2012年12月07日10時41分

ノキアの新WP8端末『Lumia 620』を考察

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • Pocket

 ノキアは12月5日(現地時刻)、新たなWindows Phone 8端末として『Nokia Lumia 620』を発表しました。600番台の型番が示すとおり、Lumiaシリーズの中でもローエンド寄りに位置付けられるWindows Phone 8端末となっています。

ノキアの新WP7端末『Lumia 620』を考察
↑ノキアのローエンドWindows Phone 8端末『Lumia 620』。

 プレスリリースやブログで真っ先に言及されている特徴が、カラーリングです。これまでLumiaシリーズは、豊富なカラーバリエーションがアイデンティティーとなっていました。さらにLumia 620では、“デュアルショット”という機構を採用。本体に半透明のポリカーボネート製カバーをかぶせることで、2つの色を合成したり、立体感のあるテクスチャーを表現したりすることができるようになったとのことです。

ノキアの新WP7端末『Lumia 620』を考察
↑交換可能な半透明のカバーで着せ替えを楽しめる。

 デュアルショットの具体的な例として、イエローとシアンの組み合わせにより“ライムグリーン”を作り出すことも可能になるとか。

ノキアの新WP7端末『Lumia 620』を考察
↑これまでのLumiaにはなかったライムグリーン色が。

 このようなデザインを採用した理由として、Lumia 620の位置づけは前モデルのLumia 610と同じく、若年層をターゲットとしていることが挙げられます。Lumia 620本体のカラーバリエーションはライムグリーン・オレンジ・マゼンタ・イエロー・シアン・ホワイト・ブラックの7色。さらにWindows Phone 8ではタイルカラーを20色から選べるようになっており、これをデュアルショットのカバーと合わせることで、膨大な数の組み合わせを楽しむことができそうです。

■ミドルレンジに匹敵するスペックで2万円という低価格を実現

 Lumia 620のスペックを簡単に見ていきましょう。ディスプレーはLumia 610とほぼ同じで、Windows Phone 8端末としては最小となる3.8インチのClearBlack TFT液晶を採用。画面解像度はWindows Phone 8として下限のWVGA(480×800ドット)となっています。

 プロセッサーは1GHz・デュアルコアのSnapdragon S4 Plusを搭載。メモリーもしっかり512MBを搭載しており、ミドルレンジのWindows Phone 8端末に匹敵する基本性能を期待できます。

 ストレージは8GBですが、Windows Phone 8から対応したマイクロSDカードスロットを搭載しており、最大64GBのカードをサポート。音楽や動画を詰め込みたい場合でも安心です。

 カメラは5メガピクセルのメインカメラのほかに、VGAクラスのフロントカメラを搭載しており、Skypeなどのビデオ通話にも対応できます。

 通信規格はW-CDMA 850/900/1900/2100MHz、GSM 850/900/1800/1900MHzに対応。サイズは115.4×61.1×11.02ミリ、重さ127グラムと軽量コンパクトです。

 気になる価格はなんと249ドル(約2万円)。2013年1月よりアジアで販売開始され、その後ヨーロッパや中東地域への展開を予定しています。

■お手頃価格のWindows Phone 8端末の普及に期待

 これまでノキアはハイエンドのLumia 920やミドルレンジのLumia 820といったグローバル向けのWindows Phone 8端末に加え、Verizon向けのLumia 822やT-Mobile USA向けのLumia 810など、特定キャリア向け端末も投入してきました。 

 一方、Windows Phone 7.8の発表により、ローエンドは今後もWindows Phone 7.8が投入されるものと見られていました。しかしLumia 620は3台目のグローバル端末であると同時に、初めてローエンドに位置付けられるWindows Phone 8となります。

 ローエンドのWindows Phoneについて、Windows Phone 7.5ではマイクロSDの交換に対応していなかったため、ストレージを4GB程度しか搭載しない安価な端末ではAndroidに見劣りしがちでした。その点も、マイクロSDをサポートするWindows Phone 8なら安心です。

 Lumia 620のライバルとしては、端末価格300ドル前後の『HTC 8S』が挙げられます。HTCは自社のWindows Phone 8ラインナップを“シグネチャーライン”と位置付け、Lumiaシリーズと真っ向勝負の構えを見せています。今後はローエンドにおいてもWindows Phone 8の普及が期待できそうです。

山口健太さんのオフィシャルサイト
ななふぉ

関連記事

あわせて読みたい

最新のニュース

アスキーストア人気ランキング

アクセスランキング

Like Ranking