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Mavericks搭載Mac全機種、知らないと損する買い方のキモ教えます|Mac

2013年11月03日 13時00分更新

 Macの購入時に最も悩ましいのはCTOメニューの選択でしょう。27インチiMacやMac mini、非RetinaのMacBook Proなどを除けば、Macは買った後のメモリー増設すらできません。また、2種類の画面サイズが用意されているiMacやMacBook Pro、MacBook Airでどちらのサイズを選ぶかも悩ましいポイント。用途や価格はもちろんですが、ただサイズが異なるだけではない違いのある機種もあります。

 こうした買い方のキモ、Macを追いかけ続けてきたApple専門誌・MacPeopleならではの極意をサクッと伝授! こうした知識を身につけた上で、Mavericks搭載Macを買えば失敗知らず! 新MacBook Pro Retinaのほか、iMac、Mac mini、12月発売のMac Proまで全網羅します。

■MacBook Pro Retinaの場合

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どのモデルを選ぶか? できない組み合わせは?

 画面サイズによって独立GPUを装備するかどうかが異なり、これはCTOを使っても変更できない部分。同じく、CPUも画面サイズによって選択肢が限られる。まず、13インチはデュアルコアのCore i5、15 インチはクアッドコアのCore i7という点は固定だ。

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CTOカスタマイズの制限を知っておこう

 ユーザーが後から手を加えられる部分はほとんどなく、簡単なカスタマイズでもCTOを利用せざるを得ない。メモリーの容量は、全5モデルのうち13インチの下位モデルは4GB、13インチの2モデルと15インチの下位モデルが8GB、最上位モデルのみ標準で16GBを搭載する。以前は13インチモデルはCTOを使っても増設できなかったが、今回発表のモデルからすべて最大16GBに増設できるようになった。

■iMacの場合

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CTO以前に選ぶべきこと、VESAマウントにするか否か

 iMacでは、通常のスタンド付きを選ぶか、VESAマウントアダプター付きを選ぶかの選択肢が用意されている。VESAマウントアダプター搭載モデルなら、対応アームにiMacを設置し、可動範囲が許す限り自由な角度/高さでiMacを使える。iMacの半固定スタンドに不満がある人は、これで一気に解消できる。

CTOで選べるオプション/選べないオプション

 CTOでなければ選べないオプションもある。CPUを変更できるのは、各モニターサイズの上位モデルのみ。また、GPUをアップグレードできるのは最上位の27インチ3.4GHzモデルだけだ。

自分でもできるアップグレード

 27インチモデルのみ本体背面からメモリースロットにアクセスでき、ユーザー自身でメモリーの交換/増設が可能。スロットは4基あるので、8GBメモリー4本で32GBまで増やせる。

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■MacBook Airの場合

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11インチと13インチは異なる性格のマシンとして選ぶのが正解

 画面サイズの差は、わずか2インチ(約5cm)という寸法の差以上に、使い勝手に影響してくる。11インチモデルの解像度は1366×768ドットで縦横比は約1.78となり、ほかのMacの1.6と比べるとかなり横長。それに対して13インチモデルの解像度は1440×900ドットで、縦横比は標準的な1.6だ。これは従来のMacBookProの15 インチモデルと同じ。

自分でメインメモリーの増設は不可、CTOで選択しよう

 メモリーを増設するにはCTOを利用するしかない。4モデルともプラス1万400円で最大の8GBを実装可能だ。8GBあればたいていの用途で困らないはず。

少ない端子は各種アダプターでカバー

 11/13インチモデルとも、2基のUSB 3.0、1基のThunderbolt、ヘッドホン端子と必要最小限の端子は備えている。さらに13インチはSDXCカードスロットも搭載する。イーサネットポートがない ため、有線LAN接続するには純正の「Thunderbolt - ギガビットEthernetアダプタ」が必要。アップル純正アダプターは、USB 2.0接続で100Base -TX対応だ。速度を重視したければ、以下のようなサードパーティー製品を使おう。

プラネックスコミュニケーションズ「UE-1000T-U3」

■Mac miniの場合

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デュアルかクアッドか?

 最下位モデルのみ2.5GHzのデュアルコアのCore i5、それ以外は2.3GHzのクアッドコアCore i7を搭載する。まずデュアルかクアッドかを選ぶのがポイントだ。もちろん、後者のほうが性能が高いが、一般的な用途では差がつきにくい。

CTOでクロックアップ

 2.3GHzのクアッドコアCPUを搭載するモデルは、同じクアッドコアの2.6GHzのCore i7にプラス1万300円で変更できる。そのほかCTOでしか選べないオプションは、プラス2万2000円で搭載できるFusion Driveだ。ただし、このオプションは標準では1台のハードディスクだけを搭載したOS X搭載の上位モデルのみで選べる。そのためだけに、このモデルを選ぶ意味もあるだろう。

周辺機器で個性を出す

 Mac miniは、キーボード/マウス/モニターを自由に選べることを利点と考えて、組み合わせを楽しむのが正しい捉え方だ。モニター接続用のポートはHDMIだが、標準でHDMI-DVIアダプターが付属しているので、一般のパソコン用の液晶モニターだけでなく、デジタルテレビにもつなげる。

■Mac Proの場合

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 とにかく欲しい人も少なくないだろう。デザイン/機能/性能——どこをとっても魅力的なマシンだ。しかし、新し物好きが興味で購入に踏み切るのは厳しい価格設定。現在発表されている2モデルは、31万8800円と41万8800円と高額だが、これはあくまで最小構成と考えるべきだ。Mac Proは6ポートのThunderbolt 2を装備し、強力な拡張性を誇る。内蔵可能なフラッシュストレージは現状1TBまでで心もとないが、Thunderbolt 2経由で外部に大容量のストレージを確保することを想定した設計といえるだろう。


 以上、ご紹介した「買い方のキモ」はあくまでさわりです。絶賛発売中のMacPeople12月号(10月29日発売)では、さらに詳細な買い方の極意をご紹介しています。そのほか、Macの内部構造解説やMountain LionとMavericksでのベンチマーク比較、今すぐ役立つMavericksのTipsも充実しており、Mac購入検討中の方は要チェックです。

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