週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

喜屋武ちあきのShade+3Dプリンターで目指せ“ギーク女子"!

2014年05月16日 16時30分更新

文● 喜屋武ちあき 撮影●岡田清孝 構成●神野恵美

超初心者でも直感的に立体が描ける3Dソフト

979テストレポート

 “ギークガール"を目指すべく、最近は『Unity』でのゲームづくりに挑戦中の私。これまでは無料の3Dキャラクターを利用してきたのですが、やはり目指すはオリジナルのキャラクターづくり。とはいえ、私自身、絵を描いたりするのはあまり得意ではなく、目にとまったのが3Dプリンターのデータ作成に使われているイーフロンティアの『Shade 3D』です。このソフトであれば、自分で絵を描けなくてもパーツを組み立てていく感覚で3Dデータが作成できるので、「私にもできるかも?」と直感。でも、3Dの知識は皆無。何から始めていいのかすらわからず、とりあえず開発会社さんの門戸を叩くことに。

 まずは簡単な手ほどきを受け、「簡単に見えて難しくて、難しそうに見えて簡単なんだな!」というのが実直な感想。自由に描いた形をボタンひとつで立体化できるというのがこのソフトの特徴で、ソフトの“触り"の部分はなんとなく理解しました。とはいえ、粘土で立体物をつくるのは簡単でも、2D上に3Dをつくるというのは、よく考えたら難しいこと。果たして使いこなせるのだろうか?

 不安を胸に自宅に戻ってShade 3Dと格闘。やはり一筋縄ではいきません。途中過程ではあくまで線の集まりにすぎないものを、完成形をイメージしながら作業を進めていくのはなかなか慣れが必要。いくつも並んだ図線のそれぞれが立体面ではどの部分になるかがわからなくなり、うっかり大切な線を消してしまうなど失敗の連続。そうした試行錯誤を繰り返すなか超初心者でも直感的に立体が描ける3Dソフトで自分なりに理解したのは、一時的に一部を見えないように隠したり、パーツごとに名前をつけるといった技。また、まずは解説書に沿って丸や四角の立方体をつくるところから始めましたが、解説書を少し飛ばして先に進んでしまうと途端にわからない用語に出くわし、やはり順を追って地道にやっていく必要があると実感しました。

 しかしながら、円錐や立方体をつくるところから始めたものの、順を追いながら図形を重ねてだんだん立体図形ができていくのがおもしろい! 数字を入力したりする必要がなく、絵を描くように線を重ねていく作業で直感的に3Dが描けるのがShadeのいちばんの魅力。光源や素材などを理解するにはまだまだ勉強が必要ですが、地道にチャレンジしていきます!

979テストレポート

↑まずは、さまざまな立体を複数組み合わせて積み重ねながら簡単な3Dデータの作成に挑戦。

979テストレポート

↑複雑化するほど左右上面図上で図線の判別がつかなくなるので、部分ごとに名前を付けて対処。

図形や絵が苦手でも3Dが描けてしまうスゴイソフト

 何から始めていいのかわからないという私でも積み木のようにとりあえず3Dデータが完成。使いこなすにはまだまだ勉強が必要だけど、かなり幅広くいろんなものがつくれそう!

■プロフィール

オタクなグラビアアイドルとして活躍中。男装ユニット“風男塾"のメンバーとしても活動し、最新アルバム『POWER OF WIND』が発売中。ニコ生『ドタバタ☆きゃんち』(毎月25日ごろ配信)などにもレギュラー出演。詳しくは公式ブログをチェック!

今回使った製品
Shade 3D Basic ver.14
●イーフロンティア
●直販価格 9000円(ダウンロード版)

週刊アスキー979号のテストレポートでは、ほかにもこんなことやってます

979テストレポート

親子で使いたい! 高スペックなキッズスマホ
ポスラマ
レポーター●相川いずみ

979テストレポート

好きな色がなかったので自分で塗りました
Mr.リニアコンプレッサー L7レギュレーター/プラチナセット
レポーター●中村公彦

979テストレポート

史上最強のリストギアなのである
TrueSmart
レポーター●宮野友彦本誌編集長

週刊アスキー
Amazonで購入は表紙をクリック
週刊アスキー
Kindle版はこちらをクリック

週刊アスキーはNewsstandでも配信中!
Newsstand 電子雑誌をダウンロード

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう