2013年11月22日13時00分

【SIMフリースマホと香港~シンガポール縦断バスの旅1】寝台バスで深夜の中国を爆走!!

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 旅バカライター中山です。旅バカに明け暮れていたら、連載の仕事がひとつ終了してしまい、ちょっとヒマになってしまいました。ということは……旅に出られるよね! と、性懲りもなく日本を飛び出しちゃうのが私です。

 とはいえ仕事がなくなったわけですから、フトコロは寂しい……ならばなるべくお金をかけないで行こうと思いついたのが、香港から中国→ベトナム→カンボジア→タイ→マレーシア→シンガポールの陸路をすべてバスで行くという旅。

地図だとこんな感じ
SIMフリースマホと香港〜シンガポール縦断バスの旅
↑ザックリと書くと、このようなルート。いったい総ルートは何kmになるのだろう? ベトナムは数年ぶりに行くので楽しみです。

 東南アジアはバス路線が充実していて、国内ルートはもちろん、国境を越えるバス路線もあるため、調べた限りではバスだけでも問題なく移動できそうです。ただ、正直いうと、移動手段としてのバスはあまり得意でないんですよ。しかも東南アジアのバスというと、狭くてギューギュー詰めのイメージがあり、ちょっと及び腰ではあるのですが、最近のバスには一等席やVIPクラスなど、かなり高級感のある座席もあるとのこと。旅行ついでにバス旅嫌いが克服できるといいなぁ、というのが今回の狙いです。

【11月14日~16日:香港・中国】

■格安航空LCCで香港へ

 そうと決まれば、早速香港までの航空券の手配。お金をかけないで旅をするというのも今回の旅の狙いなので、飛行機はLCC(格安航空会社)を使います。ちょうど11月から香港エクスプレスというLCCが、羽田~香港便を就航しており、15kgの荷物料金も含めて、なんと片道131.2ドル(約1万3100円)で購入できちゃいました。
 ちなみに、帰りもLCCを使って帰ってくる予定ですが、シンガポールまでどれくらい移動日数がかかるか分からないので、帰りの航空券は買っていません。

LCC定番のA320
SIMフリースマホと香港〜シンガポール縦断バスの旅
↑羽田空港で待機する香港エクスプレスの機材。LCC定番の、A320(エアバス製)です。

 気になる香港エクスプレスの機内ですが、思ったほど悪くはありませんでした。LCCと一般的なフルサービスキャリア(レガシーキャリア)との大きな違いは、

●機内でのドリンクや食事は有料
●パーソナルモニターなし
●毛布やマクラが有料の場合もある

といったところ。

 気になる座席ですが、最近はフルサービスキャリアでも短距離用の機体はシートピッチが狭くなっている傾向にあるんですが、香港エクスプレスはほかのLCCとくらべて、シートピッチがほんの少し広め。おかげでシートが狭いという印象はありませんでした。また、飲み物の持ち込みがオーケーで、搭乗前にペットボトルのお茶を買って、機内で飲めたのもよかったです。

 座席にパーソナルモニターはなく、羽田を深夜の1時30分出発ということもあり、安定飛行に入ると機内は真っ暗。飛行機は寝て過ごすという人には逆にピッタリかもしれませんね。

 実際に私も安定飛行に入るとウトウトし始め、機内サービスをしていることにほとんど気が付きませんでした。ちなみに機内で食事や飲み物を購入する場合には、クレジットカードか日本円はお札のみしか使えません。

機内は左右3席 シートピッチは広め 機内食は有料
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↑通路を挟んで左右3席ずつの配列。全席エコノミーで、最前列など足下の広い席は追加料金2000円を払えば指定可能。 ↑シートピットは約30インチ(約76センチ)。身長176センチの筆者でも十分余裕がある。 ↑シートポケットの機内食メニュー。60香港ドル(約770円)の点心セットが美味しそう。裏面はドリンクメニューでソフトドリンクが20香港ドル(約260円)でした。

 5時間のフライトののち、香港国際空港に到着。現地時間5時半と早朝なので入国審査も人がまばら。機内に預けた荷物もピックアップして、スムーズに香港へ入国です。

 早速現地での通信回線確保のため、空港内のキャリアショップに向かいます……が、朝早すぎて開いていません。香港在住の山根博士によれば、7時からオープンとのこと。(ちなみに香港は宿代が高いので山根博士(@hkyamane)の自宅に居候させてもらいました。ありがとうございます!)

「早すぎたんだ……閉ってやがる」
SIMフリースマホと香港〜シンガポール縦断バスの旅
↑早朝7時にオープン。街中でもカンタンに買えるので、時間がもったいない人はさっさと街中に移動したほうがいいかも。

 香港国際空港内は無料のWiFiサービスが使えるので、1時間ちょっとの待ち時間なら苦になりません。ベンチでPCを開いて、メールをチェックしたりウェブを見たりして時間をつぶし、キャリアショップのオープンと同時に飛び込んで無事にSIMをゲットしました。

3(スリー)のSIMを購入
SIMフリースマホと香港〜シンガポール縦断バスの旅
↑Hutchisonのブランド“3(スリー)”のSIMを購入。価格は198香港ドル(約2550円)で、198香港ドルぶんのチャージが加算されています。

 今回の旅に持参したSIMフリースマホは、『iPhone5s』と『Xperia Z1海外版』、『Xperia Z Ultra』の3台。すべて欧州で入手したモデルです。Hutchisonでは、店員にiPhone5sを渡すと日本語表示にも関わらず、APNなどをテキパキと設定してくれます。さすがはSIMフリーケータイ天国の香港。自分で設定する場合は、APNなどの項目は下記の通り。

 APN:imobile.three.com.hk
 ユーザーID:空白
 パスワード:空白

 データ通信量は1日最大28香港ドル(約360円)。使用したぶんだけチャージからマイナスされていきますので、通話などに使用しなければ7日間くらいは使える計算です。また3(スリー)のSIMは、海外定額ローミングのサービスが1日168香港ドル(約2160円)で利用でき、日本キャリアのローミング代2980円/日よりも安い。陸路で国境を越え、次の国のSIMを入手するまでの“つなぎ用のSIM”としても利用する予定なので、ショップでさらに300香港ドル(約3860円)をチャージ。最終的にボーナスで100香港ドルぶんがプラスされ、合計598香港ドルぶんが利用できるようになりました。

■LTE対応SIMとバスのチケット購入

 通信回線も確保したところで、山根博士の自宅へ荷物を置き、街中へ長距離バスチケットを購入しにいきます。その前にSIMを販売している屋台が集まっているサンスイポー(深水埗)で、さらに2種類のSIMを購入します。サンスイポーについて詳しくは山根博士のレポート(関連記事)を参照ください。

屋台でSIMを追加購入
SIMフリースマホと香港〜シンガポール縦断バスの旅
↑露店でカンタンにSIMが購入できるのが香港の素晴らしいところ。

 買ったSIMのひとつは、香港内で使用するための、LTE対応SIM。今回持参したSIMフリースマホは3台ともLTE対応なので、ちょっと試したかったわけです。

LTE対応のプリペイドSIM
SIMフリースマホと香港〜シンガポール縦断バスの旅
↑中国移動香港のLTE対応プリペイドSIMを50香港ドル(約640円)で購入。価格は店によって上下しますが、だいたい55香港ドル前後でした。

 このSIMには、80香港ドルが最初からチャージされていて、通信は28香港ドル/日で定額利用が可能。チャージなしで2日間は使える計算です。香港滞在は1泊だけなのでこれで十分。APNなどの設定は下記の通り。

 APN:peoples.net またはcmhk
 ユーザーID:空白
 パスワード:空白

 期待していたLTE通信ですが……うーんエリアが狭い(笑)。山根博士も「エリアは香港最弱ですからね」と言っていましたが、本当にその通り。街中でも3Gで通信していることが多いです。香港滞在も1泊だけですし、これは買わなくても良かったかも……。

速度はさすがのLTE
SIMフリースマホと香港〜シンガポール縦断バスの旅
↑ギリギリLTE電波をキャッチした状態で計測。下り11.74Mbps、上り8.12MbpsとLTEらしい速度をマーク。

 もうひとつのSIMは中国での通信用。滞在せずにバスで通過するだけの予定なので、中国でSIMを購入している時間がないのと、中国ではFacebookやTwitterなどSNSが規制されていて、海外SIMでないと接続できません。そこで中国内で安くローミングできるSIMを選んで購入します。

中国キャリアの香港SIM
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↑中国のキャリアChina Unicom(中国聯通)が、香港で提供しているSIM。これなら中国内でSNSができる。

 SIM自体は66香港ドル(約850円)。さらに100香港ドル(約1290円)をチャージしておきました。通信料は1日300MBあたり38香港ドル(490円)です。APNなどの設定は下記の通り。

 APN:3gwap
 ユーザーID:空白
 パスワード:空白

 これでひとまずSIMの準備が完了。続いてバスチケットの購入です。モンコック(旺角)にある、中国旅行社という会社がバスチケットの取り扱いをしているため、そちらに向かいます。

モンコックの中国旅行社
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↑ほかにもいくつか支店がありますが、バスの出発もここなので、ここで購入したほうがわかりやすいです。
チケット売り場は先達廣場の近く
SIMフリースマホと香港~シンガポール縦断バスの旅1
↑ケータイマニアなら誰もが知っている“先達廣場”からさらに2ブロックほど離れた場所。

 2階のカウンターに行き、受け付けの人に英語で「香港から南寧までのバスチケットが欲しい」と伝えると、「英語わかりません」との解答……。しかたなく、手書きメモアプリを使って漢字で書いて見せると、すんなり伝わりました。

字が汚くても伝わった 香港~南寧までのチケット
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↑実際に見せた手書きメモ(アプリ『Note Anytime』)。河内はハノイ、巴士はバスです。広東語が話せなくてもコミュニケーションができる漢字ってステキ。 ↑香港から南寧までは、380香港ドル(約4900円)。2枚つづりなのは、香港から国境の皇崗口岸までと、皇崗口岸から南寧までのため。

 そんなわけで拍子抜けするほど簡単に購入。ここではクレジットカードは使えず、現金払いのみとなります。

 これで南寧までの準備は完了。香港でのミッションはコンプリートしたので、それ以外の時間は山根博士の自宅にこもり、日本でやり残した仕事などをこなして過ごしました。

食事は香港らしく 街歩きはそこそこに
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↑実は風邪気味ということもあり、香港での食事は軽いものをメインに。ピータン入りのお粥は26香港ドル(約340円)。 ↑街中へはバスチケットを買いに行っただけ。モンコック周辺をブラブラしましたが、すぐに撤収。

■いよいよバスで香港を出発~!

 バスは、チケットを購入した中国旅行社の前から出発。ビルの入り口の前に係員が立っているのでチケットを見せると、服にシールを付けてくれます。行き先ごとに色や文字が違っているため、このシールが、国境を超えてバスを乗り換えるときの目印になるわけです。

シールが目印
SIMフリースマホと香港〜シンガポール縦断バスの旅
↑南寧と書かれたシールを胸に貼ります。つまりまったく同じシールの人をマークしていれば、中国語がわからなくてもなんとかなりそう。

 集合時間の17時35分を少し過ぎたくらいに係員の案内があり、バスに乗車。南寧行き以外のシールを貼った人もいたので、途中までは、ある程度まとまったグループで移動のよう。1時間ほどで中国国境の皇崗口岸へ到着です。

国境までは普通のバス
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↑香港内は普通の大型バスで移動。南寧以外の行き先の人も多く、満席になりました。
香港出国
SIMフリースマホと香港〜シンガポール縦断バスの旅
↑バス到着後はまず香港のイミグレーションへ。このあと同じバスに乗り込むので、トランクに入れた荷物はそのままです。

 香港のイミグレーションを通過後、再度同じバスに乗り込んで橋を渡り、中国側のイミグレーション(出入国審査場)へ、すべての荷物を持って向かいます。

中国側のイミグレーション
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↑外国人窓口には、10人ほどの列が。それでも窓口がひとつだけなのでちょっと待たされました。

 入国審査の順番待ちで時間がかかったものの、税関も含めて特に問題なく通過。外に出て、“巴士”と書いてあるあたりに行ってみると、係員に南寧行きは並んで待っていろと指示されました。……が、マークしていた同じシールの人が見当たりません。
 しばらく待っていると、見知らぬ係員が付いて来いと案内。少し不安になりながらも後を付いていくと、ちゃんとバスが待っていました!

バスがあった!
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↑どうやら入国に時間がかかったので、ほかの乗客は先に案内されていたようです。中には同じシールを付けていた人がすでに乗車していました。

 皇崗口岸から南寧までは、指定席。チケットに書いてある自分の席に行ってみると、しっかりと中国人のおじさんが座っていました。まぁ中国では普通のこと(笑)。ここは自分の席だとアピールして、席を開けてもらいます。
 ちなみに、このバスは寝台バス。座席といってもベッドようになっていて、寝転びながら目的地に向かえるスタイルです。

2段ベッドが左右に
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↑バス内部は上下2段ベッドが左右に配置されているレイアウト。ちなみに土足厳禁で、バスの入り口で靴を脱ぎます。
マクラと布団つき 足もとには穴
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↑各席にはクッションがひかれていて、マクラと布団も用意されています。完全に横になって寝られます。 ↑足下は前の座席の頭の下に足を入れて寝る形。身長176センチの私のばあい、ちょっと窮屈でした。

 全員が乗車したところでバスは出発、南寧へと向かいます。深夜の高速道路ですので、景色は真っ暗。さらに車内も真っ暗なので寝るしかないです。あと、大事なポイントとして、車内が寒い! 東南アジアのバスや電車は、とにかくエアコンをガンガンに効かせるので、長ズボンや長袖が必須です。

サービスエリアでトイレ休憩
SIMフリースマホと香港〜シンガポール縦断バスの旅
↑バスではペットボトルの水がもらえますが、食料はなし。トイレ休憩用のショップでも買えますが、中国元が必要なので、香港で両替しておく必要があります。

■南寧からバスを乗り継いでベトナムへ

 無事にバスが出発したところで、準備していたChina UnicomのSIMをXperia Z Ultraに挿入。定額パッケージを申し込むため、通話アプリから、“*118*441#”と入力して通話ボタンで送信するだけなのですが、ちゃんと電波はキャッチしているのになぜかエラーで送れない! 何度やってもダメで、Xperia Z1に挿し変えてもダメ。

 SMSは送れるかもしれないと思い立ち、香港の山根博士に「コードを入力してもエラーで設定できない!!」と泣きついたところ、「GSM(2G)に固定してやってみて」との返信。……え、それだけ? と半信半疑でGSM固定にしてみると……無事登録できました!! さすがは博士と呼ばれるだけのお人ですっ!! ちなみにそのあとW-CDMA(3G)に接続を切り替えたら、ちゃんと3Gの速度で通信できるようになりました。

China Unicomの定額申し込み
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↑GSMに固定してから、コマンドを入力したら成功。24時過ぎると登録は無効になるので、再度入力する必要があります。

 さて。バスは順調に高速道路をひた走り、翌朝8時に南寧のバスターミナルに到着。そのままターミナル2階のチケット販売窓口で、ベトナムの首都、ハノイまでのバスチケットを購入します。今回も手書きメモアプリに、行き先の“河内”と書いて見せたらすんなり買えました。料金は168元(約2750円)です。

ちゃんと並んでいます 大きなバスターミナル
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↑南寧バスターミナルのチケット販売所。中国なので覚悟していましたが、意外にもみなさんちゃんと並んで買ってました。 ↑高速列車網が整備されても、中国では長距離バスが主流。行き先ごとに30近くの乗り口がありました。

 バスの出発時間は10時。出発まで2時間ほどあるので、バスターミナルに併設されているケンタッキーフライドチキンで朝食をとりました。外国人用の待機場所も用意されているため、十分快適に過ごせます。トイレも和式でしたが、ちゃんと個室。ただしトイレットペーパーはないので持参したほうがいいです。

中国ではKFC
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↑チキンバーガーと揚げパン、お粥、豆乳の朝メニューで22.5元(約370円)。

 待合室で待っていると、発車予定時間の10時に案内がありバスに乗車。南寧からのバスは、一見すると普通の大型バスですが、中は結構オンボロ。背もたれもフリーダムに倒れていきます。

大阪行きじゃないよ
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↑越南(ベトナム)河内(ハノイ)行き。外観はキレイなバスです。
背もたれ倒れすぎ
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↑背もたれが倒れすぎて、逆に座りにくいです。あと、座面を持ち上げたら取れちゃいました。

 乗り込んだバスで目指すはベトナムとの国境、ユウギカン(友誼関)。深夜バスと同様、途中でトイレ休憩を挟みながら、高速道路をひた走ります。中国内のルートは整備された高速道路ばかりで、乗っているぶんには快適です。

 4時間ほど走ったところで、ひとまず国境近くの街に到着。地元の人も何人か乗っていたようで、ここで降りる客もいました。代わりに乗り込んできたのが両替商の人たち。バスの中で中国元からベトナムの通貨ドンへと両替してくれます。ですがレートが悪いのと、以前旅行したときにドンが少し残っていたので私はパス。

 さらに両替商はベトナムのSIMも売っていました。時代ですねぇ……とはいえ、街中のほうが安く買えそうなのと、使えなかった場合交換できないので両替同様、こちらもパスしました。

SIM屋さんが乗り込んできた
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↑立っている男女ふたりが両替商。手には札束とSIM束をもってバスの中を営業して回ります。
歴史を感じる国境
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↑友誼関はちょっとした観光地の雰囲気。古くから中国とベトナムあいだで交流したり交戦したりと歴史のある場所です。

 その後、バスはイミグレーション近く駐車場に停車。中国側のバスはここで降車します。バスはベトナム側から来た客を乗せて南寧へ戻るというシステム。つまり、国境の先にはベトナム側のバスが待っているわけです。

小型カートで送迎 ストラップで識別
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↑イミグレーションの近くまでは、カートで送迎。バスの料金に乗車賃も含まれています。 ↑バスの乗客には専用のストラップが配られます。これを付けていればカートにタダで乗せてもらえるほか、国境を越えたあと、係員がベトナム側のバスに案内してくれます。

 国境ではまず中国側のイミグレーションで出国手続き。これは問題なし。ふたたびカートに乗り込んで今度はベトナム側のイミグレーションで入国手続きです。

 実はここが今回の旅の山場と踏んでいました。というのもネットで調べた情報では、非常に混雑しているだけでなく、列を作らず我先にとパスポートを係に手渡し、それが帰ってくるまで窓口に張り付く……といった内容のレポートばかり。

 気を引き締めて、イミグレーションの前に来てみたら……。あれ、なんか雰囲気が違う……。

超キレイなベトナム側の建物
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↑ネットでみんなが言ってた情報と全然違う……! キレイなビルのベトナム側イミグレーション。

 たまたま、ベトナム在住の日本人が同じバスに乗り込んでいたので聞いてみると、ここ半年ほどで新しくなったとのこと。きちんと列をつくり、順番に1対1で審査する普通のシステムに変わっていました。さらに、入国カードの記入も不要でした。

 こういったシステムは結構変わりやすいものではありますが、ネットの情報だけだとわからないこともありますね。

 というわけで、ノートラブルで入国審査と税関を抜け、3ヵ国目のベトナムに無事到着。またまたカートに乗り込んで、ベトナム側のバスが止っている駐車場まで向かいます。

ベトナム側のバスがこちら
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↑ベトナム側も大型の観光バス。つきだしたサイドミラーがタレ耳みたいでカワイイ。
座席はちょっとだけマシに……
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↑椅子は中国側の席よりもいい。シートピッチも広めで窮屈さはなし。

 中国とベトナムとは1時間の時差があるので、時計を1時間巻き戻した現地14時に出発。高速道路ばかりだった中国とは違い、ベトナム側は一般道を走るので、椅子が良くなった反面、道路からの突き上げで揺れたり、スピードの増減が激しかったりと、乗り心地は良くありません。

危険なベトナムの交通事情
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↑走行中のバスから撮影。これ、実は2車線じゃなくて片側1車線です。平気で逆走するので超危険。
休憩場所でフォー
SIMフリースマホと香港〜シンガポール縦断バスの旅
↑途中のトイレ休憩でサービスエリア的な飲食店に立ち寄ったので、昼食にフォーを食べました。3万ドン(約150円)。

 ベトナムに入ってからは、HutchisonのSIMに切り替え、定額ローミングを申し込みます。通話アプリから“*127*31#”と入力して発信すればオーケー。定額ローミングをストップする場合は“#127*31#”と発信します。これで、ベトナムのSIMを購入するまでの時間をしのぐことに。

 バスは国境を出てから、4時間ほどでハノイ市内に到着しました。香港を出てから約25時間でここまで来たわけです。周囲はすっかり暗くなっていましたが、ホテルは中国内を走っている間にネットで予約しておいたし、場所もGoogleマップ上にスターを付けてチェック済み。詳しくは私のマイマップ(関連サイト)で確認できます。

 だけど、バスを降ろされたここはいったいどこ? 私はここから、どうやってホテルまで行けばいいの?? というところで次回に続きます!

今回のルート
SIMフリースマホと香港〜シンガポール縦断バスの旅
↑Googleマップで検索したルート。トラッキングした情報と比べてみましたがほぼ同じです。

旅費メモ
●交通費(長距離のみ)
羽田~香港航空券 130ドル(約1万3100円)
香港~南寧バス代 380香港ドル(約4900円)
南寧~ハノイバス代 168元(約2750円)
合計 約2万750円

●宿泊代
合計 0円(山根博士の自宅およびバス泊のため)

●通信費
Hutchison SIM&チャージ 498香港ドル(約6400円)
中国移動香港 LTE対応SIM 50香港ドル(約640円)
China Unicom SIM&チャージ 166香港ドル(約2140円)
合計 約9180円

■関連サイト
3(スリー) 
中国移動香港 
中国聯通香港 

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