週刊アスキー

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創刊当時の週アスをハード松村が勝手に振り返った

2012年12月12日 18時00分更新

15年を振り返る

 十年一昔といいますが、IT業界はスピードが速すぎて“二年一昔”といってもいいぐらいの印象。
 週刊アスキーが創刊したのは15年前ですから7.5昔……、つまり大昔ということですね。

 そんなわけで、週刊アスキー創刊号から在席している生き字引的存在なハード松村が、創刊から2000年までをすごくざっくりと振り返ってみました。独断と偏見に満ちていますが、ご了承下さい。


 

1997年 ノートPC VAIO NOTE 505
15年を振り返る

 週刊アスキーの創刊は、アメリカ最大手のプロバイダー『AOL』が日本上陸したり、スティーブ・ジョブズがアップルの暫定CEOに就任した年。AOLは退会処理がかなりメンドウだった記憶があります。
 11月の創刊号には、発表されたばかりのNEC『PC98-NX』シリーズの検証特集や、Windows TIPS1000なんてものが掲載されました。
 年末に登場した『VAIO NOTE 505』のイメージは、薄くて小さくてカッコイイという感じ。それまでもデザインに凝ったモデルはありましたが、持ち歩きたいと思わせるものは少なかったかなぁと。


 

1998年 MP3プレーヤー mpman
15年を振り返る

 この年、Windows98とiMacの登場でパソコン業界が大賑わいしていましたが、注目したのは4月に発売された世界初のMP3プレーヤー『mpman』。コンテンツとのセットに成功したiPodがこの分野でトップになりますが、もとはといえば小さな韓国メーカーからスタートしたジャンルなのです。
 創業したばかりのマウスコンピューターさんがモノクロ広告を載せていただいていたのが印象的です。


 

1999年 PDA Locatio
15年を振り返る

 ノス○ラダムスの大予言やら2000年問題やらで世紀末感が高まるなか、エプソンが発売した『Locatio』にとても衝撃を受けました。GPS地図やメール、カメラを含めた多機能さと、通話も可能なPHSの通信モジュールを内蔵。本体サイズが大きめでバッテリー駆動時間もそこそこでしたが、近代スマホの原点とも言うべき端末で、もっと続けて欲しかったシリーズです。
 超個人的なトピックとしましては、Dr.パソコン宮永好道氏が他界された年です。宮永氏の名言“パソコンは習うより慣れろ”は、いまでも誰にでも通じるものと思います。


 

2000年 HDDレコーダー Clip-On
15年を振り返る

 Window MeとWindows2000が発売。どうでもいいですけど『Me』を「ミー」って発音するのは恥ずかしかったです。ソフトウェアでインテルCPU互換を達成した『Crusoe』という超低電力CPUが登場、多数のメーカー製ノートに搭載されただけでなく、インテルやAMDのロードマップを大きく変えたと思えるほどの影響力がありました。
 で、松村が注目したのは、日本初のHDDレコーダー『Clip-On』。HDD容量30GBで最大録画時間は20時間と、いまでは比べものになりませんが、“とりあえず録ってあとで観る”という視聴スタイルがはじまりました。


2001年以降につきましては、週刊アスキー12月10日発売号でご確認くださいませ。

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