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台湾、香港、日本がギャラクシーブースでOC対決!:COMPUTEX TAIPEI 2012

2012年06月09日 13時00分更新

 GALAXYはCOMPUTEX TAPIE 2012の会場で、自社開発した基盤に“Ge Force GTX 680”を搭載したオーバークロック仕様の『GF PGTX680-SOC/2GD5 WHITE』と、同ビデオカードの電圧設定などをコントロールする『OC Panel』を発表した。

 GF PGTX680-SOC/2GD5 WHITEは、定格動作で1066MHzの“Ge Force GTX 680”を1202MHzまでパワーアップしたモデルで、基盤は完全にオリジナルで自社開発したものを使用。コンデンサーやチップが高品質であることは当然だが、基盤もOCしやすいように発熱などを抑える工夫がなされているとのこと。

 このGF PGTX680-SOC/2GD5 WHITEには、さらにパワーアップして使いたいユーザーに向けて、外付けのコントロールパネル“OC Panel”を用意した。OC Panelには、電圧を変更するためのスイッチ5つと、各種設定を変更するためのスイッチ5つの合計10個のスイッチに、設定した情報をボードに反映させるための“VID APPLY”ボタンが用意されている。接続は、GF PGTX680-SOC/2GD5 WHITEの背面部分に用意されている接続コネクターに、OC Panelから伸びるケーブルを接続するだけと手軽に行なえる仕様。ブースト時のクロック数は最大で1267MHzまで上げられるという。

 生産数はごく少量を限定生産する予定。日本国内では、単品での販売になるか、GF PGTX680-SOC/2GD5 WHITEとのセットでの販売になるかはまだ不明。国内での販売時期は、どちらも月内を予定しており、価格はGF PGTX680-SOC/2GD5 WHITEが5万円台後半、OC Panelは、単品販売の場合で1万5千円前後の予定だ。

 

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↑3連ファンの強力なクーリングで定格動作時より200MHz近く高いクロック数で動作可能となっている。
 

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↑『OC Panel』は上段のスイッチでGPUの電圧設定の変更を行なう。下段のスイッチは、PCI Expressやメモリーの電圧変更、BIOSの切り替えスイッチとなっている。
 

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↑上段のスイッチの切り替えは12パターンを用意。
 

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↑『GF PGTX680-SOC/2GD5 WHITE』の背面に『OC Panel』のケーブルを接続するためのソケットが用意されている。


 GALAXYは、今回の出展にあたり、台湾、香港、日本からオーバークロッカーを招いて、初日から4日目までブースで『GF PGTX680-SOC/2GD5 WHITE』を使ったオーバークロックショーを実施していた。

 初日は台湾のオーバークロッカー、2日目は日本を代表してduck氏、3日目は香港のオーバークロッカーが、それぞれ自分たちのOCの妙技を披露。液体窒素の蒸発時の煙がGALAXYブースに昇っていた。4日目には、3ヵ国のオーバークロッカーたちが協力して1台のマシンのOCに挑戦。香港チームがビデオカードまわりを担当し、日本のduck氏はCPUまわりの設定を担当していた。

 OCはトラブルがついてまわるのが常。当初の予定どおりとはいかないシーンもあったが、派手な蒸発音と煙があがるブース前には大きな人だかりできていた。
 

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↑4日目に行われていた3ヵ国合同のOCショー。液体窒素をこれでもかと派手に使っていた。
 

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↑作業中の香港チームとduck氏。


■関連サイト
COMPUTEX TAIPEI
GALAXY

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