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Ivy Bridge版の最新Core i3やPentiumをまとめてみました

2012年09月02日 09時00分更新

Ivy Bridge Core i3

 Ivy Bridgeコアを採用する第3世代Core iシリーズですが、4月にCore i7とi5の一部が第1弾で発表され、6月にi5の一部を第2弾として追加。そして、このたびCore i3が発売され、これでようやく全ラインアップ出そろった感があります。

 というわけで早速、TDP35Wの省電力CPU、Core i3-3220T(2.8GHz、スマートキャッシュ3MB、2コア/4スレッド)を、Sandy Bridge世代で同じくTDP35WのCore i3-2120T(2.6GHz、スマートキャッシュ3MB、2コア/4スレッド)をCINEBENCH R11.5で比較してみました。

■検証環境
マザーボード:ASUSTeK『P8Z77-V Pro』(Intel Z77)
メモリー:ADATA『AX3U1600GC4G9-2G』(PC12800 DDR3 4GB2枚組)
光学ドライブ:LGエレクトロニクス『GGC-H20N』
電源ユニット:玄人志向『KRPW-G630W/90+』(630E、80PLUS GOLD)
OS:Windows7 Professional SP1(64bit)

Ivy Bridge Core i3

 マルチスレッド、シングルスレッドともにi3-3220Tが1割増し以上になっています。動作クロックも0.2GHzほどi3-3220Tのほうが上なので、まあ順当なところ。

Ivy Bridge Core i3

 消費電力はシステム全体で見た場合、アイドル時はほぼ同等。CINEBENCH R11.5実行時の高負荷な状態では、3Wほどi3-3220Tのほうが省電力ですね。さすがIvy Bridge、性能と消費電力のバランスが明らかに向上しています。

Ivy Bridge Core i3

 最後に内蔵GPUもゲームベンチで比べてみました。i3-3220TはPSO2ベンチマーク(1280×720ドット、ウィンドウモード)では1.7倍、MHFベンチマーク(1280×720ドット、フルスクリーンモード)でも1.3倍も上の性能に。エグゼキューションユニットが少ないIntel HD Graphics2500でこの3D性能なら、同4000を備えるi3-3225も期待できそうです。

 1万円アンダーの低価格向けでは、PentiumやCeleronも新モデルが追加。Pentium G2120とG2100T以外はSandy Bridgeコアのようです。低価格CPUとミニITXマザーでテレビサイドPCを組むも良し、TDP35Wの省電力CPUと在りし日の価格に戻ってきたHDDでホームサーバーを組むも良し。下位ラインアップの充実で自作PCの選択肢が広がりますね。

■関連サイト
インテル

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