2014年07月04日21時30分

タミヤRCカーフェスティバルで“仁義なきRCレース”第2章の幕があがる!

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地球の裏側・ブラジルでは、サッカーの祭典で連日熱戦が繰り広げられていますが、東京・お台場のMEGA WEB(メガウェブ)トヨタ シティショーケースでは、6月28日(土)と29日(日)の2日間、RCの祭典『タミヤRCカーフェスティバル』が開催されました。このイベントは3月に続いて今年2回目の開催。29日には第2回のメディア対抗レースやタミヤRCカーグランプリなども実施され、熱いバトルが繰り広げられました。

因みに3月に開催された第1回のメディア対抗レースでは、週刊アスキー編集部のアカザーが見事優勝!さすが「RCの合間に仕事」と公言して憚らないRC大好き男・アカザーです。

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というワケで、今回も連覇をかけて参戦したアカザーのレースにかける大人気ない模様をレポートします!

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ちなみに、タミヤRCモデル40周年を記念して開催された、このタミヤRCカーフェスティバル。40年というと長い歴史を感じさせるワケですが、40年前の1974年に何が起こったか少し調べてみると……ウォーターゲート事件とか巨人のV10を阻止した中日がセ・リーグを制覇し、長嶋茂雄選手が引退、宇宙戦艦ヤマトのTV放映開始といった歴史上の重大ニュース(?)が、次から次へと出てきます。もうタミヤRCモデル発売だって、歴史の教科書に載っていいレベルです。

そして、40年前の今の時期には、西ドイツ(現ドイツ)で第10回のFIFAワールドカップが開催され、開催国の西ドイツが2回目の優勝を果たしました。

少々話が脱線したので、本題に戻ります。メディア対抗レースは、3月に発売された『ネオ マイティフロッグ』のワンメイクですが、前回アカザーは、自腹で車体キット価格(9720円)を大幅に超える3万円をはたいて、オプションパーツをてんこ盛りに。

大人気ない成金仕様でチューンアップされたマシンは、ワンメイクレースとはいえ別次元の仕上がり。市販車の中に、1台だけレーシングカーが混じっているようなKYな仕様でした。

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とはいえ、チューニングにはノウハウがあり、そのマシンをコントロールするテクニックも重要になります。そして、そこはRCカーの猛者が集まる全国大会でも、上位入賞してしまうアカザーです。その実力をフルに発揮した、といえなくもありません。

しかし今回タミヤは、そんなアカザーを野放しにはしませんでした。「メディア対抗レースはあくまでエキシビション。真剣に競うのは読者の数にしてください」と言ったかどうかは分かりませんが、今回のレースでは前回の上位入賞者に対して、ゴール後の周回数が減算されるハンデが付けられることに。

そして、前回優勝のアカザーにはマイナス3周のハンデが!しかし当人のアカザーは「それ位のハンデがあった方が、レースが盛り上がって良いんじゃね?まぁ最初にチェッカーを受けるのはオレだけどな!」と余裕しゃくしゃく。「ドライビングはリズムだ。南国(徳島)で育った俺のAWAビート(阿波踊り)で刻むドラテクを目ん玉かっぽじってよぉーっく見とけ!!」と大口を叩く始末。

そして迎えたレース当日。12時から行なわれる練習走行に合わせて、11:30には会場に到着です。

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『カオスだもんね!PLUS』では遅刻上等で知られるアカザーですが、RCでは時間厳守。予定通りにきっちり行動です。コースでは、メディア対抗レースと併催される一般の『タミヤRCカーグランプリ』参加者達が練習走行をしており、会場のボルテージも徐々にヒートアップ。

ピットテーブルに着くやいなや、相席したライバル達にあいさつ代わりのメンチ切り!

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ということはさすがに無く、取材などでよく顔を合わせる同業者ですから、和やかな会話を装いつつ、相手の様子を探ります。そう、アカザーの大人気ないレースは既に始まっているのです。

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ちなみに相席したのは、前回2位だった乗り物とホビーのブログメディア『ワンダードライビング』の茂手木達也選手(右奥)と、今回初参戦となる同サイト編集長の野間恒毅選手(右手前)。「打倒アカザー」を掲げ、2台体制で挑んできました。

特に茂手木選手は、前回は予選1位だったにもかかわらず、決勝レーススタート直後の1コーナーで、予選2位のアカザーと接触。1990年F1日本GPのセナ・プロをほうふつとさせる展開で、アカザーとは因縁浅からぬ関係です。リベンジに燃えていることは、想像に難くありません。

そんな茂手木選手のマシンがこちら。

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アカザーの赤い炎を消してやる、といわんばかりのブルーのカラーリング。もっとも前回からブルーでしたが・・・・・・。どうやらブルーはワンダードライビングのイメージカラーのようです。

そしてワンダードライビング編集長・野間選手のマシン。

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リアに注目です。本来リアウイングがあるべきところに、小型カメラGoProが!アカザーVS茂手木選手のバトルを追走して、「特等席から今日のバトルを見物させてやるよ」的な動画を撮ってしまおうという狙いです。さらに、茂手木選手がアカザーの前に出れば、挟み撃ちにするチームオーダー的な作戦も可能。このアカザー包囲網からは、並々ならぬ決意を感じさせます。

しかしこのカメラ、100グラム程とはいえ、RCに搭載するには十分過ぎる重量物。車体の前後重量配分も大きく変わりますし、はっきり言って超ハンデです。しかし面白い記事をつくる為とはいえセルフハンデを付けてしまうあたり、ダテにワンダードライビング編集長を務められているワケではないようです。そして、このカメラが様々な波紋を呼ぶことになるのですが、それは後ほど。

そして、12:00。いよいよ練習走行の開始です。

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前回同様、やさしさで出来ている“アカザー専用コントロール台”が用意されていました。車椅子ユーザーに対するタミヤのこの配慮は、本当にありがたいですね。他のRCレースでもハンディのある方向けに是非実施して欲しいサービスです。

そして最高の環境を得て、練習走行中のアカザーはというと。

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いかがでしょうか、この鋭い眼光!まだ練習走行にもかかわらず、瞳の中に炎が見えそうです。その目は、間違いなくエキシビションのものではなく、真剣勝負そのもの。たぶんプロポではなく、目ヂカラ&メンチビームでマシンをコントロールしているんだと思います。

2分間の練習走行を終えて調子をたずねると「前回からほとんどマシンはいじってねーし、特に問題もないな。まぁアンタは、オレが優勝した時に備えて、気の利いた祝福のコメントでも考えときな」とのこと。期待して良いんですね、チャンプ・アカザー!?

会場入りした時はまだ空席があったピットテーブルも次第に埋まっていき、にわかに緊張が高まって……。

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来るようなことは無く、表面的には相変わらず和気あいあいとした感じです。が、アカザーの隣に座っているのは、前回3位の『グッズプレス』大竹良選手。つまりこのテーブルには、前回1~3位の選手&アカザー包囲網のワンダードライビングが集まっているワケで、まさに呉越同舟。各選手の心中やいかに?

今回のレースは、全10媒体から11選手がエントリーです。

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当日の全参加メディアが集まったところで、タミヤ広報の山本さんからレギュレーション等について説明がありました。

予選は2組に分けて行なわれ、走行時間4分間の合計周回数で、決勝レースのグリッドを決めます。決勝レースは5分間。予選上位6位までのAメインと、残りの5台のBメインで争われ、前述の通りアカザーには、合計周回数からマイナス3周のハンデが課せられます。そして前回2位の茂手木選手がマイナス2周、3位の大竹選手はマイナス1周です。

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余談ですが、RCに関して人一倍前のめりなアカザーは、タミヤの山本さんから「ハンデ以外に関しては、配布バッテリーなどすべて同条件にそろえてあるので安心してください、赤澤さん」と釘を刺されてました。

そしていよいよ14:40より予選開始!

予選のカーナンバーは3。いつもは本番が近づくにつれて、目尻がつり上がってくるアカザーですが、ディフェンディングチャンピオンの余裕からか、この表情です。

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各車横一線に並び、予選第1組のスタートです。

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好スタートを決めると、他車をグイグイ引き離し、周回遅れにしていくアカザー号。

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練習走行時には、マシンのコンディションを見極めようと鋭かった眼光が、この頃には少し落ち着いてきて、安定した走りを見せていました。


そして予選第1組の結果は……。

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2位に2周差をつけての1位!予選総合でも堂々の1位に輝き、まずは決勝Aメインのポールポジションをゲットです!前回はポール・トゥ・ウィン宣言にもかかわらず、あえなく予選2位となってしまいましたが、今回は予定通り第1段階をクリア。カーナンバーは栄光の1。

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そして決勝Aメインがスタート!

さあ、週アスのRCキングが、完全制覇の連覇に向けて最終レースです。

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各車がスタート位置に着き、あとはスタートのシグナルを待つのみ。コース中央、先頭でスタンバイしているのが、我らが週アス・アカザー号です。

前回の決勝レース前は、出版コードに引っ掛かりそうな顔つきでしたが、今回は時折笑顔すら見せ、落ち着き払った表情。この時点ではアカザーさんの前には、1台のマシンもいません。普通にスタートして、いつも通り回ってくるだけです。連覇への期待も、がぜん高まります。

ということで決勝Aメインの一部始終はコチラの動画でご覧ください。


………………。えー、動画をご覧いただいた方はもうお分かりのことと思いますが、あ…ありのまま、この時起こったことを書きます。

1周目の第1コーナーを回った先にあるジャンプ台後に2位のマシンと接触、その反動で姿勢を崩し次のコーナーで転倒。マシンが裏返しに。

その後、ハンデが加算される3周を回ったところで、最も周回数が少ない6位。レース時間のちょうど中間となる2分30秒経過時点では5位でした。残り1分30秒で4位を走行。

残り10秒を切ってついに3位まで浮上!トップ2台の撃墜体制が整うも・・・・・・皆様、申し訳ありません。赤澤賢一郎、ここまででした。

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そして、アカザーを押さえて優勝したのは・・・・・・。

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なんと初参加のワンダードライビングの野間選手!カメラ搭載というセルフハンデをものともせず、2位の茂手木選手とアカザーの前を走ってしまう快挙です。しかもアカザー包囲網どころか、ワンダードライビングで1‐2フィニッシュ! 

当然、アカザーVS茂手木選手のバトルが車載カメラに記録されることはありませんが、トップの迫力ある走行動画が撮れているのだろうと思っていました。ところが、メモリートラブルによってデータが全く残っていなかったとのこと!

今回のレースでは、何事も人の思惑通りには事は運ばないという教訓が、何度も示される結果になりました。上の写真を見る限り、たぶんアカザーが悔しさのあまり、メンチビームでデータを消去したんだと思います。

サッカー日本代表と同じく優勝を目指して臨んだアカザーでしたが、以上の通り残念な結果に終わってしまいました。しかし、アカザーのリベンジは、4年後を待つ必要はありません。次回のメディア対抗レースは、8月中旬に開催予定とのこと。そしてタミヤRCカーフェスティバルも、年内にあと3回開催される予定です。

もちろん一般参加者を対象にしたタミヤRCカーグランプリも行なわれる予定です。

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【タミヤRCカーフェスティバル 今後の開催予定】
●8月24日(土)、24日(日)
●10月4日(土)、5日(日)
●12月13日(土)、14日(日)
会場はいずれも今回と同じトヨタMEGA WEB。


さて、タミヤRCカーフェスティバルは、レースだけのイベントではありません。

今回は1980年代をテーマにしており、「空き地が僕らのサーキット オフロードバギー」と題して、タミヤRCの生みの親“滝博士”ことタミヤ企画開発部の滝文人氏による、タミヤRC40周年トークショーも行なわれました。

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80年代といえば、タミヤオフロードRCカーの最盛期。その火付け役になった『マイティフロッグ』(83年発売)をはじめ、『ホットショット』(85年発売)、『ホーネット』(84年発売)、『アバンテ』(88年発売)などRCオフロードバギーの名車が、きら星のごとく登場した時代でした。

トークショーでは、その名車達を1台ずつ紹介していく予定だったようですが、今だから話せる開発当時の裏話など話のネタには事欠かず、終盤は駆け足気味に。結局、トークショーに用意された30分では足りなくなってしまい、一部は次回に持ち越されました。次回は「リアルモータースポーツ F1&ツーリングカー」がテーマとのことです。

その他には、最新モデルとタミヤRCカーの歴史を振り返る製品展示コーナーも。

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メディア対抗レース前日の28日には、RCカーの体験操縦&タイムアタックや、実際に人を乗せて走行可能な全長1メートル以上のRCトレーラー乗用体験、ミニ四駆工作教室なども実施されたようです。

タミヤRCカーのファンはもちろん、少しでもRCにご興味をお持ちの方なら、きっと楽しめるイベントだと思います。そして、この記事でメディア対抗レースの裏に秘められた人間ドラマを知ってしまった皆様、ぜひ次回の会場に足を運んでいただき、仕事も遊びも本気な人達の熱い戦いを、ライブ観戦してみてはいかがでしょうか?

最後になりましたが、会場から帰宅途中のアカザーは、心の中で流した憤怒の涙が具現化したかのような猛烈なゲリラ豪雨に襲われ、踏んだり蹴ったりだったそうです。8月は、心も天気も快晴の下で帰れるとイイですねネ。

ネオ マイティフロッグ(外部リンク)

タミヤ(外部リンク)

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