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OS X Yosemiteに対応した仮想化アプリ「VMware Fusion 7」が登場|Mac

2014年09月03日 21時30分更新

VMware Fusion 7

 みなさん、こんばんは。MacPeople/週刊アスキーを絶賛兼務中の吉田でございます。さて米ヴイエムウェア社は、OS X用の仮想化アプリの最新版「VMware Fusion 7」をリリースしました。先日最新版が登場した「Parallels Desktop 10」に続くかたちとなりましたが、これでOS X用の二大仮想化アプリの最新版が出そろったことになりますね。

 VMware Fusion 7は、アップグレード版(7574円)と通常版(1万593円)が用意されます。なお、アップグレード版を利用するには、、バージョン5以上の同製品を所有している必要があります。

 また、VMware Fusion 7 Proも同時にリリースされました。こちらは、デュアルGPU、リンククローンの作成、VMware vSphere/ESXi/Workstationがホストしている仮想マシンへのアクセス——など、主に業務ユーザー向けの機能が追加された製品です。こちらは、アップグレード版(1万2109円)と通常版(2万2672円)が用意されます。

VMware Fusion 7
VMware Fusion 7

 新機能として最も注目したいのは、やはりOS X Yosemiteへの対応ですね。VMware Fusion自体のユーザーインターフェースがYosemite仕様になっています。もちろん、現行のOS X Mavericksや旧バージョンのOS X Mountain Lionもサポートしています。

VMware Fusion 7

 もちろん、仮想マシン上で動作するOSとしてWindows 8.1もサポートしています。Windows 8.1で稼働するアプリをOS X上のアプリと同じように扱えるほか、Dockやアプリケーションスイッチャーから切り替えることも可能です。

VMware Fusion 7

 Retinaディスプレイに最適化されているのもうれしいポイントです。Retinaディスプレイは実際の解像度と表示解像度が異なるので、外部モニターを併用しているとウィンドウの表示サイズが異なるなどの問題が発生しますが、VMware Fusion 7であればシームレスな運用が可能です。

VMware Fusion 7

 Leaning Centerを利用すれば、VMware Fusion 7の機能を紹介した動画にすぐにアクセスすることも可能です。仮想マシン上へのWIndowsへのインストール方法や、WindowsマシンからMacへの移行方法なども動画で見られるのです。

 もちろん、Windowsのデスクトップを隠してOS X用とWindows用のアプリをシームレスに切り替え可能な「ユニティー」、マルチタッチトラックパッドでのジェスチャー操作などの既存機能も健在です。

 OS X Yosemiteは今秋のリリースとされていますが、もしかするとiOS8と同時に出てくるかもしれません。新OSに備えて仮想化アプリの準備もしておきたいところですね。

●関連サイト
VMware Fusion 7製品紹介ページ(ヴイエムウェア(株))
VMware Fusion 7購入ページ(ヴイエムウェア(株)

(2014.10.20 11:45追記)関連サイトのリンクの間違いを修正しました。


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