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GALAXY S4海外版の日本語化は一筋縄ではいかなかった:週間リスキー

2013年05月09日 18時30分更新

文● ACCN 協力●juggly.cn

※週間リスキーは、アックン・オッペンハイマーが地下の倉庫の隣の部屋からひっそりとお届けするもので、大半の方にはどーでもいい情報を扱っているコーナーでございます。

 もうすぐドコモから発表されることを誰も疑わないGALAXY S4。海外ではすでに発売中で、オクタコア+LTE、オクタコア+3G、クアッドコア+LTEといろんな組み合わせのモデルがあります。日本に上陸するのは、果たしてどの組み合わせかしらね……。

 それはさておき、我々はソッコーでGET&来週号に掲載すべく記事をガシガシつくっておるわけですが、手元にやってきたGT-I9500なる型番のモデル、日本語が選べないではありませんか!

 まぁ、Android4.2になっても日本語デフォで入ってない機種はよくあります。そんなときは、おなじみコレをインスコすれば解決のはずなのですが……。

海外版端末日本語化の強い味方
GS4_Japanize
↑おなじみMorelocale2様でございます。ホント、お世話になっております。
パーミッションがにゃいですと!?
GS4_Japanize
↑まず、リストにJapaneseがないのですが、まぁそういうこともあります。んでもって、カスタム設定で日本ロケールを追加しようとすると……。

 ん~、いきなりrootを取るのもアレなので、とりあえず言われたとおりpmコマンドを使ってこのアプリに権限を与えてみましょう。Android SDKを投入したWindowsマシンが必要になります。まず、端末をUSBデバッギングモードにするのですが……。

デバッグモードもにゃい
GS4_Japanize
↑デバッグモードも隠されているのですね。端末情報のBuid nunberを連打すると出現します。ウルテクかっ。
USBデバッギングをチェック
GS4_Japanize
↑これでAndroid SDKから操作できます。SDK自体の更新と、Sumsung Kiesから最新ドライバーを入手しておくこともお忘れ無く。
GS4をPCにUSB接続
GS4_Japanize
↑メッセージが出ればオッケー。

 あとは、PCのコマンドプロンプトからの作業になります。

adb shell
GS4_Japanize
↑まずシェルに入ります。
MoreLocale2にパーミッションを与えます
GS4_Japanize
↑コマンド【pm grant jp.co.c_lis.ccl.morelocale android.permission.CHANGE_CONFIGURATION】を実行します。
MoreLocale2でカスタム設定
GS4_Japanize
↑メニューからAdd Localeをタップし、LabelにJapaneseを追加。
Japaneseが出現
GS4_Japanize
↑気持ちを落ち着けてタップします。
やたー! 日本語になたおー
GS4_Japanize
↑メニューも設定もヘルプもカンペキに日本語です。ってか、そもそも日本語入ってるんです。隠してたのね。ふ~ん。なして?
フォントも中華じゃない
GS4_Japanize
↑いとへんで確認してください、ちゃんと美しい日本語、中華フォントではございませんです。まぁ、サムスン端末はフォント変更root取らずにできますケド。

 いじょ。無事、日本語仕様になりましたよっ。しかし、なしてわざわざ隠すかしらねー。もう、ますます怪しいですな。なお、イギリスで販売されているモデルなどは、最初から日本語が選択できるそうなので、作業が面倒な人は香港版を避けるという手もあります。ってゆーか、日本上陸を待てばいいじゃないの全裸で。って……まぁ、それができる人は、ここまで読まれないか……。

●関連サイト
juggly.cn(情報元)
eXpansysジャパン(イギリス版を販売中)

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