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『GALAXY Note Edge』はコンセプトまで考え抜かれた使い勝手のいい1台

2014年10月01日 22時30分更新

 QuadHD+(2560×1440+160ドット)のディスプレーや、クアッドコアで2.7GHz駆動のSnapdragon 805を搭載した『GALAXY Note Edge』。広角撮影可能で“Selfie(セルフィー)”ブームを取り込んでいるのも、この機種の特徴だ。

GALAXY Note Edge
↑右端だけがカーブしたディスプレイを採用した『GALAXY Note Edge』。
GALAXY Note Edge
↑広角撮影可能なインカメラも搭載する。

 とはいえ、いちばんの売りはやはり右側だけがカーブした“Edgeスクリーン”。この部分には、アプリのショートカットを割り当てたり、メッセージを書いてデザイン性を高めたりといったことができる。また、あらかじめボイスレコーダーやメジャーなどのツールを内蔵している。これが生きるのが、専用のWalletカバーをつけたとき。Walletカバーはエッジスクリーン部分だけが露出するような形状になっており、カバーを閉じたままこれらのツールを使うことができる。こうしたEdgeスクリーンのアプリランチャーやツールは、左右のフリックで簡単に切り替えられる。

GALAXY Note Edge
↑専用ツールも内蔵する。
GALAXY Note Edge
↑Edgeスクリーンだけで操作できるボイスレコーダー。
GALAXY Note Edge
↑フォトライトを点灯できる。
GALAXY Note Edge
↑メジャーも起動。ちょっとしたモノの長さを測れる。

 Walletカバーをかけると見た目的にもインデックスをつけた手帳のようなデザインになり、より“ノートっぽさ”が出る。紙とノートをデジタルに置き換えることを目指したGALAXY Noteらしい進化と言えるだろう。曲面ディスプレーを、単に飛び道具としてだけでなく、実用的に仕上げてきた点もおもしろい。

GALAXY Note Edge
GALAXY Note Edge
↑Edgeスクリーンに表示される情報は、カスタマイズ可能。

 背面には、GALAXY Note 3と同様、レザー風の加工が施されている。デジタルツールながら、アナログの感覚を味わえるのも、この機種ならではと言えるだろう。ディスプレーが5.7インチと大きいが、こうした加工があることで滑りづらいという実用面でのメリットもある。

GALAXY Note Edge
↑背面にはレザー風の加工が施されている。 

 それ以上に、ノートとしての実用性を高めているのが“Sペン”の進化。GALAXY Note 3まではワコムの技術を取り入れ、1024段階の筆圧を感知できたが、GALAXY Note Edgeではこれが倍増して2048段階になった。ペンの傾きなども検知するため、より紙に近い感覚で文字を書くことが可能だ。試しに、内蔵アプリの“Sノート”で文字を書いてみたが、確かに書き心地が滑らかになっていた。ちょっとしたメモを取るためのツールとしても、より完成度を高めた印象だ。

GALAXY Note Edge
↑Sペンの書き心地がアップした。

 さらに、Sペンは通常の操作時にも役立つように進化している。その1つが、画像の複数選択。ペンのボタンを押しながら斜めにドラッグすると、ちょうどマウスで複数の画像をまとめて選択するようなかたちになる。SNSやオンラインストレージにまとめて画像をアップロードしたいときに、わざわざ1つ1つの画像をタップしてく手間がなくなり、非常に便利だ。

GALAXY Note Edge
↑画像の複数選択などにも使える。

 細かな点では、スケジューラーの“Sプランナー”利用時に、スケジュールを手書きで入力できるようになっているのもうれしいポイント。まさに、手帳の代わりのように使えるスマートフォンに仕上がっている。

GALAXY Note Edge
↑スケジューラーが手書きできるのも手帳っぽい。

 ほかにも、3つのマイクを搭載して8方向から音声を拾えるボイスレコーダーや、ミニウィンドウを最大5枚開けるマルチタスク機能といった小技も効いたGALAXY Note Edge。スペックが高いのはもちろん、コンセプトまでしっかり考え抜かれた使い勝手のいい1台と言えるだろう。サイズ的に片手操作は若干厳しいが、それを補う大画面の情報量と使い勝手のよさが魅力だ。

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