2012年09月28日11時30分

感動的フルHDスーパースロー! 業務用ビデオカム『NEX-FS700JK』で撮ってみた

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『NEX-FS700JK』
NEX-FS700JK
実売価格84万円前後(本体のみの『NEX-FS700J』は77万7000円前後)

 ソニーの業務用ビデオカメラ『NEX-FS700J』は、昨年5月に発売された『NEX-FS100J』のハイグレード版。新開発の4Kスーパー35mm大判CMOSセンサーは、プロユースの本格画質を実現します。被写界深度の浅いボケ味を効かせたフィルムライクな映像が撮影でき、モアレや偽色の影響を抑えて高感度でも低ノイズです。

 最大の特徴は、なんと言ってもフルHD(1080/24p)で最大10倍(240fps)、SD画質で最大40倍(960fps)のスーパースローモーションが撮れること。そして、スーパースローモーションとは反対に、“クイックモーション”で雲の流れや自然の移り変わりをインターバル撮影する、動画投稿サイトでも流行りの“タイムラプス”撮影に対応している点にも注目です。しかも、撮影した素材はそのままAVCHDの動画ファイルとして保存されるので、あとで動画編集する手間が省けるのもうれしいところ。では、早速作例を見ていただきましょう。

Raindrops dancing on a lotus leaf SONY NEX FS700J ,Super Slow Motion

The Test of Quick Motion,Time Lapse SONY NEX-FS700J

Watching Birds (SONY NEX-FS700J ,Super Slow Motion)

 いかがでしたでしょうか?  価格は光学11倍の望遠ズームレンズ(35ミリ換算30.6-340mm)付きで堂々の84万円前後。本体のみでも77万7000円となかなかのお値段ですが、『RED EPIC』や『Phantom』などの超高級ハイスピードカメラは数百万円の世界です。それに比べればお手ごろかな、と思える方にしかオススメできないクラスの製品ではあります。正直。しかし、もし興味があるならば以下ハードウェア部のレポートもご覧ください。

放送局機材並みの迫力ボディー
NEX-FS700JK
↑マイクやビューファインダーは着脱式。
液晶ディスプレーはタッチ対応
NEX-FS700JK
↑タッチパネル液晶ディスプレーを上げると、動画の再生/停止ボタンや音の設定ボタンが現われる。
着脱式グリップ
NEX-FS700JK
↑装着はスムーズ。拡大フォーカス、絞りオート/マニュアル切り替えボタン、静止画撮影ボタン、ズームレバーを搭載する。

 レンズ交換はEマウントで、ミラーレス一眼シリーズの『NEX-7』や、ハンディカムの『NEX-VG20』などと共通。ほか、マウントアダプターを介せば、ソニーのAマウントレンズをはじめ、他社製のさまざまなレンズを装着できるので、レンズ資産を有効活用できます。サードパーティー製ですが香港のメーカー、『METABONES』のアダプターを使えば、電子接点付きなのでキヤノンEFレンズのアイリスを本体から制御することも可能です。

4Kスーパー35mmCMOSセンサー
NEX-FS700JK
↑動画撮影用に最適な設計が施された大判イメージセンサー。
豊富な交換レンズ群
NEX-FS700JK
↑NEX-7などと共有のEマウントレンズシリーズ。カールツァイスのSonaarT*レンズもラインアップされている。

 『NEX-FS100J』から進化した点は、ピクチャープロファイルが使用可能になり、より深く画作りのトーンをカメラ側でコントロールできるようになったこと。また、NDフィルターが3ポジションに搭載されたので、晴れた日でも絞りを開けてボケ味を効かせた画が撮れるようになりました。

内蔵NDフィルターユニット
NEX-FS700JK
↑NDフィルターは1/4、1/16、1/64の3段階。

 ビデオの世界では明るさのコントロールはガンマで行なうのが一般的です。でも、このカメラではISOでも操作できる点など、スチル写真やフイルム・ムービーに親しんできたユーザーにも優しいインターフェースになっています。

機能はボタン割り当て可能
NEX-FS700JK
↑ASSINGボタン(1~6)には初期設定以外の機能を割り当てることもできる。

 将来的には4K記録(4096×2160ドット)に対応した外付けレコーダーが販売される予定です。また、11月1日発売予定の『NEX-EA50JH』に付属する光学11倍電動ズームレンズ(Eマウント)も、ファームアップすればNEX-FS700Jグリップ部のズームレバーで使用可能。と、今後の期待値も高め。民生用から1次元上の領域に踏み込みたい、というビデオカメラファンはぜひ。

●おもなスペック
撮像素子:スーパー35mm相当単板“Exmor”CMOSイメージセンサー
総画素数:1160万画素

有効画素数:830万画素(動画時16:9)、840万画素(静止画時16:9)
動画記録形式:MPEG4 AVC/H.264 AVCHD規格Ver.2.0準拠、SD画質(MPEG2 PS)
音声記録形式:リニアPCM 2ch(48kHz 16bit、HD画質時のみ)、ドルビーデジタル2ch(48kHz 16bit)
静止画記録形式:JPEG
フレームレート:1080/60P、60i、30P、24P、720/60P
記録メディア:メモリースティックPROデュオ(Mark2のみ)、メモリースティックPRO-HGデュオ、SD/SDHC/SDXCメモリーカード(Class4以上推奨)、フラッシュメモリーユニット『HXR-FMU128』
液晶ディスプレー:3.5インチ(16:9、約92.1万ドット)
NDフィルター:Clear、1/4、1/16、1/64
サイズ/重量:195.5(W)×202.5(D)×569.5(H)mm/3.06kg(レンズ『SEL18200』、VF、大型アイカップ、ハンドル、マイク『ECM-XM1』、グリップ装着時)

■関連サイト
ソニーNXCAM

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