スマホに携帯ゲーム機の操作性をもたらすBluetoothゲームパッド

2012年02月16日 16時35分更新

　モバイル＆ガジェット通販サイト“pocketgames”の品揃えが好きなジャイアン鈴木です。家電量販店では絶対に扱わないような商品もしれっと販売する心意気がいいですよね。

　今回なんの前触れもなく到着した商品はBluetoothゲームパッド『Gametel』。AndroidまたはiOSを搭載したスマートフォンまたはタブレット端末で使えるゲームパッドです。

　パッケージのなかに入っているのは本体とマニュアルのみ。充電器どころか、USBケーブルすら入っていません。まあ、USBケーブルなんて“10人縄跳び”できるほど持っているのでいりませんけどね！

　マニュアルは非常にシンプル。かつ、iOS機に対応しているのに、iOS機に関する解説はいっさいありません。逆ならわかるのですが、ここまでiOS機を完全無視していると、林檎屋さんによっぽど恨みでもあるんじゃないかと勘ぐってしまいます。

　と言っても、専用アプリのインストールさえしてしまえば、週アスPLUSの読者様なら、マニュアルなんて必要ないほどセットアップはイージーです。STARTボタン長押しでペアリングモードに入る……ということだけ覚えておきましょう。

　で、さっそくゲームをインストールしてみようとしたのですが……。

　専用アプリに対応ゲームがリストアップされているのですが、先頭に表示されていた『Asphalt 5 HD』をインストールしようとしたら、Android Marketを運営するグーグル様から「このアイテムはお住まいの国でご利用いただけません」という無情なメッセージをいただきました。

　「○×△□！」と公共の場所では絶対に口にできないようなスラングが思わず洩れましたが、グーグル様に逆らってもしょうがありません。それにしても、リージョンなんて思いついた方は心底いじわるだと思います。

　というわけでほかのゲームを物色することにしました。

　元美少女ゲーム雑誌編集者のワタシの目に止まったタイトルの名は『Magical Magic』。『Magical Magic』の作者様にはいい迷惑だと思いますが、グラフィックのクオリティーからゲームのクオリティーの高さを予感しました。

　いよいよGametelの装着です。写真ではわからないと思いますが、ちょうどスマホをはさむ部分はゴム製なので、キズがつく心配も少なく安心ですね。

　大きさの差をどのぐらい許容できるか確かめるため、3インチ液晶ディスプレーの『Xperia mini pro』を試しに装着してみましたが、これは問題なく固定することができました。

　一方5.3インチ有機ELディスプレーの『Galaxy Note』を挟むことはできませんでした。このようなタブレット級端末の場合は、なにかしらのスタンドを併用してプレイしましょう。

　国内販売価格8820円と少々お高いだけあって、本製品の作りは非常にしっかりしています。L・Rボタンもありますし、ステー部分のネジは六角ネジです。プラスネジはキライ、マイナスネジは超キライなワタシにとって、六角ネジ採用はグッとくる要素です。

　方向キー、各種ボタン……すべて剛性感のある作りのGametelでゲームをプレイすると、スマホでゲームしているのではなく、専用ゲーム機で遊んでいるような錯覚すら覚えます。

　まだ対応ゲームがそれほど多くないですが、開発キットも提供されているので、じょじょに増えていくことでしょう。

　最後に公式動画を下記に掲載しますね。

Gametel Bluetooth controller for smartphones and tablets

　どうですか？　すんごい楽しそうですよねー。とくに最大4人まで可能な多人数プレイは非常に燃えそうです。

　タッチパネルならではの操作性を追求したスマホ＆タブレット用ゲームももちろん進化していってほしいですが、このような物理ゲームパッド用ゲームももうひとつの大きな潮流として増えていってほしいですね！

Gametel（Bluetooth ゲームパッド）
価格：8820円（pocketgames販売価格）
製品公式サイト
 製品国内販売サイト（pocketgames）

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