受賞作品2タイトルが配信開始されている“TOYOTA SOCIAL APP AWARD”。プロジェクトの中心人物であるトヨタマーケティングジャパンの喜馬克治氏へのインタビュー前編では、ユーザーからの反応やプロモーション手法について聞いていく。
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喜馬克治氏
株式会社トヨタマーケティングジャパン
ネクストマーケティング エグゼクティブクリエイティブディレクター
「今回はじめて体験した“ユーザーと共創する”手法の開発からは、いろいろと得るものが多かったです。今後は（ハードも含めた）製品の開発に、それらが活用される可能性もあると思いますね」と語る
■両者にメリットのあるカタチが“ソーシャル”なんじゃないか
――4月25日にアプリが公開されましたが、手応えはいかがですか？
喜馬 うれしいことに『開運パワーロード』（以下、パワーロード）も『OKINAWA DRIVE LABEL』（以下、OKINAWA）も、公開後2週間で約2万ダウンロードを達成してアクティブも稼げています。パワーロードは徐々にクチコミで広がっていくタイプのアプリだと思いますし、OKINAWAのほうもいちばん使われるのは夏休みのあたりなのかなということで、どちらもこれからユーザー数が増えていくはずです。このあと、10万ダウンロードくらいまでは伸ばしたいですね。
●開運パワーロード
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↑あらかじめ登録した生年月日と星の位置から導き出した“パワー方位”を地図上に表示。設定した目的地までのルートも教えてくれる。ドライブしなくても、その日の“パワー方位”を知るだけでも楽しい。
●OKINAWA DRIVE LABEL
Android版のダウンロードはコチラ
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↑沖縄民謡や沖縄ミュージシャンによるオリジナル楽曲を楽しめるストリーミングアプリ。収録楽曲は140曲以上で、毎週追加される。沖縄でのドライブ中はもちろんのこと、自宅で使用しても沖縄気分が味わえる。
――そのための取り組みはどういったことを？
喜馬 まずはアプリの存在や使い方を知ってもらわないといけないので、ユーザーとの接点になる場所にフライヤーを置いたりしようと考えています。たとえば、パワーロードだったらレンタカーの営業所とか。このアプリは無料だから、レンタカーを借りに来たお客さんに対してもオススメしやすいし、すぐにサービスにつながりますよね。OKINAWAのほうは、那覇とか石垣の空港なんかに置いてもおもしろいかもしれない。羽田空港に置いてあったとしても「なんじゃこりゃ？」という感じだけど（笑）
――マスメディアを活用した展開がメインではないのですね。
喜馬 アプリとかスマホといったものになじみがよいプロモーションを考えています。OKINAWAのほうは、夏休みの前までに小規模なライブフェスを開催して、今回協力してくれたアーティストに出演してもらうという計画もあります。沖縄の音楽文化を育てているコミュニティー誌とタイアップするようなカタチですね。
――それはおもしろいですね。
喜馬 僕らの思想として、沖縄の楽曲とか音楽文化を応援したいという考えがあるんです。「僕らは沖縄のアーティストをPRしますよ。だから逆に、みなさんはこのアプリをPRしてください」というやり方にしたいですね。そうやってお互いにPRし合って、両者にメリットがあるっていうカタチが“ソーシャル”なんじゃないかと。
――なるほど。ところで、ユーザーの反応はどうやって見ているのですか？
喜馬 アプリのレビュー欄の書き込みをチェックしています。今回の狙いは「クルマに無関心な人たちに、どれだけサービスできるか」ですから、アプリ自体の評価がとても気になります。ありがたいことに、今のところおおむね高評価をいただいていますね。
――なかにはユーザーからネガティブなレビューもあるかと思いますが、その声をどう捉えるのかが難しくありませんか。
喜馬 まあ、たしかに中にはそういうレビューもあるかもしれないけど、アプリの設計でケアできるものもありますよね。だから、ユーザーからの指摘はすごくありがたいです。“ソーシャル”というからにはそういった声を受け入れて、改善できるものであればアップデートもしていこうと思っています。
『開運パワーロード』
App Store価格：無料
・iPhone版のダウンロードはコチラをクリック
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