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裸のままiPhone5sを防水加工するサービスを使ってシャワーをジャバジャバかけてみた

2014年03月07日 18時30分更新

防水加工サービス

 秋葉原のお店modcrewにて、iPhoneの防水加工サービス(関連記事)が始まりました。現在はiPhone4/4S/5/5s/5cが対象で加工料金は6980円。
 こちら、2年ほど前から話はあった(関連記事 ちょっとだけ登場)のですが、なかなかサービスインしないので立ち消えになったとばかり思っていました。

 このサービスを使ってみたい!けどiPhoneを持ってない!
 ということでソフトバンクのiPhone5sを自腹契約して、即、自腹で防水加工してみました。

 modcrewのお店は、秋葉原スマホケースショップcaseplayの2階になります。ここで取り扱ってるケースって個性的なのが多くて、見ているだけで楽しいです。個人的なオススメは、ケースにペンや小型工具が内蔵された『IN1 for iPhone』。実はコレ、ハサミが付いているのに飛行機の機内持ち込み許可(アメリカ運輸保安庁)を得ているスグレモノなんです。

IN1 for iPhone 5/5S Clear
防水加工サービス
ボールペンやドライバーに加え、毛抜きにハサミに爪楊枝も入ってます。ブラックやホワイトもあって5880円。
防水加工サービス

 いよいよmodcrewへと階段をあがると、落ち着いたバーみたいな空間が出現。なんて言うか、実にアキバっぽくないです。
 カウンターで防水加工希望を伝えると、規約同意書を渡されました。読んでみると“データは保障しない”“メーカー保証がなくなっても責任を負わない”“生活防水ではあるが水没はNG”といったことが書かれていました。いちばん気になったのは「防水加工後、端末に起こったすべてのことを保障しない」という文。こういった加工ですし、“絶対”ではないのはわかりますが、ちょっとだけ躊躇してしまいました。ま、すぐに同意書にサインしてしまいましたけど……。

規約同意書
防水加工サービス
同意書は2枚組で、すべて同意してチェックを入れないとサービスを受けられません。

 加工方法について聞いてみたところ、当初発表していた方法とは少し異なるとのこと。詳細は企業秘密でしたが、元々は“端末を分解して各部品をコーティングする”だったものを“分解せずに丸ごとコーティングする”方式に変更したとのこと。SIMカード受けの穴から、内部へのコーティング剤が入るみたいです。
“水没がNG”になったのは、これが原因かもしれませんね。ちょっと残念かも。

防水のデモ(2013年8月)
防水加工サービス
以前取材したときは、こういったデモをみせていただきましたが、今回のサービスでは水没NGなので、こんなことはできません。

 その代わりといってはなんですが、午後2時までに手続きを済ませられれば当日持ち帰れるという、加工時間の短さがうれしいですね。2時を過ぎると翌日渡しになるので注意。
 私の場合は、13時30分に手続き完了して、17時ごろ加工完了の連絡がありました。お昼ゴハンを食べて、お店を回っているうちに終わってしまった感じです。

 受け取ってみた第一印象は、ホントに防水加工したの?というぐらい違いがわからなかったということ。実は、加工前と加工後で重量をはかってみたのですが、0.1グラムも変わっていませんでした……。
 外装を触ると少しベタ付く感じがありましたが、柔らかい布で強めに拭くと取れました。どうやらこれが防水コーティングの秘密のようです。

防水加工前重量
防水加工サービス
公開されているスペックよりも1グラム重いですが誤差ということで…。
加工後重量
防水加工サービス
防水コーティングにより、0.1グラムぐらいは重くなると思いましたが、まったく変わらず。


 ということで、シャワーを浴びせてみました……。
 液晶面だけでなく、ボタン周りまでジャバジャバと浴びせましたが、iPhone5sは何事もなかったように動いています。

液晶面に浴びせてみました
防水加工サービス
静電容量式のため誤動作してますけど、それ以外は通常と変わらず。
背面にジャバジャバ
防水加工サービス
カメラやフラッシュあたりにかけましたけど、浸水しませんでした。
SIMスロットやボタンにジャバジャバ
防水加工サービス
SIMスロットはいちばん穴の面積が大きいので、かなり危なそうですが……。問題なし。

 イヤホン、Lightning端子にスピーカー部分といった“穴”に水が詰まっても大丈夫。これはスゴイの一言。(端子の利用は乾燥してから)

端子部分にジャバジャバ
防水加工サービス
コネクター表面もコーティングされているようで、水がなかに詰まっても大丈夫でした。

 調子にのって温かいシャワーをかけたところ、湯気でカメラのレンズ内が曇ってしまいましたが、半日ほどしたら元どおりに。

お湯のシャワーをジャバジャバ
防水加工
40度前後のお湯を液晶面に……。水は大丈夫だったのですが、カメラ内部が曇ってしまいました。
曇ったレンズで撮影すると…
防水加工サービス
曇った状態で撮影すると、全体的に白くなりソフトフォーカスがかかったような絵に。半日後には解消されました。

 あくまで生活防水程度ですし、保証もありませんが、じゅうぶん検討に値するサービスではないでしょうか。
 個人的には料金に見合うだけの効果があり、加工してよかったと思っています。

 と、このときは思っていたのですが……悲劇が起こってしまいました(続く)。


関連サイト
modcrew(防水加工サービス)
caseplay
 

※こちらの防水加工サービスおよび水をかける行為について、弊社や編集部、筆者は本体の動作や防水性能などの一切について保証いたしません。使い方によっては端末が壊れてしまうことも考えられます。ご自身の責任において、サービスを受けるかどうかの判断をお願いします。

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