2013年12月06日18時30分

オンキヨー、成長著しいホームエネルギー関連市場に本格参入!

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ONKYO ELE

 オンキヨーといえば、高品位な各種AV機器や、ハイレゾ音源配信サービス『e-onkyo music』の提供、そして我々週アスでもなじみのあるPCのメーカーとして広く知られる企業です。その子会社であるオンキヨーディベロップメント&マニュファクチャリング(以下、ODM)がホームエネルギー関連製品の製造販売を本格的に開始すると発表しました。

 具体的には“ONKYO ELE(オンキヨーイーエルイー)”というブランドを立ち上げ、家庭内のエネルギーを管理するHEMS機器をはじめとするホームエネルギー関連機器を展開するといいます。

※HEMS(へムス):Home Energy Management Systemの略。照明やエアコン等のエネルギー消費機器、太陽光発電システムなどの創エネ機器、蓄電池や電気自動車などの蓄エネ機器と連携することで、家庭内のエネルギーを管理するシステム。いわゆる“スマートハウス”実現のために欠かせない制御技術。

 製品の第一弾、『ONKYO HEMS』の生産販売は2014年4月からの予定。『ONKYO HEMS』は、HEMS制御盤とコントロールユニットがセットになったシステムで、接続機器が自由に選べる高い拡張性が特徴です。電気に加え、ガス、水道の使用量も管理できるとのこと。蓄電池と接続しての制御も可能です。

ONKYO ELE ONKYO ELE

↑コントロールユニット(制御ソフトをインスールしたタブレットとHEMS制御盤。

 太陽光発電に加え蓄電池の電力も、コンセント出力の家電はもちろんコンセント出力ではないシーリングライト等の照明機器などにも使用できるとのこと。また、停電時の電力制御も可能なほか、さらには電気、ガス、水道も含めて家庭内エネルギーの使用状況を把握するなど、高度な機能を搭載します。

 合わせて、セル単体の温度・蓄電容量を管理して、特定のセルに過充電ができないようにコントロールするBMS(バッテリーマネジメントシステム)機能を搭載した蓄電池も販売していくとのこと。

 HEMSといえば、電気自動車開発にしのぎを削るクルマメーカーや、住まいで使う電気の効率化を推進する家電メーカーから、住宅メーカー、インフラ系会社等々、さまざまな企業がこぞって参入し、巨大市場を形成しつつある超有望ジャンルのひとつです。

 総合マーケティング会社の富士経済によれば、「2020年のHEMS市場規模は119億円、2011年比で約20倍の成長が予測される」といいます(『スマートハウス関連システム・サービスの市場を調査』2013/02/19)。2020年、国内スマートハウス関連市場全体としては3兆6362億円にも上る見込みです。

 三重県に生産拠点を置くODMは、長年培った高いオーディオ生産技術や品質管理ノウハウをもちますが、近年、コスト競争力や生産効率の向上を目的に、そうしたオーディオ機器の生産拠点を海外に移す動きがあるそうです。代わりに、新規カテゴリー製品の生産への取り組みとして、成長著しいホームエネルギー機器の分野に本格参入することになったようです。

 オンキヨーに限らず、生産から信頼性試験、出荷までを一貫して行なえる体制をもつ国内生産拠点が、こうした高付加価値な新規カテゴリー市場に打って出るケースは今後増えていくのかもしれません。国内に生産拠点を置くメーカーの挑戦に注目です。


■関連サイト
オンキヨー
e-onkyo

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