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水冷OCで4.7GHz常用!出来良すぎなi7-4790Kを思わず衝動買い

2014年06月28日 08時15分更新

i7-4790Kを思わず衝動買い

 おかげさまでアスキームック『新・第4世代コアiパソコン自作』が6月28日、本日発売となりました。って、いきなり宣伝で甚だ恐縮ですが、もちろんこのムックのメインは6月26日に発売したDevil's Canyonこと、Core i7-4790Kの実力検証です。

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 Haswell Refresh世代も含め、新・旧第4世代コアi7/i5の12機種で大ベンチマークを実行しましたので、ぜひ自作する際は参考にしてください。

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 さて、宣伝はこのへんで終えるとして、気になるCore i7-4790Kの実力ですが、出し惜しみせず申しますと、すごく良いです。4コアすべてで定格4GHz(Turbo Boost時は最大4.4GHz)を実現しているCore i7-4790Kなので、当然っちゃー当然ですがほとんどのベンチマークで他のCPUより1ランク上でした。

 オーバークロック(OC)でもCorsair製の簡易水冷クーラー『H110』で4.7GHz(4コアすべて)まで上げて、OCCTというCPUに高い負荷をかけるソフトをぶん回しても、71.5℃で上げ止まる安定ぶりです。いまどきのCPUは100℃で落ちるので、まだまだ余裕があります。定番マザーボードのASUS『Z97-PRO』を使ってこの結果だったので、OC用のもっと高耐久なマザーボードを使えば、さらに上を目指せそうです。

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 テスト自体は評価サンプルで試したものですが、従来の傾向から考えても市販品でも同じぐらいの伸びが期待できるはずです。そのため、販売日当日、いてもたってもいられず秋葉原へ向かい、ゲットしてきました。ついでにCore i5-4690Kも。

i7-4790Kを思わず衝動買い
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 Core i7-4790Kは3万9280円、Core i5-4690Kは2万7280円。2つ使うと合計6万6560円とややかさむ出費ですが、カードならば問題ないはず。正直、Xeon購入時よりはだいぶ気が楽でしたが、今月はCOMPUTEX出張でお金がないことに気づき、念のため2回払いにしました。貯金のない人生って世知辛いです……。

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 余談ですが、購入先のPCパーツショップ『BUY MORE秋葉原本店』のカウンターで面白い展示を発見しました。右がCore i7-4770Kで、左がi7-4790Kです。どちらもヒートスプレッダーをはがした、いわゆる“殻割り”状態で展示されております。CPUクーラー直付けでよりオーバークロックの限界値を伸ばしたい人にとっては、CPUのコア部であるダイとヒートスプレッダーがどのようにくっついているか、というのは有用な情報ですよね。

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 話を戻しましょう。ここからはCore i7-4790K開封の儀です。透明テープにそっと切れ目を入れて、いよいよ御開帳です。

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 いままでのCPUボックスの中身とあまり変わらず。奥にはCPUソケットへの装着の仕方などが書かれたマニュアルがはさまっています。

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 純正のCPUクーラーがおでまし。ちなみに僕は貧乏性なのか、この3ラインのグリス(灰色の部分)が装着時に“うにゅっ”と付く感じに、真新しい雪面に踏み出すときと似た背徳感を覚えます。新品の醍醐味ですよね。

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 マニュアルはこんな感じです。

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 中身を確認すると、“クロック周波数や電圧を変更すると~(中略)~保証いたしません”とあります。OC向きのCPUといえど、クロックアップ行為は自己責任ということですね。肝に銘じます。

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 ちなみになぜ、i7-4790Kを含むDevil's CanyonはOC向けかというと、大きな理由はキャパシタ(CPU裏中央の部品)が増えて、より安定した電流供給ができるようになっているからです。写真は左からi5-4670K、i7-4770K、i5-4690K、i7-4790Kです。右の2つ(Devil's Canyon)はやはり細かなキャパシタが多いですよね。

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 と、ここまでさんざんDevil's Canyonを紹介してきた僕ですが、まだマザーボードは悩んでいます。週末はアスキームック『新・第4世代コアiパソコン自作』に掲載したインテル9シリーズマザーボードのカタログを見て、ゆっくり決めようかと思います。と、最後にまた宣伝ですみません。

(2014年6月30日11時21分追記:記事初出時、クロック表記でわかりづらい部分がございました。お詫びして訂正いたします。)

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