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PCレスでUstやニコニコ生放送などに生配信できる『LiveShell PRO』発表

2012年09月05日 22時34分更新

 DVカメラと接続し、PCレスでUstreamやニコニコ生放送などに生配信が行なえる、Cerevoの『LiveShell』。筆者もイベントや旅行先からの生配信デバイスとして愛用中。

 このLiveShellの上位モデル『LiveShell PRO』が発表された。

LiveShell Pro

↑丸みをおびた前モデルとは変わって、アルミボディーの角張ったデザイン。本体前面にはマイク入力とモニター出力用の端子を装備。


 『LiveShell PRO』は、その名のとおり前モデルをスペックアップさせたハイエンド仕様。発表会で製品解説を行なった岩佐琢磨社長によると、生配信のプロ用に開発を行なったモデルとのこと。ここでいうプロとは職業的な意味ではなく、高品質での配信を行ないたいハイアマを含むユーザーを想定していると同社。

 発売は10月中を予定しており、価格は直販で5万4999円。販売は同社のサイトおよびAmazonなどで販売される。

LiveShell Pro

↑『LiveShell PRO』を発表する岩佐社長。今回のモデルは組み立てをフィリピンで行なっているとのこと。


 スペックアップされた部分でいちばんのポイントは、HD画質での配信に対応したこと。最大解像度は1280×720の720Pで、ビットレートは最大10Mbps。ハイビジョン化にともない、圧縮方式はH.264+AACに変更(従来は4CIF)された。

 映像入力はHDMIとコンポジットの2系統。またモニター出力用のコネクターもあり、別売の専用ケーブルを挿すと配信中の映像と音声をリアルタイムでモニタリング可能となった。

LiveShell Pro

↑前モデルと比べると、薄くはなっているが全体のサイズは大型化している。

LiveShell Pro

↑本体背面にHDMIやコンポジット、有線LANポートを装備。HDMIは抜け落ち防止用のネジ穴も搭載。

LiveShell Pro

↑三脚用のネジ穴も引き続き搭載。アタッチメントでDVカメラに装着するとこのような状態になる。

LiveShell Pro

↑プレゼンにはフラップガールズスクールの青山玲奈さんも登場。同グループは全レッスン公開型アイドルとして活動しており、今回のデバイスを使った放送にも興味があるとのこと。

 本モデルの発売に合わせて、コントロールを行なうウェブサービスの『Dashboard』もパワーアップ。画質の調整などが細かく行なえるようになるとのこと。

 そのほか詳しい詳しいスペックは下記のとおり。前モデルの『LiveShell』も引き続き販売されるので、モバイル環境で身軽に生配信を行ないたい場合や、はじめて生配信にチャレンジしたいユーザーには『LiveShell』。安定した通信環境のもと、高画質の生配信を行ないたいユーザーには『LiveShell PRO』がおすすめだ。

LiveShell PRO 仕様

インターネット接続
有線LAN(10BASE-T/100BASE-TX)、無線LAN(IEEEE 802.11b/g/n)
映像入力
HDMI(480p/720p/1080i)/ コンポジット(NTSC/PAL)
音声入力
HDMI-IN / ステレオマイクIN / ステレオラインIN
映像解像度
上限を720pとして自由に設定可能
映像圧縮方式
H.264(High/Main/Baselineプロファイル)
映像ビットレート
最大10Mbps
音声圧縮方式
AAC-LC
音声ビットレート
最大256kbps
電源
ACアダプターまたは専用充電池(交換可、外部給電可)
動作時間
内蔵の専用充電池で3時間
サイズ/重量
約123(W)×90(D)×26(H)mm/約300g(充電池搭載時350g)

■関連サイト
Cerevo

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