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東芝の0円Windows搭載タブ『Encore Mini』と『Chromebook2』を目撃!:IFA2014

2014年09月06日 07時30分更新

 IFA2014の東芝ブースでは、Windows8.1搭載で120ドル(約1万3000円)の激安タブレット『Encore Mini』と、ヒンジが360度回転するノートPC『satellite radius11』、注目のChrome OS搭載ノート『Chromebook2』が展示されていました。


■Encore Mini

東芝IFA2014

 7インチでクアッドコア(1.83GHz)のAtomタブレット『Encore Mini』。Office付属で119.99ドル(約1万3000円)という価格が魅力です。サイズは119.8(W)×10.9(D)×1991mm、重さ350 gと軽く、Windowsボタンはありません。

 安い理由のひとつに、0円のWindows 8.1 with Bingを採用している点が挙げられます。これはWindowsの普及に検索エンジンがBingに設定されているだけで、あとから変更も可能というもの。

東芝IFA2014
東芝IFA2014
東芝IFA2014
東芝IFA2014

 本体には必要最低限の機能として右サイドに電源ボタン、上部にイヤホンジャック、音量ボタン、SDXCサポートのmicroSDカードスロット(最大128GB)、マイクロUSB、下部にスピーカーを搭載。2メガピクセルのカメラも搭載されています。バッテリーは最大7.3時間で、重さは約354g。

東芝IFA2014

 試しにBingで恒例の『週アスPLUS』を表示。発色はきれいですがディスプレーはWSVGA(600×1024ドット)と低く、アップスケーリングしているためか、文字の精細感はやや欠けますね。とはいえこのスペックと価格で手に入るなら、十分すぎるほどかと。

東芝IFA2014
東芝IFA2014

 背面はドットの凹凸があるデザインで、手から滑りにくい仕様。つや消しタイプのホワイトなので、長期利用した場合、手垢が気になるかも。

東芝IFA2014
東芝IFA2014

 こちらはスタンドとしても利用できるEncore Mini用カバー。日本から来ていた開発者さんに尋ねたところ、Encore Miniの日本国内での展開については全くの未定とのこと。今後のユーザーの反響を見て検討していきたいと話してくれました。

東芝IFA2014

 10インチのENCORE2(左)と並べてみたところ。“dynabook Tabシリーズ”として提供される日を心待ちにしたいところです。

■satellite radius11

東芝IFA2014
東芝IFA2014
東芝IFA2014

 こちらはディスプレーが360度可動し、クラムシェルでもタブレットとしても利用できる2-in-1ノートPC。もちろん、一般的なYOGAタイプのPCと同様、スタンドモードやテントモードにしても利用可能です。液晶は11.6インチ(1366 x 768)のタッチスクリーンで、重さは約1.3キロほど。

東芝IFA2014
東芝IFA2014

 液晶は任意の位置で止められ、ヒンジ部分がしっかりしているので、無茶な体勢で置いても倒れてしまうようなことはありません。こちらは欧州のビジネスユーザー向けに開発されたもので、商談などで積極的に活用してほしいとのこと。

東芝IFA2014

 360度折りたたむと、キーボードは自動的に無効になります。こちらは製品版の1歩手前のモデルなので、若干仕様が変わる可能性もあるとか。

東芝IFA2014
東芝IFA2014
東芝IFA2014
東芝IFA2014

 外部接続はUSB 3.0とUSB 2.0ポートが左右に各1であり、HDMI出力、イヤホン、およびSDカードリーダーがあります。欧州では10月以降発売予定(399ユーロ/約5万4000円)ですが、日本での発売は、やはり検討中とのことです。

■Chromebook 2

東芝IFA2014

 こちらは東芝2代目となるChromebookOS搭載ノートPC『Chromebook2』。初代と同じ13.3インチで、液晶サイズ自体は変わらないものの、サイズはひとまわりコンパクトになり、より薄くなっているのが魅力です。

東芝IFA2014

 初代モデル(右)と比較すると、液晶まわりのフレーム幅が細くなっているのがわかります。

東芝IFA2014
東芝IFA2014

 左が新Chromebook2。右が初代モデル。奥行きは週アスとほぼ同じ!!

東芝IFA2014

 表面にはアルミに凸凹加工が施されて高級感があり、エッジのデザインもかっちょいいです。

東芝IFA2014
東芝IFA2014
東芝IFA2014
東芝IFA2014

 こちらも左右にUSB 3.0ポートとUSB 2.0ポートがあり、HDMI出力、イヤホン、SDカードリーダーがあります。価格帯は下のエントリーモデルが249.99ドル(約2万6000円)、IPS液晶でフルHDのプレミアムモデルが329.99ドル(約3万5000円)。重さは約1.5キログラムほど。残念ながら日本発売は未定です。

■東芝のネイティブ8K映像デモ

 最後に東芝のワンモアシングとして、ビジネスセンター奥にある、一般客には見ることのできない特別展示を見せてもらいました。

東芝IFA2014

 55インチ(フルHD)のサイネージを16枚使い、合計220インチの巨大画面でネイティブの8K映像を流すというデモ。4Kの動画カメラはもともと8K撮影の能力を備えている製品もあるということから、それをうまく活用し、自社で合成して作り出した8K映像とのこと。写真は液晶の明るさに引っ張られて周囲が暗く写ってますが、実際は一般的な明るさの中で行なわれている投影デモで、実に柔らかい肌の質感を再現。B to B向けの展示であることから、欧州でも企業向けに積極的に力を入れていくという、東芝の意気込みを感じられる展示となりました。

■関連サイト
Toshiba(欧州)
IFA2014

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