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モンハンの武器やダンボール建築も! “まるなげひろば”の技術部展示をまとめてみた|ニコニコ超会議3

2014年04月30日 20時00分更新

まるなげひろば

 4月26、27日に千葉・幕張メッセで開催されたニコニコのお祭り『ニコニコ超会議3』。2日間合わせて12万以上の人が来場し、大熱狂の空間となっていた。

 今年の試みとして面白かったのは、ユーザーに企画・運営をお任せしてしまうという“まるなげひろば”の新設だ。niconicoといえば、ユーザーが投稿した動画や静画(イラストやマンガ)、実施した生放送が後押しして、サービスが盛り上がってきたという歴史がある。その背景を体現すべく用意されたのが、まるなげひろばになる。

 ジャンル的には、歌ってみた、踊ってみた、演奏してみた、イラスト、電子工作、工芸、アート、アクセサリー……など、何かしらつくっていれば何でもアリという感じ。“超まるなげステージ”という舞台も設置して、講演やパフォーマンスができるようにもしていた。その中から、謎の技術を駆使して、未来を感じさせてくれる作品を展示していた“ニコニコ技術部”の様子をお伝えする。

まるなげひろば

↑まるなげひろばは、ホール5と6にまたがるかなり大きなブースだった。

まるなげひろば
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↑まず目についたのは、Rare-worksさんが作ったゲーム『モンスターハンター』の武器。2、3メートル級のデカブツを持って記念撮影ができるということで、行列ができるほど人気を集めていた。

まるなげひろば

↑“アネトスエヴァンジェリストの会”は、ニコニコ動画のモバイル版サイトを軽量化する技術を2日間かけて競うチューニング大会を企画。まるなげひろばの隣にあって、大歓声があがっていた“超歌ってみた”ブースとは対照的に、静かに火花を散らしていた。ニコニコ動画の最初のバージョンを作ったという伝説のプログラマー、戀塚さんも参加していたという。

まるなげひろば
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↑“ダンボール建築の人”こと“うぷあざ棟梁”さんは、松本城や平等院鳳凰堂、今年3月にニコニコ動画に投稿した新作のダンボール戦車を展示。

まるなげひろば

↑以前、ダンボール戦車で、ファミコンを改造したラジコン“ファミコンラジコン”に相撲を挑んだところ負けてしまったため、リベンジ用にダンボールのファミコンを作ったとか。

まるなげひろば

↑およそ35万語を収録しているオンライン百科事典“ニコニコ大百科”。その内容を紙に出力したらどうなるか、というのを実際にやってみたのが、“ニコニコ大百科研究所?ひゃくらぼ?”の企画だ。すべての言葉を紙にすると、B0用紙で2万枚以上、幅103cm、高さ145cm、奥行き86cmという超巨大な辞書になる。身近にあって同じサイズのものに、押し入れの上段があるとか。

まるなげひろば
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↑他にも厳選した言葉を辞書5冊にまとめた『ニコニコ超百科(物理)卓上版』の展示も。

まるなげひろば

↑サークル“テレピン1000ml”の『油絵少女と握手』は、絵から飛び出す手をにぎることで、少女と握手している気分になれる作品。ハイテクを駆使して2次元のキャラクターを実体化する企画が多い中、油絵というアナログな手法だ。キャンバスが1.6×1.3メートルと大きいため、絵の中にいるような錯覚に陥ってしまう。

まるなげひろば
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↑“作ってみた業者”ことタップさんは、Kinectを使って、人の動きを認識しキャラクターを動かせる『透過スクリーン改』を展示していた。今年は、2人まで同時に認識できるようバージョンアップ。

まるなげひろば
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↑ニコつくの中で1、2を争う人気で長蛇の列ができていたのがこちらジェネシスさんが展示した痛車『ミクファード号』だ。アルファードを魔改造して、リア部分でリズムゲームの『Project DIVA』が遊べるようになっている。助手席にはPS3を格納していた。

まるなげひろば

↑あの世界一有名な配管工のご兄弟も視察に!?

まるなげひろば

↑会場内をぐるりと巡る、人力の“超乗合馬車”。有志を募って作成したLEDパネルを前後に搭載し、アピール力をアップ。馬役の人には、ニコニコ技術部の写真がパッケージされたチョコがプレゼントされた。

 語り尽くせないほど魅力的な出展、企画があふれていたまるなげひろば。niconicoにも“技術の無駄遣い”な作品が数多く投稿されているので、このゴールデンウィークにニコニコ技術部タグ(外部サイト)を巡ってみてはいかが?

■関連サイト
ニコニコ超会議3 公式サイト

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