2012年02月21日10時00分

スーパーボウル XLVI (6) 米国出張を快適にサポートするデルタ航空の『ビジネスエリート』

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 2月21日発売の週刊アスキーで詳報した第46回スーパーボウル。現地取材のフライトに選んだのは、太平洋路線で最大級の路線網を誇るデルタ航空だ。

 そのデルタ航空ではあえてファーストクラスを作らず、ビジネスクラスを国際線の最上位クラスに位置づけており、その『ビジネスエリート』には最上級のサービスが投入されている。

 週アスでは2年前にも同じビジネスエリートを利用し、その便利さや快適さを体験してきた。それがさらに進化したというから、今回の現地取材は日本を出発するところからして楽しみでもあったのだ。

SB46 ビジネスエリート
成田-ミネアポリス線で搭乗したデルタ航空のボーイング777。

プライベートが確保されたフルフラットシートを装備

 第46回スーパーボウルは、インディアナポリスが舞台。日本からの直行便がない都市のため、どこを経由地にするかでフライトのチョイスが変わってくる。デルタ航空なら複数のゲートシティを経由可能だが、今回はミネアポリス経由を選んでみた。その理由は、ビジネスエリートにフラットベッドシートを搭載したボーイング777に乗ることができるからだ。

 デルタ航空ではボーイング777全機に、フラットベッドシートのインストールを完了。現在はボーイング747への搭載を進めているところだ。日米路線でもタイミング次第でフラットベッドシート搭載の 747 に乗ることができるが、確実にフラットベッドシートを楽しみたいなら、777 就航路線がオススメとなる。

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最新のフルフラットシートを備えた、デルタ航空のビジネスエリート。全席から直接通路に出られるのがうれしい。

 さてこのシート、フラットベッドも楽しみだが、搭乗してすぐ感じるのは、ほどよい個室感だ。すべてのシートから通路に直接出られる配置となっており、隣の人に気を遣う必要がまったくない。これは12時間近いフライトでは本当にありがたいところだ。

 シート横の壁は完全に自分が占有しており、液晶ディスプレーやテーブルは壁から引き出す仕組み。使わないときは完全に収納できる。なにより、自分を囲う壁の内側は完全に自分の空間なので、どこに何を置いても構わないのはありがたい。今回も取材用のカメラを適当に置いておけるのが便利だった。

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液晶ディスプレーは壁面にすっぽり収まっており、軽い操作で引き出すことができる。 画面をセットしたところ。ほどよい距離感があり、視認性はかなり高い。もちろん上下方向の角度調整も可能。

 またビジネス派には、電源コンセント完備もうれしいところ。テーブルも従来のビジネスクラスより大ぶりなので、PCを置いた横でマウス操作もできるのはありがたい。実際多くの乗客が、自分のPCを開いて作業をしていたぞ。

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テーブルは液晶ディスプレーの下側に格納。ノッチをひくと少しポップアップするので引き出しやすい。 ディナーに備えてテーブルをセット。前後方向に大きくスライドするので、食事中に洗面所に行くのも簡単だ。

 大き目のポーチには、アメニティグッズがたっぷり入っており、ソックスとリップスティック、ボールペンはすぐにお世話になった。歯ブラシセットも歯磨き粉付きで入っており、これなら成田空港で歯ブラシセットを買う必要がなかったとちょっぴり後悔したほど(苦笑)。

 写真には写ってないがスリッパも、靴を脱ぎたい派の日本人にはうれしいところ。そしてなにより、巨大なブランケットと枕は深い眠りを約束してくれる。ブランケットはそのままホテルで使えるのではと思うような質感だ。枕は大小2種類あり、食後のゲーム時に活躍してくれた。

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アメニティの入ったポーチ。いまどきのビジネスクラス用としてはかなり大ぶりで、持ち帰ったあとも便利に使えそうだ。 アメニティの中身。就寝時に必要そうなものはおよそすべて備えられている。

和食も洋食もそれぞれの美味しさで充実

 長距離フライトの楽しみといえば、機内食だ。実は、2年前より明らかに進化したと感じたのが、この機内食でもある。前回も今回も往路は和食をチョイスしたのだが、その完成度はかなり上がっていると感じられた。

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ディナーは和食をチョイス。まずは先付けと和え物などから。

 とくに煮物をはじめとする出汁が重要なアイテムは、明らかにレベルが上がっている。記者は食通ではないが、食べるのは大好き。その個人的感想としては、野菜の煮物がちょっと冷えすぎかなと感じたくらいで、ほかは繊細な味付けまで堪能することができた。正直、予想を上回る和食が出てきたのはうれしい驚きだった。

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鉢鮪の醤油漬け、タラバガニの砧巻き、真鯛の昆布締め土佐酢ゼリー添え。砧巻きは食べてみてカニだとわかり、驚いた。
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牛乳と野菜の豆腐。鮭の燻製とラディッシュ添え。豆腐は珍しい舌触りを楽しめた。 茄子の煮浸し。サトイモがしっかりした食感で、煮崩れしていないのがよかった。 牛肉のたたき、赤胡椒添え。米系エアラインゆえ肉肉しい味かと思いきや、日本風のたたきで柔らかかった。
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メインディッシュは銀鱈の焼き物。味噌汁の出汁は昆布、おそらく欧米人は鰹出汁が苦手だからだろう。 銀鱈のメニュー名は「西京味噌にオレンジの風味を効かせた銀鱈の焼き物」。美味しゅうございました。

 また洋食は、メインディッシュを4種類からチョイス可能。ビジネスクラスでは3種類というエアラインが少なくないので、さすがは最高級のサービスを標榜するビジネスエリートだ。

 ちなみにその4種類は牛、豚、鶏、魚というベーシックな4タイプ。帰りのフライトではビーフをチョイスし、適度な柔らかさとボリュームを堪能することができた。

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こちらは洋食の前菜となるサラダ。欧米風のたっぷり盛りがうれしい。ナッツのスライスもこれまた欧米風だ。
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ワインは4種類を手持ちで持ってきてくれた。すいません、下戸なので飲んでません。 米系といえば、デザートはアイスクリームがオススメ。トッピングを選べるのがうれしい。アイスも山盛りのでかさだ。

映画もゲームも選択肢タップリ

 食事が終われば、機内エンターテイメントの時間だ。映画は写真にもあるとおり、最近の邦画を選ぶことも可能。もちろんハリウッド映画は最新作を楽しむことができる。

 ヘッドホンはノンズキャンセリング型が用意されているので、エンジン音+風切り音(実は機内で最大の騒音はこれだ)がまったく気にならない、快適な視聴をエンジョイすることができる。

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食事後は機内エンターテイメントでリラックス。これだけの言語から選べるのはすごい! 日本映画もけっこう新作が用意されている。長旅ゆえ、2~3本観る人も少なくないようだ。

 記者はここでゲームをチョイス。アクション系は機内では集中できないので、ゴルフゲームを選んでみた。いまどきの国際線は、3DCGのゲームが楽しめちゃうんですねと軽く驚きつつ、気がつけばしっかり2ラウンド36ホール回っちゃいましたよ。

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ゴルフゲームは3D映像の本格派。おもしろくてつい、2ラウンドしちゃいました。 ふだんあまりゲームしないんですが、機内では映画よりゲーム派です。シートを倒してカウチモードでプレーですよ。

 このときのシートはフルフラット一歩手前まで倒し、ヘッドレストを上に持ち上げた位置にセット。ここに枕2つをあてがえば、完全にリラックスモードだ。それにしても隣の席を気にしなくていいってのは、ゲームをプレーするときには気楽なものですね。

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座席リクライニングの調整ボタン。ヘッドレストのみ動かせるのは便利だ。その下はUSBポート。座席の下側には電源コンセントも完備する。 国際線ではおなじみのフライトマップ。立体感のある表示が楽しい。

フルフラットでしっかり寝ちゃいました

 2ラウンド回って疲れてきたところで、税関申告書を記入。あとは今後の取材に備えてしっかり睡眠だ。シートをフルフラット状態まで倒してみると……、うわわ、こんなに倒れるのか。かれこれ15年ほど前、満席のフライトで人生初のビジネスクラスにアップグレードされたときにも倒れる角度に驚いたが、そのときとは比べ物にならないレベルのリクライニング角度はもはや感動ものだ。

 さて、2年前の現地取材時との大きな違いは、やはりこのシート。前回はいわゆるライフラットで、座面はフラットになるものの、微妙に角度が付いた状態だった。それでももちろん快適なのだが、カラダを支えようとどうしても無意識に力が入ってしまったことを記憶している。

 それが今回のフルフラットは、全身すべてが脱力できる、真のベッドモード。このいいところは、カラダを横向きにできるところだ。人間、いつも仰向けで寝てるわけじゃないですからね。この状態で大きなブランケットを掛ければ、気分はまさに空飛ぶホテル。おやすみなさいー。

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これがビジネスエリートで注目のフルフラットシート。大柄な欧米人でもすっぽり納まる大きなブランケットがうれしい。
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後席の乗客とのあいだが完全に仕切られていることがわかる。プライベート感はバッチリ。他の乗客のいびきも気にならなかった。 ブランケットを取るとこんな感じ。完全にフラットでしょ? 窓がなければホテルで寝ているように見えるかも!?

 ……次に気がついたときは、カナダ上空(たしかカルガリーあたり)を飛んでいた。ということは6時間近く、寝続けたことになる。機内だと、長く寝たあとはカラダが痛くなったりしているのだが、それが感じられないのは、全身がリラックスしていた証拠だろう。

 ここでリラックスできたかどうかは、現地到着後に大きく影響してくる。往路のフライトで疲れると、到着日は使い物にならないことが多いし、時差ぼけも解消しにくい。疲れているのに眠れないってヤツだ。それが今回は、往路でも復路でも、時差ぼけの影響は驚くほど少なかった。これは仕事の面で本当にありがたい。ビジネスエリートという名称にも納得だ。

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朝食はアメリカ風にシリアルをチョイス。これにフルーツがつくと、朝って感じがします。 ミネアポリス-セントポール国際空港に到着。気温は華氏33度(摂氏1度)だが、もちろん空港内はポカポカで快適。

 なお、成田―ニューヨーク線やデトロイト線などに使用されているボーイング747には今後、さらに進化したフルフラットベッドシートが入る予定という。

 同シートでは個人用の液晶ディスプレーが15.4インチにサイズアップし、テーブルもさらに大型化。しかも窓側の席が通路にではなく窓向きに配置を変えたことにより、個室感がさらにアップしている。

 一方で中央の2名掛け座席は前方が向かい合う形となり、カップルシートに最適だろう。デルタ航空では今年の10月までには全747型機への投入を完了するそうなので、旅行や出張のスケジュールをチェックしておきたいもの。

 これらのシートはデルタ航空のサイト内で動画や画像を公開しているぞ。気になる動画はこちらでチェックしよう。

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まさにカップルシートと呼ぶにふさわしい、747に搭載される最新型フラットベッドシート。テーブルは約20パーセント大きくなるという。

 そして長旅の末、ミネアポリス空港に到着。次のフライトまでは2時間以上あるので、さっそく空港ラウンジの『スカイクラブ』に入室だ。日本は平日だったので、いくつかのメールを処理。広い机で落ち着いて作業できるのは実にありがたい。

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乗り継ぎのあいだは、空港ラウンジの「スカイクラブ」に入室。空港内の喧騒から逃れられる。 電源が取れる仕事用の机が多数用意されているのがうれしい。軽食やコーヒーを飲みながらメールチェックすれば、乗り継ぎ便までもうすぐだ。

 そんなわけで、スーパーボウル現地取材は快適なフライトからスタートし、充実した取材を行なうことができた。ちなみに帰国は試合の翌日だが、ナイトゲームのスーパーボウルでは、試合後の取材を終えてホテルに戻ってこれるのはほぼ深夜12時ごろ。そこから荷造りして、朝の5時にはホテルを出るので、寝ているヒマはほとんどない。

 そのため、取材からの帰路はいつもヘトヘトなのだが、今回はミネアポリスから成田まで、ほとんど記憶がないほどにリラックス。PCを開いて撮影画像のチェックとかはしていたはずですが、あまり覚えてないっす。おかげで、帰路のフライトにありがちな「本を読む気にもなれないけど、眠ることもできない」という無間地獄とはまったく無縁に帰ってくることができました。

 というわけで、2月21日発売の週刊アスキーにはスーパーボウル現地レポを掲載しているのでお楽しみに! ちなみに今回の快適なフライトを提供してくれたデルタ航空は NFL のチームともコラボしており、ペイトリオッツがインディアナポリス入りしたときのフライトもデルタのチャーター便だったそうですよ。

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こちらはおまけ。米国の空港でよく見かける、家電品の自動販売機。でも実際に購入している人は初めて見ました。ヘッドホンを買ってましたよ。 自動販売機にはアマゾンの『kindle touch』が! 思わず買っていこうかと迷いました。

●関連サイト
デルタ航空 公式サイト
デルタ航空 ビジネスエリート

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