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丸型のスマートウォッチ『LG G Wath R』技適ありの海外版入手速攻レビュー

2014年10月24日 18時00分更新

 LGから早くもAndroid Wear第2弾となる新型スマートウォッチ『LG G Watch R』が海外で発売となりました。海外向けの製品の実機を入手したので早速使ってみました。

『LG G Wath R』

 今回入手したのは“北米版”ですが、日本の技適もちゃんと通っています。

『LG G Wath R』
↑初代モデルをパワーアップしたG Watch R。

 LGのAndroid Wearは2014年6月に初代モデルの『G Watch』が発売されました。それからわずか4カ月で2代目となる『G Watch R』が登場。スマートウォッチとしてのスペックはほぼ同等ですが、心拍計の内蔵や丸形ディスプレーを採用するなど、より腕時計らしい製品に仕上がっています。

『LG G Wath R』
↑見た目はスポーティーかつ落ち着いた印象。

 LG G Watch Rのルックスは腕時計そのもの。このまま量販店などで他の腕時計と一緒に置かれていたら、これがスマートウォッチであることに気が付く人はいないかもしれません。

『LG G Wath R』
↑心拍計を搭載、ベルトは市販のものに交換できる。

 時計本体の裏側にはG Watchには無かった心拍計を備えます。これでいつでも健康状態を管理することが可能になりました。またベルトは市販の腕時計用のものと交換可能。スポーツをする人は付属の革のものから樹脂製のものに交換するといいでしょう。IP67防水は前モデルと同様で、G Watch Rを腕にはめたままちょっとした水回りの仕事をしても大丈夫そう。

『LG G Wath R』
↑マグネットでワンタッチの充電クレードル。

 背面には充電用の端子が見えましたが、充電は付属のクレードルを利用します。クレードルと本体はマグネットでパチッとはまるので、端子の位置がずれてしまう心配もありませんし、クレードルを本体にはめ込む必要もありません。ワイヤレス充電ではないものの、充電時の操作はこれなら楽ですね。クレードルはマイクロUSBケーブルで給電します。

『LG G Wath R』
↑充電品がら設定開始。

 今回購入したものは海外版ですが、クレードルにセットして充電を開始してG Watch Rの電源が入ると、最初の言語設定に日本語も入っていました。このあたりは国別で言語設定が異なるのではなく、グローバルで同一システムになっていると思われます。

『LG G Wath R』
↑Android Wearアプリをスマホに入れてペアリングすればOK。

 あとはAndroid Wearのアプリをスマートフォンに入れてペアリング、指示に従がって進めばすぐに使えます。スマートフォン側はAndroid 4.3以上が必要な点は注意が必要です。

『LG G Wath R』
↑限りなく自然な時計として使えるG Watch R。

 ペアリングが終わりディスプレーに時計が表示されると、このまま腕時計として使ってもいいと思えるほど違和感のないアナログ時計が表示されます。G Watch Rの価格は日本円にすると3万円台となりますが、ファッションとして腕にはめる時計としても十分アリな価格かもしれません。

『LG G Wath R』
↑完全円形ディスプレイは操作もしやすい。

 G Watch Rのディスプレーは1.3インチ320x320ピクセルの円形。モトローラの『Moto360』も円形ディスプレーでしたが、下側には表示されない部分がありました。ですがG Watch Rはこの円形のディスプレー前部に画面表示が可能です。そのため全画面に文字や画像を表示でき見やすいですし、タッチ操作もしやすくなっています。

『LG G Wath R』
↑厚みは十分許容できるサイズ。

 G Watch Rのサイズは46.4x53.6x9.7ミリ。厚みも時計として十分許容できる大きさです。黒一色のモデルですが、ここはやはりベルトを交換して自分だけのG Watch Rにカスタマイズするのも楽しいでしょう。

『LG G Wath R』
↑この画面でゲームも十分楽しめる。

 またゲームアプリをいくつか試してみましたが、四角い画面で利用するアプリもG Watch Rの丸い画面では動くようです。

『LG G Wath R』
↑見た目が自然なのがうれしい。

 デフォルトの時計もAndroid Ware標準に加え、G Watch R専用のデザイン・ファッションスタイルのものや、気圧計や歩数計が表示されるアウトドア用途、ワールドクロックなど合計24種類。これだけあれば後から時計アプリを入れる必要も無さそう。そして何よりも見た目が時計なので、つけていても目立たないのがうれしいところです。スポーツウォッチのようなデザインですが、スーツにも合わせられるルックスなので利用シーンを選ばないのもうれしいところ。

『LG G Wath R』
↑G Watch Rは腕にさりげなくはめられる“腕スマ”だ。

 各社からさまざまなスマートウォッチが登場していますが、G Watch Rは時計として使っても違和感のないデザインなので、毎日はめていても飽きがくることもないでしょう。側面にある竜頭もちょうど押しやすい大きさで、G Watch Rの操作も楽にこなせます。そろそろスマートウォッチデビューしたい、でもさりげなく使ってみたい、なんて人にもG Watch Rはお勧めでしょう。

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