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組み立て式簡易防音室の『だんぼっち』にこもって自分を取り戻せた

2014年02月12日 10時00分更新

 声を出したい、歌いたい、熱い恋心をたぎるままに叫びたい! そんな思いがたまっている人いませんか。はい、私です。

■ヒトカラに最適の『だんぼっち』を試してみました

だんぼっち

だんぼっち
●VIBE
●直販価格 5万9800円

 じゃじゃ~ん。そこで、声を出したい人に最適の簡易防音室『だんぼっち』の登場です。床面積80×110センチ、高さ164センチと人ひとりが入ってちょうどいいほどの個室になっています。魅力は、直販価格5万9800円というお手軽価格。本格的な防音室は10万円以上はしますもんね。ヒトカラやニコ動の配信、胸引きちぎられる失恋で慟哭するにはぴったりなのです(別に何かあったわけではありません、私)。

■段ボール素材にこだわりあり

だんぼっち

 素材は『だんぼっち』という名前が示すように段ボールですが、このように分厚いです。強度がしっかりしているペーパーハニカムや防音性が高い積層段ボールなどを組み合わせて使用しているので減音効果ばっちりで、特に“声”の防音が優れているとのことです。

■組み立て式なので置き場所も困らない

だんぼっち
だんぼっち

 『だんぼっち』は組み立て式で、1枚ごと壁のパーツを自分で取り付けていきます。自室に設置して不要なときは分解もできるので、ポータブル防音室と言っても過言ではありません。

だんぼっち
だんぼっち

 組み立て最中はこんな感じ。パーツの固定は付属の手で回せるネジだけでオーケーなので、特別な工具要らずです。ドライバーやネジがなくても大丈夫。女子でもある程度ひとりで組み立てらますよ。ただ、ネジで壁を固定するまでは崩れないように気を使うので、何人かで組み立てるのがやはり安全です。

■『だんぼっち』の中は快適空間

だんぼっち

 いえーい。『だんぼっち』の中はこんな感じです。机として使える台もあるのでPCやスピーカー、電気スタンドなどをここに置きます。この、周囲から隔絶された小部屋なら、声を出しても仕事さぼっても、マリコに電話して悪女を演じてみても誰からも見えません(もうわけわからないことに)。

だんぼっち

 『マジカル置くだけ! スピーカー』を設置して中でボカロ曲を思いっきり歌ってみました。気密性が高いので、楽曲も響くし自分の声も大きく聞こえ、マイクなしでも気持ちいいです!

 ただ、『だんぼっち』は完全の防音をうたっている製品ではなく、“隣室への音漏れ防止程度を希望する方にオススメ”とされています。確かに中で大ボリュームの曲を流すと、うーん、外からも漏れ聞こえますね。まぁ、前述したように本格的な防音室は10万円以上するので、手軽な価格で減音効果が高い空間をつくれるというところで満足するべきでしょうね。

だんぼっち

 中は照明を自分でセットしないと光源はありません。PCとスマホの灯かりでこんな感じ。だけど、この薄暗さがやたら落ち着くんですよーー。実際使ってみて感じたのは、『だんぼっち』の1畳に満たない個室がパーソナルスペースとしてとても心地良いこと。静かでかつ、段ボールの親しみのある質感がなんとも言えないです。しばらくポカーンとしていると見失っていた自分を取り戻せた感じでしたぁ。

 いかがだったでしょうか。今週発売中の週刊アスキー3/18増刊号 No.967(2月10日発売)にも、私が『だんぼっち』のレビューをしていますので、こちらも見てくださいね。

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