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ニコファーレで開催される“ニコはちライブ”とは!? アイドリング!!!の門澤Pを直撃!

2011年10月31日 21時30分更新

 あの360度LED空間が、アイドル色に染まる! 人気アイドルグループのアイドリング!!!が11月12日に、ワンマンライブの“ニコはちライブ”を東京・六本木のニコファーレで開催することになったぞ。

ニコファーレ内部
ニコファーレの内部空間は全面LEDスクリーンで覆われているのだ。

 ファンクラブ限定で11月2日13時からチケットが発売されるほか、もちろん“ネットチケット”も発売。自宅に居ながらにして、ニコニコ生放送でライブを楽しむこともできちゃうってわけだ。

 アイドリング!!!はこれまで、品川のよしもとプリンスシアターで定期公演の“品はちライブ”を行なってきた。だが同シアターが11月いっぱいで閉鎖されることになり、ファンのあいだでは定期公演の存続そのものが心配されていた。

 その心配は、12月から『ジュクはちライブ in ルミネtheよしもと』が開催されることで払拭され、ファンもひと安心。ただ、ジュクはちライブが基本的に月イチ公演であることから、ほぼ毎週末に開催されてきた品はちライブからの大幅な回数減に、不安の声もあがっている。

 その答えとなる可能性を秘めているのが、この“ニコはちライブ”。ニコファーレという舞台装置を得てどんなライブになるのか想像がふくらむうえに、こちらはワンマン公演とあって、いやがうえにでもファンの期待は大きく高まっていると言えよう。

ニコファーレ

↑ニコファーレの入り口(右)。左手奥はバーカウンターで、ライブハウスのようなつくりになっている。

 週刊アスキーでは今回、アイドリング!!!の総合演出も手掛ける門澤清太プロデューサーに独占インタビュー。“ニコはちライブ”開催に至った経緯や、今後の仕掛けについて聞いてきたぞ!

--品はちライブ!!!が終了したと思ったら、今度はニコファーレですか!?

門澤:実は今回のライブに関しては、品はちの開催がどうのこうのという前からお話をいただいていまして、すごく興味がありました。

 アイドリング!!!がもともともっている“ネットと放送の連携”というテーマの中で、ニコ生という存在がすごく魅力的だったんです。過去に『リトルビッグプラネット2』の企画(※)でやらせていただき、すごく反応がよくてファンのみなさんにも楽しんでいただけたので、またやってみたかったんです。

今年2月、アイドリング!!!がPS3専用ソフト『リトルビッグプラネット2』とコラボし、4チームに分かれてステージクリエイトを行なう模様をニコニコ生放送で放送したもの。

 そういった流れの中でニコ生からお話をいただいて、一度テストケースでやってみましょうということになったんです。それに加え、今後も定期的にやれないかどうかを検討しているところですね。

 ただもしやるとしても、12月には舞台(劇団アイドリング!!!)もありますし、来年の話になると思います。

ニコはちライブ
アイドリング!!!の門澤プロデューサー。品はち後のライブに関してはほかにもいろいろアイデアを練っているようだ。

--アイドリング!!!からは3D放送や3DSへの配信など、常に新しいメディアに挑戦しようという姿勢を感じます。

門澤:個人的に、そういうのが大好きなんです(笑)。それに、アイドルが好きな若い人たちってやはり、若いメディアが大好きなんですね。そこにどんどん入っていかないと、アイドリング!!!そのものも古くなってしまう。アイドリング!!!のほうから新しいメディアに入っていかないと、時代についていけなくなってしまうという危機感もあります。

 とは言えそういった先取りにはリスクがあるかもしれません。でも先に食いついていきたいし、なによりこういった挑戦はやっていて楽しいです。

 ニコファーレには全面LEDのセットがありますし、間違いなくおもしろいものができると思います。さらにニコ生でライブを中継できるということで、インタラクティブな仕掛けも考えています。

ニコファーレ

↑画面全面にユーザーによるメッセージや弾幕が流れる。応援メッセージで埋め尽くせ!

--メンバーのみなさんも、新しいメディアに対応できるポテンシャルを感じさせてくれます。

門澤:タレントとして対応力が高いということもありますし、なにより本人たちのテンションが上がるじゃないですか。

 こういう挑戦ができるのも、実はテレビという舞台をもっていることの強みだったりします。ニコ生さんのような新しいメディアの側も、そこを信頼してこちらに提案してくれる。そこは相乗効果なわけで、きっと片方だけじゃダメだと思うんです。テレビという大きな柱があることで、チャレンジできるという部分があると思います。

--ニコファーレでは、どんな仕掛けを考えていますか?

門澤:楽しみにしていてください! と大風呂敷を広げてしまっていいものか悩みますが(苦笑)、やはりインタラクティブな特性を生かし、たとえばアンケートシステムを使ってみたいと思っています。

 1日に2回公演するつもりなので、ニコ生で1部と2部の通しチケットを買ってくださった人は、公演のあいだの楽屋で反省会をやっていたりする様子も見られたりするなんてアイデアもあります(※)

このアイデアは“特別楽屋中継が見れる特典映像”として、11月12日のライブにてさっそく導入された。

 ほかに考えている仕掛けは、2部に歌う曲をアンケートを取って決めるというもの。品つぶソングリクエストとは違い、その場ですぐに歌える曲だけになるので、アイドリング!!!の曲だけになりますけどね。

 ファンのみなさんにとっては自分たちの意見がスグに反映される楽しみがあるし、曲の人気ランキングになるかもと思っています。ただ11月12日の公演でそれを行なうかどうかはまだ未定です。

後からネットで観覧できる仕組みも用意

 気になるチケットは前売り券が3000円、各回50名限定の当日券が3500円となっている。会場はオールスタンディングだ。

 また、ニコニコ生放送での中継を観覧できる“ネットチケット”は1部、2部がそれぞれ800pt、1部2部通しチケットが1200ptだ。なおネット中継はリアルタイムで観る以外に、後から“タイムシフト”機能を利用して観覧することも可能。ただし11月19日までという制限があるので、注意してほしい。

●関連サイト
アイドリング!!!公式サイト
「ニコファーレにてアイドリング!!!『ニコはちライブ』の開催が緊急決定!!!」

ニコファーレ

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