週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

ウィンドウズ8の予習 第2回(全10回)

スタートボタンがなくても大丈夫! コツを覚えてメトロでも迷わず操作

 ウィンドウズ8の話題が出ると、乗り換えに“積極派”と“慎重派”の2派に意見がわかれがち。“慎重派”の理由のひとつに、従来の操作方法との違いが挙がる。第1回で解説したとおり、ウィンドウズ8ではメトロが採用され、慣れ親しんだスタートメニューはなくなった。だけど、そこでためらってはもったいない。実はウィンドウズ8の操作にはコツがある。今回は、PCの終了を例に、ウィンドウズ8の新しい操作方法を予習しよう。


■ウィンドウズ8の終了は設定メニューから

 スタートメニューは、ウィンドウズ95の頃から使い慣れた操作方法。アプリの起動はもちろん、PCの終了もスタートメニューから選択していた。スタートメニューがなくなったウィンドウズ8では、長くウィンドウズを使ってきたユーザーほど、どこから終了していいのか迷うことになりそうだ。

 ウィンドウズ8でさまざまな設定やシステムに関する操作を行なうときには、画面右端から左にスワイプすることで、メニューを集めた“チャームバー”をすばやく呼び出せる。ここで設定アイコンをタップすると設定メニューが表示されるが、実はパソコンの終了もここから行なう。

ウィンドウズ8の予習(第2回)
↑この画面は、まだチャームバーが出ていない状態。画面の右端から中央に向けてスワイプして、“チャームバー”を引きだそう。画面の右のちょっと外側(液晶のワク部分)に指を置いて左にすべらせるとちょうどいい感じになる。
ウィンドウズ8の予習(第2回)
↑画面右端に“チャームバー”が現われるたら、いちばん下の“設定”アイコンをタップ。
ウィンドウズ8の予習(第2回)
↑設定メニューが表示される。いちばん下のまん中に“電源”アイコンがあるのでタップする。

 最初は、こんなところに終了メニューがあるなんて! と驚くかもしれない。けれど、設定に関するメニューはすべてこのチャームバーにあるということさえつかんでしまえば、一気に迷う場面はなくなるハズだ。ともかく、電源アイコンを押していったん終了の操作をしてみよう。選べるのは、“シャットダウン”のほかに“スリープ”と“再起動”もある。

ウィンドウズ8の予習(第2回)
↑“スリープ”、“シャットダウン”、“再起動”から、終了方法を選択する。

 メトロを表示する“スタート画面”に戻るには、チャームバーの“スタート”アイコンをタップする。iPhoneやAndroidで“ホーム”ボタンを押すように、Windows 8の操作に迷ったら、ともかくいったんチャームバーを引き出してみよう。


【ウィンドウズ8快適化TIPS】
背景や設定画面を好みの色にしておこう

 スタート画面の背景や、チャームバーから引き出す設定画面に初期設定されている色は、濃いグリーン。この色は変更して、好みの色の組み合わせを選択できる。著者としては、ダーク系が好みなので、下の手順で濃い茶色の組み合わせにしてみた。

 ウィンドウズ8はタブレットPCなどに入れて、持ち歩く機会が多くなりそう。愛用するカバンや筆記具の色に合わせて設定したり、その日の服装の色に合わせて変更したりしても楽しそうだ。

ウィンドウズ8の予習(第2回)
↑チャームバーの“設定”画面で、いちばん右下にある“PC設定の変更”という文字をタップすると、“PC設定”画面になる。“パーソナル設定”の“スタート画面”で、背景の色やデザインを設定可能だ。
ウィンドウズ8の予習(第2回)
↑メトロを表示するスタート画面に戻って、設定の反映を確認しよう。

 実は、チャームメニューから呼び出す設定画面の内容は、使用中のアプリによって異なる。たとえば、メールアプリなら“アカウント”、インターネットエクスプローラー(IE)なら“インターネットオプション”などのメニューが表示される。

ウィンドウズ8の予習(第2回)
↑IEを起動中に、チャームバーから設定画面を表示した。アプリに応じたメニューが出てくる。

 スタート画面でも、アプリの使用中でも、迷ったらとにかくチャームバーを引き出してみるのが、使い方のコツとなる。このことさえ身につければ、ウィンドウズ8を使い始めたばかりでも、操作に迷うことは激減するハズだ。

[操作環境]
この記事では、『ICONIA-F54E』(エイサー)を使用。CPU:Core i5 480M2.66GHz/2コア メモリ:4GB タッチ液晶の解像度:1366×768 マイクロソフトが6月1日より配布開始した、Windows 8 Release Preview版をインストールした。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう