どうも、電撃ホビーマガジンの吉川です。いきなりですが、発売中の電撃ホビーマガジン5月号には、1/144スケールのガンプラが付録に付いています。
この付録、微細なディテールを持ちながら、組み立てに30分もかからないというお手軽なキット。ガンプラを作りたいけどまとまった時間がとれない、久々にちょっと作ってみたい、なんていう方にオススメです。
こちなみにこのガンダムの名は『MSW-004 ガンダム[ケストレル]』。『機動戦士Ζガンダム』時代の機体です。
ティターンズの強化人間用に開発されたケストレルは、実験中エゥーゴによって鹵獲され、主人公ヴァン・アシリアイノが搭乗することに。ティターンズのアポロ作戦(月面フォン・ブラウン市への侵攻作戦)の阻止に動いたアーガマを支援したりもしています。その際にエマ・シーンの駆る『ガンダムMk-II』と共同作戦を実施したという記録もあるんですよ。
その後もティターンズのコロニー・レーザーによるサイド2・18バンチ攻撃の防衛作戦に参加したりも。
リック・ディアスのカスタム機と共に出撃するガンダム[ケストレル]です。
もっと詳しく知りたい方は、ガンダムインフォや電撃ホビーマガジン(関連リンク)で連載中の『A.O.Z 刻に抗いし者』をチェックしてみてください。
さて、ガンダム[ケストレル]のプラモデルに話を戻します。キットにはランナーと組み立て説明図(本誌掲載)が付いています。ランナーはたったの1枚なんですよ、お手軽そうでしょ?
ガンプラ経験者なら30分とかで仮組める感じです。でも、単に組み上げるだけではちょっと味気ないなぁ。なんて人にむけて、ここではプラス30分、ちょっとだけ手をいれてグッと見栄えがよくなる工作を紹介します。
このガンダム[ケストレル]は、“お手軽に作れる”と“良いプロポーション”のふたつを目標につくられたキットなので、関節は完全固定。電撃ホビーマガジン5月号では、ポリキャップを仕込んだ完全可動の作例も紹介しているんですが、まとまった時間がとれないとちょっと難しいですよね?
そこで、ここでは関節の角度を変えて、自分好みのポーズにする製作Tipsを紹介します。左が付録キット素組み、右がポーズ変更後です。
どうですか、手を入れたのと入れないのとでは、その差が歴然じゃないですか? 要は腕と脚をハの字に開いて再接着するだけなんですが、その際に腕も脚も外側に少し捻ってやるのがポイントです。
使った道具はこの3つ。私は手持ちのニッパー、ヤスリ、デザインナイフを使いましたが、コンビニで売っているカッターと瞬間接着剤のみでも十分です。
改造するのは股関節部のココ。関節軸は両脚に開いた四角い穴に、四角い関節軸をきっちりと差し込む構造になっているので、関節軸側を切ってしまえば、脚の開く角度が自由になるんです。
干渉しているポイントを見つけて、自分好みで切っていくのですが、パーツをはめたり外したりしながら、角度を微調整するのがコツです。あとで接着するので、あまり軸を切りすぎると接着面が小さくなってしまうので注意してください。
肩関節は軸の下側を重点的に切り飛ばし、付け根を少し上に移動して胸を張り出すようなポーズに。
肩関節をガバっと開くと、肩アーマーが干渉するので、アーマーの干渉する部分を切っておきます。
各パーツの接着には瞬間接着剤を使って好きな角度でしばらく固定。固まるまでには、数秒~数十秒の猶予があるので落ち着いて。ホビー用の瞬間接着剤ならば、写真のような細い箇所に塗れるノズルも付属しています。
関節への接着だけでは強度に不安があったので、フトモモを腰アーマーにも接着してみました。
完成!
実は、顔の部分にも手を入れて、顎を引けるようにしているんですが、そのあたりはお好みで。
ここまでの作業で約1時間程度です。この後は時間と相談しつつ、スミイレや塗装を施してみてください。あ、ちなみに4月25日発売の電撃ホビーマガジン6月号には、ガンダム[ケストレル]用のシールが付属するので、それを貼っていただくという選択肢もありますよ(笑)。
電撃ホビーマガジン6月号の付録シールを貼った状態がコレ。
というわけで、ガンダム[ケストレル]のお手軽工作、いかがだったでしょうか? 若干ですが、まだ電撃ホビーマガジン5月号は手に入ると思うので、ぜひとも手に取ってサクッと作ってみてください。久々に手を動かすと楽しいですよ!
●電撃ホビーマガジン(関連リンク)
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