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冷却力と静音性を両立させたGTX660Ti採用のグラフィックボード『GV-N66TOC-2GD』

2012年12月04日 17時00分更新

『GV-N66TOC-2GD』
●日本ギガバイト(外部サイト
実売価格2万8000円前後
 

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●OC版GTX660Tiを採用

リファレンス版より13%コアクロックを高めたOC版。重量級ゲームでも最高画質で快適に遊べる性能を発揮する。

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↑リファレンス版との性能差は3fps程度だが、今後重いゲームが出現することを考えると、1fpsでも出る本製品を選ぶほうが賢い投資といえる。
 

●冷却力と静音性を両立

冷却力が高い割にアイドル時のファンノイズは無音といってよい。静かで高性能なPCを組みたい時にはぜひ使いたい。

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↑2連ファンを選択して騒音が増すグラボが多い中、“WINDFORCE Triangle Cool”を搭載した本製品は真逆の静音化に成功。アイドル時の騒音はほぼない。
 

●パワーの割に消費電力も少なめ

今どきの定番パーツ構成なら容量500W程度の電源ユニットでも余裕でカバーできる。旧PCの強化用としても最適だ。

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↑GPUの温度を監視したり、さらにOCして性能を絞り出すツール『OC Guru』を同梱。ブーストクロックの上限や動的モニタリングはマニア垂涎だ。
 

●静かで冷却もバッチリ長時間遊んでも安心!
 価格性能比の高さで人気のGPU『GeForce GTX660Ti』をオーバークロック、さらに独自の強化クーラーで徹底的に磨き上げたのが『GV-N66TOC-2GD』だ。

 まずはゲームで性能をチェック。もともとハイパワーのGPUをさらにOCしているため、重量級ゲーム『バトルフィールド3』の最高画質モードでも、描画のカクつきはほとんど感じない。期待のタイトル『メダルオブオナー:ウォ―ファイター』などの大作FPS迎撃用グラボとしても十分な性能を発揮してくれそうだ。

 しかし真に凄いのは、性能はもとより、冷却力&静音性のバランスの良さだ。OC版は発熱とファンノイズ増加がネックとなるが、本製品は2連装ファン『WindForce2X』と大型ヒートシンク『Triangle Cool』を装備。安価なリファレンス版のクーラーはゲーム時に不快な振動音を発するのに対し、本製品のファンノイズはCPUクーラー以外をすべて止めてやっと聞き取れるレベルだ。さらにOC版なのにゲーム中のGPU温度は67度と低く、長時間のゲームでもオーバーヒートする心配は無用といえる。

 パワー重視なのでグラボ単体の消費電力はリファレンス版より4~9ワット高いが、それでも現在の定番自作PC構成でのシステム消費電力は、アイドル時72W、ゲーム中でも245Wしか消費しない。補助電源は6ピン2系統で済むため、3~4年前のPCの電源ユニットでも十分養える。PCをゲーム用に強化するにはゴツすぎず弱すぎない、絶妙なスペックのグラボといえるだろう。

SPEC
搭載GPU GeForce GTX660Ti
接続インターフェース PCI-Express×16(Gen3)
SP数 1344基
コアクロック 1032MHz
ブーストクロック 1111MHz
メモリークロック 6008MHz相当
メモリー搭載量/バス幅 2GB GDDR5/192ビット
映像出力端子 DisplayPort×1、HDMI×1、デュアルリンクDVI-D×1、DVI-D×1
補助コネクター 6ピン×2
サイズ 266(W)×137(D)×42(H)mm

※テスト環境 CPU:Core i7-3770K(3.5GHz)、マザー:ASUSTeK P8Z77-V PRO(Intel Z77)、メモリー:DDR3-1600 4GB×2、ストレージ:Intel SSD330 120GB、電源ユニット:玄人志向 KRPW-G630W/90+(630W、80PLUS GOLD)、PCケース:Zalman Z9PLUS、OS:Windows8 Pro 64ビット版、騒音計:AR-815(暗騒音 約35dBA)、室温:約25度

※ゲーム性能 『バトルフィールド3』を使い画質“最高”、解像度1920×1080ドットに設定。4面開始時のフレームレートを『Fraps』で測定した。

※騒音の判定 OS起動後10分後、および『バトルフィールド3』10分プレー後にケース正面約30cmの位置から計測。計測時にはケースファンは停止させ、CPUとGPU、電源の冷却ファンのみ回転。

※消費電力とGPU温度の測定 騒音測定と同じタイミングで『GPU-Z』および『Watts UP? PRO』を用いて計測。

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