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水冷仕様の超絶グラボSAPPHIRE『ATOMIC HD 7990』:COMPUTEX 2013

2013年06月07日 14時42分更新

 南港展覧にプライベートルームで、水冷仕様のHD 7990を出展していたSAPPHIRE。今回展示されていたのは、久々となるATOMICシリーズにラインアップされている『ATOMIC HD 7990』で、240ミリの巨大なラジエーターが基板全体を覆う銅製カバーで吸収した熱をクーリングするという強力な冷却性能をもった仕様となっている。搭載しているメモリー容量は6GBで、メモリークロックは不明。使用基板には、2オンスの銅箔を組み込んだ12層基板盤を採用している。電源回路は、高品質なものを利用しつつ安定性を重視して、50A×12フェーズで合計600Aまでサポート。発売時期は、第3四半期の早い時期にワールドワイドで発売する意向で、価格は水冷キットなどを同梱した限定モデルは1500ドル以上を予定しているとのこと。

Sapphire COMPUTEX 2013

 今年もプライベートルームで出展となっていたSAPPHIRE。

Sapphire COMPUTEX 2013

 ATOMIC HD 7990は、稼働デモのこのPCに組み込まれた1枚しか用意されていないとのこと。

Sapphire COMPUTEX 2013

 稼働中のATOMIC HD 7990は、Mini Displayportを6基搭載している。

Sapphire COMPUTEX 2013

 存在感のある240mmの大型ラジエーターは、ビデオカードだけではなくCPUも同時に冷却中。

 日本ではグラフィックボードメーカーというイメージが強いSAPPHIREだが、海外ではマザーボードなども手がけているメーカーとして知られている。今年は、中国向け廉価“HASWELL”マザーボードを2枚展示していた。1枚目のATXタイプ『Z87A-MA』は、試作モデルのためスペックは非公開となっていたが、Intel Z87チップセットを搭載し、インターフェースにPCI-Express 3.0×16とPCI-Express 2.0×16が1基に、PCI-Express 2.0×1を2基、PCIスロット×2基、6SATA3ポートを6基搭載している。映像出力はD-Sub15ピン、DVI、HDMIの3系統でDisplayPortはナシとなっていた。

Sapphire COMPUTEX 2013

 Micro-ATX『Z87M-PR』はスペックが公表されており、チップセットにIntel Z87を採用。SATA3を4基、PCI-Express 3.0×16と、PCI-Express2.0×1、ミニPCI-Express、PCIスロットを各1基ずつ搭載している。映像出力は、『Z87A-MA』と同様のD-Sub15ピン、DVI、HDMIの3系統となっていた。

Sapphire COMPUTEX 2013

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