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制作者がお気に入りのシーンを語る! 『ICO』『ワンダと巨像』発売記念イベント

2011年09月03日 22時30分更新

  “ヒロインと手をつないで進む”という独特のゲーム性を取り入れた『ICO』と、敵キャラ“巨像”の大きさと存在感が話題となった『ワンダと巨像』。このPS2の人気タイトル2作品が、9月22日にHDリマスター版としてPS3で発売されます。これを記念して、2作品のファンを招待したイベントが行なわれました。

『ICO』『ワンダと巨像』発売記念イベント
ヒロインの手をとって、さまざまな仕掛けがある城からの脱出を目指す『ICO』。
『ICO』『ワンダと巨像』発売記念イベント
見上げるような“巨像”のカラダにしがみつき、弱点を探し出して倒す『ワンダと巨像』。

  イベントのメインは、『ICO』と『ワンダと巨像』のディレクター・ゲームデザイナーである上田文人氏と、『SIRENT HILL』や『SIREN』を手掛けた外山圭一郎氏によるトークセッション。 

 
『ICO』『ワンダと巨像』発売記念イベント
『ICO』が当時の流行に逆らい、アイテムやパラメーターなどの要素がほとんどない構成になったのは「ゲームの根幹をつくった経験がない自分が、どう勝負すればいいか考えた結果」と語った上田氏。
『ICO』『ワンダと巨像』発売記念イベント
外山氏は「『ワンダ』の開発中、社内で“ボス戦がすごい”という話は聞いていて、どう仕上げるのかと思っていたら、ボス戦のみのようなゲームになっていて驚いた」とのこと。

  『ICO』と『ワンダと巨像』の好きなシーンをTwitterやFacebookでシェアすると限定グッズがあたる“Great Scene Sharingキャンペーン”にちなみ、両氏がお気に入りのシーンを挙げるコーナーも。

外山氏の『ICO』名シーン“崩れる橋”
『ICO』『ワンダと巨像』発売記念イベント
「荒涼とした、危険な感じが生々しく表現されていたのが印象に残った」とのこと。上田氏によると「これからも手をつないでいて、というメッセージ」というシーン。
外山氏の『ワンダ』名シーン“最後の一撃はせつない”
『ICO』『ワンダと巨像』発売記念イベント
「敵を倒して、普通いちばんほめてくれる場面なのに背徳感がある」と理由を語った外山氏。上田氏は「敵を倒したのに物悲しい音楽が流れて、爆笑したスタッフもいた」と開発中のエピソードを披露した。
上田氏の『ICO』名シーン“その手を離さない”
『ICO』『ワンダと巨像』発売記念イベント
上田氏が「特にゲーム中に指示を出さなくても、プレイヤーを感情移入させてジャンプしてもらえるよう」に気を使ったというシーン。発売後「迷わずジャンプした」という声が多く、大成功だったとのこと。
上田氏の『ワンダ』名シーン“崩れる橋”
『ICO』『ワンダと巨像』発売記念イベント
上田氏が「絵コンテから音楽のオーサリングまで自分で担当した」というエンディングの中の1シーン。

  トークセッションのあとは、両タイトルのHDリマスター版を先行体験。フルHD、3D立体視、7.1chサラウンド対応と、PS2版をさんざんプレーした自分にとっても新鮮な印象がありました!

『ICO』『ワンダと巨像』発売記念イベント
HD版になって、イコ(主人公)とヨルダ(ヒロイン)の表情がよりはっきり読み取れて、ストーリー部分がより楽しめそう。
『ICO』『ワンダと巨像』発売記念イベント
『ワンダ』はやっぱり巨像の迫力がハンパない! PS2版はブラウン管テレビでプレーした人がほとんどだと思うので、是非大画面で!

 

『ICO』

『ワンダと巨像』


©2001-2011 Sony Computer Entertainment Inc.
©2005-2011 Sony Computer Entertainment Inc.

 

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