2013年09月20日09時30分

Mozilla Japan、どこでもつながるネットと3Dプリンターを載せたバス「MozBus」

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MozBus

 Mozilla Japanは9月19日、「Mozilla Bus プロジェクト」を発表しました。これは「すべての人にWebを届ける」をテーマに、衛星ブロードバンドやPC、3Dプリンターを搭載したキャンピングカー「Mozilla Bus(通称:MozBus)」で、被災地などで出張ワークショップを行なっていくそうです。ネットワークのインフラが整備されていない場所でも、このバスのまわりでは無線LANがつながるというわけです。

 プロジェクトには、以下の大学および研究機関、企業、NPOが参加を表明しています。
● IPSTAR社
● 慶應義塾大学SFC
● 国立天文台
● OpenStreetMap Foundation Japan
● シスコシステムズ合同会社

MozBus

 一般社団法人Mozilla Japanの瀧田佐登子代表理事(左)と慶應義塾大学環境情報学部村井純学部長(右)。

 瀧田理事は「自分たちがソフトウェアで培ったことを貢献できないかと考えてきた。そして去年、企業と子供が一緒になって学べる場をここ(六本木)に『Mozilla Factory』として立ち上げたが、ここに来ることができるのは限られた人たち、子供たちだということに気づき、地域格差をなんとか打破したいと思っていた」そうで、被災地の教育が途絶えてしまった時期もあり、なんとかしたいという思いでいたところ、「ITバス」を思いついたそうです。
 村井学部長は「このバスは衛星の自動追尾でどこに行ってもまわりの人は10分ぐらいでネットにつながる。しかもいざとなったらライフラインステーションになる。いいでしょう」と目を輝かせていました。

MozBus

 この日はスカイプで、プロジェクト賛同者が世界中から参加。アムステルダムから参加していたファブリケーションの専門家である、田中浩也・慶應義塾大学環境情報学部准教授は、バスに3Dプリンターが設置してあることの重要性を、「バスがジャングルでイノシシに囲まれたときに、追い払うための笛の設計図を3Dプリンターに送れる」と説明。「ウェブとファブとは兄弟。情報とモノは頭とカラダ」だそうです。
 

MozBus

 実際に昨夜アムステルダムからMozBusに送ったという笛がこれ。

MozBus

 MozBusの中に設置された3Dプリンター。

MozBus

 ステッカーを作成するためのカッターとノートPC。

MozBus

 ノートPCの上、電子レンジの横にはルーターが設置。

MozBus

 キャンピングカーなので、テーブルとイスもあります。

 駐車場がある場所であれば、「呼ばれれば行きます」(瀧田理事)とのことなので、全国の教育にかかわるみなさまは検討してみてはいかがでしょうか。無線LANが飛んでいることが当たり前の子供たちにインターネットを学ぶいい機会になること必至です。

今後のスケジュール
●10月12日(土) みなみさんりく復興マップづくり(宮城県)
●10月14日(月)~16日(水) 第1回日本災害医療ロジスティクス研修(岩手県)

●11月14日(木)~16日(土) G空間EXPO(東京都:日本科学未来館)

■関連サイト
Mozilla Bus プロジェクトブログ
Mozilla Factory 

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