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ドコモ版iPadを最速チェック! LTEの通信速度は!?|Mac

2014年06月11日 22時30分更新

 全世界での総出荷量が2億1000万台になったアップルのiPadですが、国内ではソフトバンク、auに続いてNTTドコモからも、6月10日より「iPad Air」と「iPad mini Retinaディスプレイモデル」の発売が始まりました。編集部でもドコモ発売モデルの「iPad mini Retina」を入手したので、ファーストインプレッションをお届けします。

ドコモ版iPadを最速チェック! LTEの通信速度は!?

スペック上の違いは特になし

 とはいえ、ドコモ発売モデルのiPadに、auやソフトバンクの発売モデルと比べて外観やスペック上の違いがあるかというと、特にありません。この世代のiPadは半年前から世界各国で販売されていますが、どの市場でもスリムなボディにフルHDより高解像度なRetinaディスプレー(2048 x 1536ドット)や動画を約10時間動画視聴できるバッテリーを搭載した、まったく同じ製品が流通しているからです。

ドコモ版iPadを最速チェック! LTEの通信速度は!?
ドコモ版iPadを最速チェック! LTEの通信速度は!?

▲「iPad mini Retina」の外観。auやソフトバンクの販売モデルと違いはなく、Xiやドコモのロゴは存在しない。

  iPad Air iPad mini Retina
モデル Wi-Fi+Cellular
容量 16/32/64/128GB
CPU Apple A7(64ビット)
M7モーションコプロセッサ
ディスプレー 9.7インチ 、
2048x1536ドット
(Retinaディスプレイ)
264ppi
7.9インチ 、
2048x1536ドット
(Retinaディスプレイ)
326ppi
iSightカメラ静止画 5メガピクセル
FaceTimeHDカメラ静止画 1.2メガピクセル
FaceTimeHDカメラ動画 720p HD
Wi-Fi 802.11a/b/g/n
デュアルチャンネル
(2.4GHz/5GHz)とMIMO
SIM Nano-SIM
センサー 3軸ジャイロ
加速度センサー
環境光センサー
バッテリー駆動時間 最大10時間
高さ 240 mm 200 mm
169.5 mm 134.7 mm
奥行き 7.5 mm 7.5 mm
重量 478g 341g

 ただ一点だけ違うのは、SIMロックの制限内容となります。ドコモの発売モデルはauやソフトバンクのSIMだと通信できません。ドコモ発売モデルのiPadに、後からauやソフトバンクのSIMを契約して使うことはできないので、当たり前ですが購入時には自宅などのエリアチェックは必要です。

ドコモ版iPadを最速チェック! LTEの通信速度は!?
ドコモ版iPadを最速チェック! LTEの通信速度は!?

▲接続先は「docomo LTE」と表示されている。先日、SIMフリー版でMVNOのSIMを使うとテザリングができないと話題になったが、ドコモのSIMで使うぶんにはなんら問題なくテザリングを利用できる。

ドコモ版iPadを最速チェック! LTEの通信速度は!?

▲細かい違いだが、Safariのブックマークに「dメニュー」や「dマーケット」へのリンクも追加されている。

150Mbpsエリアでの通信速度は?

 iPadで接続できるドコモの対応周波数帯は、LTEだとエリア整備に力を入れている800MHz、1.7GHz、2GHzの3つと、3G通信が2GHzと郊外に強い800MHzです。一般的なXiスマホと同様に、かなり広いエリアで利用できることが期待できます。

 実際に150Mbps対応エリアの飯田橋駅前で平日15時に通信速度をテストしたところ、最大43.21Mbpsを記録しました。ちなみに、同じドコモ端末でも、2GHzしか対応していない古めのタブレット「MEDEIAS TAB N-06D」は20.18Mbps止まりでした。iPadは端末側の制限で、150Mbps対応エリアでも最大100Mbpsでしか繋がりませんが、それでも繋がる周波数帯が多いぶん、混雑する平日昼間でも通信速度が下がりにくいという利点を享受できているようです。

ドコモ版iPadを最速チェック! LTEの通信速度は!?

▲平日15時に飯田橋駅前でテスト。150Mbps対応の1.7GHzに対応したiPad mini Retinaは、1.7GHz非対応のタブレットより高速な結果となった。

新料金プランはオトク?

 気になる料金プランですが、家族内にだれかドコモの利用者がいるなら、セット用のプランで安く維持できます。新料金プランの「カケホーダイ&パケあえる」の「データプラン」のほか、8月31日までならまだ旧料金プランの「プラスXi割」での契約も可能です。  

 新料金プランで家族誰かのプランと組み合わせて安く契約したい場合は、基本となる「データプラン」とISPの「SPモード」、家族が契約しているパケットパックの通信量を共有するための「シェアオプション」の契約が必要となります。  

 なお、新料金プランで12月31日までにiPadを購入すると、「iPadボーナスパケットキャンペーン」により最大13カ月の間、1GB分の通信量がプレゼントされるキャンペーンも開催中です。

●新料金プランの2台目にiPadを契約する場合の料金
「データプラン(1,836円)」+「spモード(324円)」+「シェアオプション(540円)」=2,700円 通信量:家族が契約しているパケットパックプランによる。

 旧料金プランなら「プラスXi割キャンペーン」を使って、ドコモのケータイやスマホと一緒に「Xiデータプラン フラット にねん」を契約するのがオトクです。月額料金は新料金プランよりやや高額ですが、通信量が7GB/月というのは魅力です。

●旧料金プランの2台目にiPadを契約する場合の料金
「Xiデータプラン フラット にねん(4,094円)」+「spモード(324円)」=4,418円 通信量:7GB/月

 スマホと2台持ちとなると維持費が気になるほか、自宅中心の利用だとWi-Fi接続が多くなって、意外と通信量を必要としない新プランの「データプラン」の方が、使い勝手が良いのではないでしょうか。一方で、ケータイとiPadの2台持ちなど、スマホ代わりに外出先で通信する機会が多いなら、通信量の多い旧プランの「プラスXi割」が魅力的です。自身の利用目的に合わせた、最適なプランを選んでみてはいかがでしょうか。


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