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『Staccal for iPad』開発者インタビュー!iPad mini用モードも搭載|Mac

2013年05月28日 18時00分更新

staccal-for-ipad

『Staccal for iPad』
バージョン:1.0.0
価格:350円
(バージョンと価格は記事作成時のものです)
(c)Mobile and Design

 昨日5月27日の18時に公開後、App StoreのiPad有料アプリランキングでは速攻で1位(28日17時現在)を奪取し、週アスPLUSでのアクセス数も順調に伸びているiPad専用のカレンダーアプリ『Staccal for iPad』(スタッカル・フォー・アイパッド)。このアプリの魅力について、開発元であるMobile and DesignのGo Andoさんに開発秘話を聞きました。なお、詳しいレビュー記事は、iPhonePEOPLE(関連サイト)で公開しています。

Q. このアプリを着想されたきっかけは?

A. 昨年8月にiPhone版のStaccalをリリースし、以来多くのユーザーのみなさんにご利用いただいてきました。たくさんの要望の中で、iPadでも利用したいとの声が非常に多くニーズの高さを感じました。しかしながら、自分自身がiPadであまりスケジュールの管理をしてこなかったことから、iPadのカレンダーとしてのStaccalの理想像がなかなかイメージできずにいました。そんなおり、昨年末にiPad miniが発売され、その携帯性の高さからすっかりminiユーザーに転向してしまい、このあたりから少しずつiPad版Staccalのイメージができるようになってきました。

staccal-for-ipad
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画面いっぱいにカレンダーが表示される見やすいインターフェース。2本指で左方向にスワイプすると、当日もしくは選択した日の詳細な予定が右側に現れるインタフェースにも注目

Q. このアプリの開発者的なセールスポイントを教えてください。

A.「iPad mini Mode」という画面表示のサイズを切り替える機能があります。Appleには、ヒューマンインターフェースガイドライン(HIG)というUIデザインの規約があり、開発者はこれに準拠したUIを設計します。しかし、HIGは従来のiPadサイズを想定して定められたものであるため、iPad miniで同じアプリを動かすとボタンやテキストフィールドなどの部品が非常に小さく、扱いにくく感じていました。このデバイスとアプリのギャップを埋めるため、双方のデバイスで部品サイズを最適化する機能として、「iPad mini Mode」という機能を独自で実装しました。

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「iPad mini Mode」には、環境設定で切り替えられる。もちろん、iPad miniにインストールした場合は初期状態でオンになっている

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「iPad mini Mode」をオンした場合(左)と、オフにした場合(右)のインターフェース。オンにすると項目名などのサイズが大きくなり視認性が高まることがわかる

Q. 開発で苦労された、あるいは楽だったのは、どういう点ですか?

A. 通常、iPad向けに開発したアプリは、どのiPadデバイスでも動作するのがiOSアプリのよさなのですが、上述の通り画面レイアウトを切り替えられる機構を採り入れたために、開発・デザイン工数が倍増しました。それぞれのデバイスで実機検証を行い、使い勝手を確認するということを延々とやっていたので、UIのデザインに要した期間は非常に長くなりました。

一方、プログラムの多くの部分をiPhone版のStaccalと共有して進めてきたので、カレンダーアプリとしてのコアの部分は大きく工数を削減することができました。

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リフィルは7種類から選択可能。予定を長押ししたり、スワイプしたときにどういった機能を発動させるかを細かく指定できる「ジェスチャー」機能も搭載している

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