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キヤノン『G1 X Mark II』は硬派なデザインで男心をわし掴み:CP+2014

2014年02月18日 14時00分更新

 2月13日 (木) から16日(日)までパシフィコ横浜で開催された 『CP+2014』。その中でもイベント1、2を争う注目を集めていたのは、ハイエンドコンデジ 『PowerShot G1 X Mark II』 (以下Mk.II) でした。

Canon G1 X MarkⅡ
Canon G1 X MarkⅡ
Canon G1 X MarkⅡ

 2012年3月に発売された先代 『PowerShot G1 X』 (以下Mk.I) 。 特徴はデジタル一眼レフ 『EOS』 シリーズのAPS-C機が採用するCMOSセンサーをベースにした、コンデジとしては大型の1.5型CMOSセンサーです。

 500gに迫る重厚なボディー、それに見合ったデジタル一眼レフカメラに引けをとらない性能で、ハイエンドコンデジの中でもひと際注目を集めていました。

先代 『PowerShot G1 X』
Canon G1 X MarkⅡ

 さて、話をMk.IIに戻します。ボディーはファインダーが廃止され、Mk.Iより凹凸が減りスマートになりつつも『PowerShot』 シリーズのフラッグシップモデルらしい力強いデザインは受け継がれました。グリップ部分はホールド性を高めたカスタムグリップに交換することができます。実際に持ってみた感じはコンデジの中ではずっしりと重みがあって構えたときの安定感があり、普段70Dをぶら下げている僕としては◎。

 最大の特徴は上側に180度、下側に45度動くタッチ対応のバリアングル液晶です。180度上にタッチパネルを立てた場合は “自分撮り”ができます。タッチパネルは 『EOS 70D』 と同様に任意のAF位置の指定をタッチできるので手前の被写体をボカして奥の被写体にピントを合わせたり、動画撮影時にピントを合わせたいところを指定することが可能です。

Canon G1 X MarkⅡ

 レンズは光学5倍ズームです。特徴としてシャッター半押しのAF決定後にレンズのボディー寄りにある、スムースリングでフォーカス調整ができる “フルタイムマニュアルフォーカス” を搭載しています。

 心臓部は 『DIGIC 5』 から高感度 (ISO100~12800) でのノイズが出にくい 『DIGIC 6』に進化。夜間撮影では手軽に一眼レフに匹敵する写真が撮影可能です。

『G1 X MarkⅡ』 オプションアクセサリー
『G1 X MarkⅡ』 オプションアクセサリー

 Mk.IIのオプションアクセサリーも展示されていました。その中でMk.IIと同時購入されそうなアクセサリーは“EVF (外付け電子ビューファインダー)” だと思います。装着するとちょんまげみたいで勇ましくも見え、のぞいてみると “視野率約100%、XGA236万画素高精細液晶”を掲げているだけあって、鮮明な映像が目に飛び込んできます。ファインダーがあることでより安定して撮影できますし、のぞきこんで撮影する姿は様になるってもんです。決して安くはない3万4650円というプライスも納得できます。

外付け電子ビューファインダー EVF-DC1
Canon G1 X MarkⅡ
EVF取り付け時
Canon G1 X MarkⅡ

 もし僕がこのMk.IIを購入するとしたら、当然外付け電子ビューファインダーを同時購入です。マイ70Dの立場危うし!? と思わせるぐらいの性能を秘めているコンデジでした。

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