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トヨタが超小型車i-ROADのモニターを実施 コンセプト車両と操作感の違いは?

2014年03月24日 18時00分更新

TOYOTA i-ROAD
●トヨタ自動車
●超小型電気自動車

TOYOTA i-ROAD

 トヨタ自動車(以下、トヨタ)は、3月24日から6月初旬までの間、首都圏(主に東京都、神奈川県)で超小型車『TOYOTA i-ROAD(以下、i-ROAD)』の日常的な使用での使い勝手を検証するモニター調査を実施します。

 モニター調査対象になるのは一般から有識者まで約20名を対象とし、10台のi-ROADを普段の生活で使用してもらいます。満足感や混雑する都市部での利便性を検証します。さらにi-ROADを使用することによって行動変化、目的地選択の影響を検証します。

 なお、モニター調査の対象者はトヨタと調査会社で指名し、インターネット上での公募は行わないとのことです。応募できるならしたかった!

TOYOTA i-ROAD
↑昨年の東京モーターショーで一般公開された『TOYOTA i-ROADコンセプトモデル』(写真左)

 さてこのi-ROADは、1人乗りの3輪電気自動車です。
 実は以前に写真左のコンセプトモデルに乗る機会がありました。車体は屋根付きのスクーターと大きさが変わらないくらいのコンパクトさです。チープな表現ですが、卵のような丸みを帯びたボディーはSF映画から飛び出してきたような印象です。なんでも、オートバイのような非常に軽快な乗り味と使い勝手をドライバーに提供するのがコンセプトなんだとか。

 説明によれば、プロトタイプの最高速度は60km/h。アクセルを踏み込むと、電気モーターのスムーズな加速感と車体のコンパクトさが相まって、スピード感は実際の速度より速く感じられます。またフォークリフトのように後輪で操舵するので、操作感が独特です。速度が高くなるのに比例してボディーを傾けて曲がるのは、オートバイ的な動きですね。
 
 慣れてくると地面に迫る感じが楽しくなってきます。僕もそうだったのですが、オートバイに乗ってない人だと最初はちょっとおっかなびっくりするかもしれないです。慣れてくると気持ちいいです。

 スペック上は、30km/hでの定速走行で最大50kmの走行が可能です。例えば、郊外から都市部までは公共交通機関で移動して、都市内ではi-ROADで移動することができたら便利ですね。コンパクトな車体をいかして、複雑で狭い都市部の道路もスイスイ走れるのでビジネス面でも有効な移動手段になると思われます。

TOYOTA i-ROAD
↑i-ROADのカラーバリエーション。ワクワク感と公道走行での視認性を考慮したカラフルなものとなっている。

 まだまだ法律上の細かい調整(例えば、免許の取り扱い)や生産コストの問題があります。ですが、問題の都市部での渋滞、そこから生じる排気ガスの問題や交通安全などの課題を解決するためにも早い実用化が待たれます。

■関連サイト
トヨタ自動車プレスリリース

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