週刊アスキー

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注目RSSリーダーFeedlyを読みやすくする!

2013年07月28日 10時00分更新

 7月1日に『Google Reader』がサービスを終了しました。これまでGoogleリーダーを使っていた人は別のRSSリーダーを探す必要に迫られたことと思います。

Feedly

 そんな中、『Feedly』はGoogleリーダーのサービス終了が告知されてすぐに移行を案内し始め、結果多くの人がこのFeedlyに移行することになりました。その数は48時間の間に50万人と発表されており(外部サイト)、先日週刊アスキー本誌の方で行ったアンケートでは、実に60%もの人がFeedlyに移行したと答えています。

 さて、Googleリーダーにはサードパーティー製のクライアントが多数存在しました。それらのクライアントはどうなってしまったのでしょうか? 実は、それらのアプリのうちの一部は、Feedlyでも使えるようになっているのです。Feedlyは“ノルマンディー・プロジェクト”と名付けたAPIをアプリ開発者に提供するというプロジェクトを進めていて、Googleリーダーの終了前に“Feedly Cloud”としてリリースされました。これにより、様々なアプリが今後Feedlyに対応すると予想されます。

 という訳で今回は、Feedly Cloud提供後にすぐにFeedlyに対応したGoogleリーダー時代からの人気の無料アプリを、AndroidとiOSでそれぞれふたつずつ紹介します。特に、フィードを“読む”ということに注目して、主観を交えながら見ていきたいと思います。

gReader | Google Reader | RSS
Google Play価格:無料
noinnion
(価格は記事作成時のものです)

gReader

 まずはAndroidアプリの『gReader』です。こちらの特徴としては、時間間隔を設定しての自動同期、キャッシュからの高速閲覧・オフライン閲覧などですね。放っておいても勝手に更新してキャッシュを保存してくれているので、読みたいときにガンガン読めます。広告ありで、広告なしの有料版の『gReader Pro』は399円。

gReader

○定期更新、通知有り
○更新時に本文のキャッシュを自動取得
○キャッシュを使いフルビューで表示可能
×広告有り(有料版では無し)
×文字化けが多い

 全体的には使いやすいのですが、唯一の問題は文字化け。キャッシュによるオフライン購読時に起こり、私の環境だとWordpressで作られたブログで文字化けします。Web版を読み込むことで解決しますが、頻発するとややストレスが溜まります。

Google Playアプリダウンロード

D7 Reader (RSS | News)
Google Play価格:無料
DroidLab7
(価格は記事作成時のものです)

D7 Reader

 続いては『D7 Reader』です。こちらはフィードリストでの左右スワイプの動作を設定できるので、タイトルだけで流していきたいという人にオススメです。広告なしの有料版の『D7 Reader Pro』は121円です。

D7 Reader

○フィードリストでの左右スワイプの動作が設定可能
△フィード間のスワイプが横(初期設定が必要)
×広告有り(有料版では無し)
×設定画面が全て英語
×アプリ内でフルビューができない

 ただ、アプリ内でフルビューができないのが少し問題で、フィードを読んで「これは面白そうだ、全部読もう」と思ったら毎回ブラウザが開かれてしまいます。普通の使い方ではこれは非常にデメリットになってしまうのですが、特定のブラウザの機能を使って読みたいという場合にはメリットになるかもしれません。

Google Playアプリダウンロード

Byline Free
App Store価格:無料
Phantom Fish
(価格は記事作成時のものです)

Byline

 続いてiOSアプリの紹介です。まずは『Byline Free』から。必要な機能がしっかりと揃っており、キャッシュの取得も起動時に行なってくれます。広告なしの有料版の『Byline』は250円です。また、アプリ内の450円のアドオンを買うとiPad版でも広告がなくなります。

Byline

○更新時にキャッシュを自動取得
△フィードリストでの左右スワイプで未既読変更が可能
△フィード間のスワイプが横
△更新は起動時
×広告有り(有料版では無し)

 キャッシュを取得すると文章と画像だけの最適化表示がされるので、デザインとかにこだわらずサクサク読みたい人にちょうどいいかもしれません。

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Reeder
App Store価格:無料
Silvio Rizzi
(価格は記事作成時のものです)

Reeder

 最後に紹介するのは『Reeder』です。Mac版のアプリもあり、使っていたという人も多いのではないでしょうか。Feedlyの他に『Feedbin』『Feed Wrangler』『Fever』に対応、また、このアプリ単体でRSSリーダーとしても使えます。

Reeder

○対応サービスが多い
○余計な広告が無い
△フィードリストでの左右スワイプでお気に入り追加・未既読変更が可能
△フィード間のスワイプが縦
△更新は起動時
×フルビューにするとスワイプで次の記事に移動できない
×設定画面が全て英語

 Reederは今回紹介する他の3つのアプリとは違い、次のフィードへの移動が縦方向のスワイプです。下まで読んだらそのままスワイプして次のアプリへ、というふうに使えるといいんですが、あまり興味がなくて読まないフィードも最後までスワイプしないといけないというのはちょっと面倒くさいです。そして、フィードをフルビューにすると、一旦、簡易表示画面に戻らないと前後のアプリに飛べません。

 しかし、Reederは今回紹介するアプリの中で唯一、無料で広告がありませんので、その点ではフィードを快適に読むことができます。ただ、Googleリーダーのサービス終了が発表されるまでは有料のアプリだったため、今後有料に戻ってしまうかもしれません。

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