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スマホが圏外でもデータをやりとりできる“アドホックモード”をドコモが開発中

2013年11月21日 18時00分更新

 LTEや3Gの回線を使わずに情報をやり取りができる『アドホックモード』をドコモが開発中と発表しました。回線の替わりにBluetoothを使うことで、小さなネットワークグループを作る仕組みのようです。

ドコモアド

 混雑したイベント会場や地下などで携帯回線が使えないときにコミュニケーションツールとして期待できます。
 また、アドホックモードを利用して、人と待ち合わせするときに近づくとバイブやフラッシュで知らせてくれる“まちあわせアプリ”。お店のまわりでタイムセールやイベント情報が受け取れる“情報伝搬アプリ”も開発中とのことです。
 災害時など携帯回線が機能しない状況でも情報共有ができます。普及すれば日常が便利になるだけじゃなく、安否確認などでアドホックモードの活躍が期待できますね。

以下、リリース文です。

近距離通信を活用した新たなコミュニケーション手段の開発

 株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、携帯電話ネットワークを介さずに情報をやり取りできる「アドホックモード※1」でAndroidTM OSのスマートフォン同士での通信が可能な新たなコミュニケーション手段を開発し、今後イベントや災害時などに活用できる新たなサービスとしての有用性・実用性の検証を進めてまいります。
 この新たなコミュニケーション手段はエヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社が開発した近距離通信技術を用いており、スマートフォンやタブレットに搭載されているBluetooth®を使うことで音声やパケット通信などの携帯電話のネットワークを介さない「アドホックモード」により、近距離に存在するスマートフォン同士で情報の伝達をすることができます。
 例えば、混雑したイベント会場でのチャットや伝言など特定の場所に集まった人々の間での情報交換の手段として使えます。また、災害時など携帯通信網が機能しない状況での一斉情報伝達など、新たなコミュニケーション手段としての活用が考えられます。
 ドコモは、今後も新たなサービスを提供し、お客さま一人ひとりのスマートライフのパートナーとして、お客さまにベストなサービスが提供できるよう取り組んでまいります。
 ※1 スマートフォン同士が携帯電話ネットワークを介さずに直接情報の受け渡しを行う動作を「アドホックモード」と称しています。

●関連サイト
ドコモリリースページ

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