2013年07月16日16時30分

世界の学生たちが魅せた驚がくのソリューション:Imagine Cup2013

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • Pocket

 ロシア・サンクトペテルブルグで7月8~11日に開催された学生のためのITコンテスト『Imagine Cup(イマジン カップ)』。日本からはもちろんですが、ほかの国からも多数の優秀な学生たちが、非常に興味深いソリューションや作品を携えて参加しました。そこで、筆者がプレゼン審査やプレス向けに開催されたショーケースで見て気になったチームの作品をいくつかレポートします。

●スリランカ・I - Chum(イノベーション部門)

 スリランカチームの作品は、メガネフレームにカメラやGPSなど各種センサーを搭載した、盲人用のソリューション。階段や坂といった情報をセンサーでキャッチして情報をタブレットやスマートフォンに送信。音声読み上げでアナウンスしてくれます。
 障害物情報以外にも、たとえばマクドナルドの看板の前に立つと、GPSセンサーなどと連携して、「マクドナルド前です」と教えてくれます。
 さらに顔認識機能を搭載していて、対面した人物をアドレスから検索可能。初対面の場合はその場で撮影してデーターベースに保存名前といっしょに保存することもできます。

Imagine Cup 2013

↑プレゼン審査では障害物を持ち込んで、ブラインドテストを実際に行なっていました。

Imagine Cup 2013

↑初対面の人は顔認識でデータベースに保存。操作も音声入力が採用されていて、「セーブ」などコマンドを発声することで操作できます。

Imagine Cup 2013

↑センサーを搭載したメガネデバイス。カメラはひとつだけで、中央に配置。

●ウクライナ・CamTouch(イノベーション部門)

 ウクライナチームは、市販のプロジェクタースクリーンやディスプレーを専用のスタイラスまたはポインターを使って、手書き入力などが行なえるようにするもの。製作者のAndrii Konovalenkoさんは、若干16歳ながら、カーソル位置を把握するアルゴリズムの取得について、すでに特許をとっている天才少年。
 プレゼンやショーケースでも、大会側が用意した通常のプロジェクタースクリーンやディスプレーをそのまま自分の作品に対応させてしまうほどの完成度でした。

Imagine Cup 2013

↑プレゼン審査用に用意された通常のスクリーンにポインターを当てて、手書き入力をするKonovalenkoさん。ポインターなのでタッチする必要なしです。

Imagine Cup 2013

↑普通のサインペンの外装を改造して作成したスタイラス。光が反射しやすいディスプレーやホワイトボードなどはこちらを使うとのこと。

●スペイン・Team M1R(イノベーション部門)

 ヘルメットに搭載したカメラを使ってAR情報を表示する作品で出場したスペインチーム。カメラはヘルメットに2つ取り付けられていて、ヘルメット内のEVF(液晶ビューファインダー)も両目用のものを搭載。それぞれ独立した映像を映し出すこともできます。

Imagine Cup 2013

↑ヘルメットにはウェブカメラが2つ装着されています。

Imagine Cup 2013

↑ヘルメット内にはEVFがセットされていて、景色はここから覗きます。巨大Googleグラス!?

Imagine Cup 2013

↑顔認識機能で、カメラが人の顔をとらえるとその人の情報が表示されます。

●中国・Team Combine(ワールドシチズンシップ部門)

 中国チームは、水道メーターをネットワーク化して効率よく節水を行なうというソリューション。ショーケースでは実際に水の流れをコントロールするという大掛かりなデモを行なっていました。

Imagine Cup 2013

↑ネットワーク機能を搭載した、オリジナルの水量計を審査員にプレゼンする中国チーム。

Imagine Cup 2013

↑水量をオンラインで管理して、水の使い過ぎなどがチェックできるシステムです。

●ロシア・Team Quad Damage(ゲーム部門)

 ロシアチームの作品は、WindowsPhoneを使った体感サバイバルゲーム。赤外線を照射する銃に装着したWindowsPhoneをモニターにして、ガンファイトが楽しめます。複数人でのチームプレーにも対応しているとのこと。

Imagine Cup 2013

↑ベストに赤外線センサーが搭載されていて、攻撃がヒットすると感知して相手のWindowsPhoneのモニターに通知されます。

Imagine Cup 2013

↑WindowsPhoneを標準代わりにして、相手を狙います。大勢で遊んだら楽しそう。

 Imagine Cupロシア大会の参加チームは87チームあり、このほかにも多くの作品がエントリーされました。このあと、日本チームの結果も含めて、あらためて大会を振り返ることにします。

■関連サイト
Imagine Cup
Imagin Cup 2013日本応援サイト
Imagine Cup Japan Facebookページ(日本語)

関連記事

あわせて読みたい

最新のニュース

アスキーストア人気ランキング

アクセスランキング

Like Ranking