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世界を歩いて人々を編み包んでつなぐ!『旅するニットマシン』プロジェクト|Mac

2014年06月06日 19時00分更新

ハイパーニットクリエイターが考案した画期的プロジェクト

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 皆さん、ハイパーニットクリエイターこと力石 咲さんをご存じですか? 「世界を編み包みたい」という壮大な野望を持ち、自分自身や世の中のさまざまなものをニットでくるむという活動を続けているアーティストです。

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左上《変圧器のあみぐるみ、達夫》、右上《テーブルと椅子のあみぐるみ、陽子と子どもたち》、左下《長電話の男》、右下《Traveliving Project》 
●撮影:刀塚浩介(《Traveliving Project》を除く)

 百聞は一見に如かず、上の写真のような作品をつくり続けている人です。人でもモノでも、とにかく何でも編みぐるんじゃう。そしてしばしば「顔」を付ける。すると、何気ない風景が急に楽しげで親しみのある情景に変貌します。

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 ちなみに、ご本人もこのような感じで常に自分を編みぐるんでおられます。まあとにかく楽しい人であり、楽しい作品をつくる人、それがハイパーニットクリエイターなのであります。
 

『旅するニットマシン』とは?

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 さて、今回力石さんが考案した『旅するニットマシン』とは、キャリーケースとニットマシンが一体化したもの。キャリーケースの写真の回転が編み機を駆動し、歩いた距離に比例してチューブ状のニットが編み込まれていくという仕組み。

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 力石さんはそのキャリーを転がしながら旅をし、出会った人の腕や脚をそのマシンで作ったニットでくるみます。編みぐるまれた人は、そのひと編みひと編みが通ってきた道を想像する──。そんなイマジネーションの旅へ人々を誘う装置というのが旅するニットマシンのコンセプトです。

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 すでにコンセプトから3DCGを起こし、小型の3Dプリンターで試作モデルを作るところまで来ています。実物大の試作から完成品の製作まで、もう少しコストがかかるため、このプロジェクトに賛同してくれる人々からの出資を募る、いわゆるクライドファンディングの手法を採用しています。

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 目標資金額は50万円で、使途はマシンの試作・制作です。現在、目標の半分近くまで資金が集まっており、あとひと声といった状況。ファンディングの仕組み上、2014年6月11日の00:00が出資募集の締め切りとなっています。つまり残りはあと5日ほど。

 『旅するニットマシン』プロジェクトに共感・賛同するという人は、ぜひ支援をご検討ください。出資は1000円から可能で、金額ごとにいくつかの段階に分かれています。各段階に応じて、お礼メール、作品クレジットへの記名、ニット作品のプレゼント、オリジナルかぎ針のプレゼントなどをもらえるようになっています。プロジェクトのサイトには詳しい紹介や氏作品のビデオなども掲載されているので、ご興味を盛った人はぜひアクセスを!

ハイパーニットクリエイター・力石 咲
●プロフィール:1982年生まれ。2004年多摩美術大学美術学部情報デザイン学科卒業。2004年第7回文化庁メディア芸術祭アート部門推薦作品選出、第9回学生CGコンテストインタラクティブ部門最優秀賞受賞
●公式サイト http://www.muknit.com(外部サイト)


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