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SIMフリーのキッズ向けスマホ!?気になるPolaSmaとKurio実機レビュー

2014年04月03日 07時00分更新

 クロスリンクマーケティングは、子ども向けにSIMフリースマホ『PolaSma』とWiFiタブレット『Kurio』を発表しました(関連記事)。

PolaSma / Kurio
↑左から7インチの『Kurio7S』、3.97インチの『Kurio4S』、5インチのSIMフリースマホ『PolaSma』。

 今回発表になったSIMフリースマホ『PolaSma』は、ポラロイドブランドで日本展開されるスマートデバイス第2弾にあたり、“子ども向け”という明確なターゲットがありながら、“クアッドコアCPU搭載”、“デュアルSIM対応”など、中国などの新興国で人気のある割と“ガチ”なスペックになっています。

PolaSma / Kurio
↑裏面には800万画素のカメラを搭載。裏ブラは外れるので、最近のスマホとしては珍しく電池の交換が可能。
PolaSma / Kurio
↑SIMスロットは両方とも標準(ミニ)サイズ。2.1GHz帯のFOMAエリアおよび800MHz帯のFOMAプラスエリアに対応し、LTEは非サポート。
PolaSma / Kurio
↑APNには数多くのドコモ系MVNO事業者の設定がプリインストールされていた。
PolaSma / Kurio
↑技適マークはソフトウェア表示で対応。端末情報から呼び出せる。

 今回同社がPolaSmaを発売するに至った理由としては、性別年代別に“欲しいもの”を調査したところ、小学生3年生から6年生までの女子が欲しいもの1位が携帯電話に並んだことを挙げています。また、小学1〜2年生の女子はゲーム機(ソフトを含む)が1位に来ていることから成長によって欲しいものに変化がみられ、子どもと子どものコミュニティーの中でスマホを中心とした携帯電話が必須アイテムになっていると分析していました。

PolaSma / Kurio
↑「このように同じものがまとまった年齢で1位になるのは珍しい」(クロスリンクマーケティング平石代表取締役)とのこと。

 そこで保護者の立場として気になるのが、“スマホにかかる料金”と“安全性”について。料金については端末の一括購入価格を約3万円に抑え、格安SIMを利用できるSIMフリー制を採用。さらにデュアルSIMスロットを備え、通話用、データ通信用と最適なSIMを運用することで維持費を抑えられるようにしています。

PolaSma / Kurio
↑PolaSmaと『BIGLOBE LTE・3G』の“エントリープラン”を利用した場合の月額シミュレーション。なお、トイザらス店頭ではPolaSmaとBIGLOBE LTE・3Gが併売される。

 “安全性”については、ペアレンタルコントロールアプリ“KIDO'Z”を搭載して対策。KIDO'Zは専用ストアからのアプリインストール、アプリ・ゲームの個別利用許可、保護者アカウントの設定、ウェブサイトの閲覧制限、1日の使用時間制限などが可能。また、別アプリで決まった連絡先にしか発信しない機能“キッズダイヤラー”、GPSによる子どもの位置情報確認サービス“子ども見守り居場所検索”(後日対応予定)も備える。

PolaSma / Kurio
↑『KIDO'Z』は子どもをインターネットおよびスマホのリスクから守るさまざまな機能を搭載。PolaSmaにプリインストールされている。

 一方、タブレットの『Kurio』は独自のペアレンタルコントロール機能に加え、あえて“タブレット”という形状を採用しAndroid標準のユーザー切り替えを売りにしており、“子どもと親がいっしょに使うタブレット”を目指しています。

 このKurioとPolaSmaの違いは、ターゲットにしている年齢層の違いによるもので、Kurioは7Sが4歳、4Sが6歳以上の子どもを対象としているのに対し、PolaSmaは9から12歳の子どもを意識しています。

PolaSma / Kurio
↑Kurio7Sは最も低い年齢層をターゲットにしているので、このように端末本体が専用のシリコンカバーで覆われています。
PolaSma / Kurio
↑Kurio4Sは、PolaSmaより画面サイズの小さい端末でありながらタブレットの形式をとっています。

 成長によって最適なデバイスを使いわけ、より効率的で安全なICT教育がこれからの子どもたちには必要なのかもしれません。もし、子どもの教育にタブレットやスマホといったデバイスを利用しようと考えている方は、ぜひとも“最適なデバイスは何か”という点をぜひ検討してみてください。

●関連サイト
PolaSma 公式製品サイト

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