit/192kHz対応USB DAC&ポタアン『Sound Blaster E5』[PR]

2014年12月04日 17時00分更新

Sound Blaster E5
●クリエイティブメディア
●実売価格 2万4600円前後
発売中

2万円台前半で手に入るPC&スマホ高音質化デバイスの決定版

SoundBlaset_E5

 PCやMac、スマートフォンと接続して“ハイレゾ”音源を再生するクリエイティブ発のポータブルアンプ最新機種『Sound Blaster E5』(以下『E5』)。既に発売中の『Sound Blaster E3』および『Sound Blaster E1』の上位モデルとして11月下旬に発売。最大24bit/192kHzの音源再生を可能としている。

 その高音質スペックはS/N比120dBにまで向上し、DACにはシーラスロジック社の『CS4398』、ADCにはS/N比114dBの『CS5361』、ヘッドホンアンプにはテキサスインスツルメンツ社の『TPA6120A2』と、高音質パーツ採用の設計がウリのひとつだ。

SoundBlaset_E5

 また、PCやMac接続時に同社のPC&Mac用アプリ『Sound Blaster E-series コントロールパネル』で“ダイレクトモード”を設定し、利用すれば搭載するオーディオプロセッサーをバイパスして、直接DACへオーディオデータの出力が可能。高音質な出力を可能としている。

 E5をPCにUSBで接続して、ハイレゾ再生の定番フリーソフト『foobar 2000』を起動したところ、ASIO出力対応機器として認識された。 

 早速、同社のヘッドホン『Aurvana Live!2』を接続して、ハイレゾ音源版の『残酷な天使のテーゼ (Director's Edit. Version)』を再生して視聴してみた。すると、粒立ちが良く、音楽のなかで立体的に浮かび上がるボーカルの音分離の良さと、エネルギッシュで情報量豊富なハイレゾらしいサウンドを両立。

SoundBlaset_E5

 もちろん、ハイレゾ以外にも通常のPC音源再生用としても利用可能で、iTunesでCD音源から取り込んだ『Let It Go』を再生してみても音の密度が増し、伸びやかなサウンドを聴かせてくれた。

 PC以外にも、マルチな入力端子を活かした汎用性も特徴。

SoundBlaset_E5

 E5は本体に最大8時間のバッテリーを内蔵しているので、iPhone/iPadから24bit/48kHzながらLightningケーブル直結によるデジタル音声出力にも対応する。iPhone6と接続してみると、パワフルな低音と明瞭感のあるボーカル再生を確認できた。

 

iPhoneと直結で再生
SoundBlaset_E5
↑Lightningケーブルで直結してiPhone/iPadからのデジタル入力に対応。

 もちろん、iOS製品だけでなく、Android製品とのUSB接続も可能だ。

 光デジタル音声入力にも対応し、据え置きのオーディオとの接続やNFC+Bluetoothによるワイヤレス接続にも対応する。さらにBluetoothのコーデックとして一般的な“SBC”はもちろん、高音質な伝送が可能な”aptX”、遅延がさらに少ない上位規格の“aptX Low Latency”に加え、iPhoneなどで使用される“AAC”にも対応。コードレスでも遅延によるストレスを感じることはまったくなく、高音質な音楽鑑賞が楽しめた。ポタアンとしてBGM視聴などのふだん使いであれば、接続の利便性が高いBluetooth接続がオススメだ。

 ちなみに本体に3つのマイクを内蔵、機器の向きに応じて1対のマイクを選択し、ステレオマイクとして動作。ユーザーは縦置き、横置きを気にすることなく、マイク位置が自動で切り替わるのはお見事。

 本機は、SB-Axx1オーディオプロセッサーを搭載し、同プロセッサーの処理による“CrystalVoice機能”により、マイクのバックグランドノイズ低減機能やボイスチェンジ機能も利用できる。PC接続時には、再生リダイレクトにも対応し、ゲーム実況でも活躍してくれそうだ。

 また、iPhoneやAndroidスマホとUSBやBluetooth接続した環境では無料アプリ『Sound Blaster Central』で、SB-Axx1オーディオプロセッサーを使用した“SBX Pro Studio”機能によるサウンド効果を適用できる。

SoundBlaset_E5

 SBX Pro Studioの構成要素である“Surround”では音の広がりをステレオからより自然な空間へと拡大し、音数の多いダンス系やアニソンなどに有効。“Crystalizer”は圧縮音源の補完機能で、iTunesで取り込んだAAC音源を再生すると高域が伸び、特に女性ボーカルの声もクリアに響いた。“BASS”は強烈に重低音をブーストできるのでロックやダンス系をノリよく聴く際に有効だ。 

 そして、最大600Ωの高インピーダンスに対応している点にも注目したい。

SoundBlaset_E5
↑本体側面に、インピーダンスを切り替えるスイッチを搭載。最大600Ωのインピーダンスにまで対応しており、“LOW(32~120Ω)”と“HIGH(120~600Ω)”と、ヘッドホンやイヤホンに合わせて設定でき、ハイグレードなヘッドホンでも余裕で動作できる。

 iPhoneのヘッドホン出力では実力を発揮しづらいAKGのプロフェッショナル用モニタリング用オープンエアー型ヘッドホン『K712 PRO』も余裕でドライブでき、GAIN設定Lowでもダイナミックな音をキレよく鳴らせる。『Sound Blaster E5』の音質ポテンシャルを引き出すには、むしろ高級ヘッドホンを接続してからが本当の実力発揮といっても良いだろう。

SoundBlaset_E5
2つのヘッドホン出力が便利
SoundBlaset_E5
↑ヘッドホン出力を2つ備え、同じ音声を同時出力できる。1台のスマホやPCのサウンドを2人同時にヘッドホンで聞きたい時にも便利。

 他製品にない、機能やアプリなども含め、実売価格2万円台前半の製品としてはコストパフォーマンスに優れたUSB DAC&ヘッドホンアンプとしてオススメしたい逸品だ。

●おもなスペック
最大出力 24bit/192kHz(ステレオ)
S/N比 120dB
無線通信 Bluetooth4.1
マイク入力 24bit/96kHz(ステレオ)
インターフェース USB2.0、光デジタル入出力、3.5mmミニライン入力、3.5mmミニヘッドホン出力、3.5mmmミニマイク入力/ヘッドホン出力など
バッテリー容量/駆動時間 3200mAh/最大約8時間(Bluetooth接続時)
サイズ/重量 約70(W)×111(D)×24(H)mm/約164g 

■関連リンク
『Sound Blaster E5』製品ページ

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう