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バーユニットなのにサブウーハー&サラウンド! ヤマハ『YAS-101』を使ってみた

2011年08月31日 12時30分更新

YAS-101

  サラウンドシステムといえば、欲しいなぁとは思っていても、3万円、5万円は当たり前のちょっとお高めの価格帯や、設置場所の問題から、“なかなか導入できない機器ランキング”上位のお宅も多いのではないでしょうか。
 そこに登場したのが、実売価格2万5000円のヤマハ『YAS-101』。

 幅89センチの細長いボディーは両端が2センチほど高くなっていて、テレビの脚をまたいで置けるようになってます。40インチのテレビと組み合わせると、テレビがちょっと大きい感じなので37インチ程度がピッタリでしょうか。
 テレビの前にスピーカーを置くと問題となるのが、テレビのリモコン受光部が隠れてしまう点。『YAS-101』には、前面で受けたリモコン信号を裏面から再送信する仕組みがあり、スピーカーをぴったり置いても大丈夫になっています。さらに、学習リモコン機能により、テレビのリモコンのボリュームボタンを使ったり、電源の同時オン・オフなんてこともできるカシコイつくり。
 

40インチ液晶の前に設置
YAS-101
↑強い光沢のピアノブラックボディーは、ホコリが気になりやすいかも……。
背面の横一列に赤外線発信部
YAS-101
↑スピーカーの陰に隠れてしまうテレビのリモコン受光部をフォローするため、前面で受けたリモコン信号を再送信する発信部がある。


 ボディー内には、デジタルアンプと6.5センチの密閉型フルレンジスピーカー×2、さらに7.5センチのバスレフ型サブウーハー×2を搭載。入力端子は光デジタル×2、同軸デジタル×1。これだけだとフロント2.1chなんですが、そこは世界のヤマハ、独自技術“AIR SURROUND XTREME”を使い、バーチャルながらも7.1chサラウンドを実現しています。

 実際にブルーレイの映像で視聴してみました。立体感や空間の広がりは、内蔵スピーカーとは比較にならないぐらいしっかり感じられました。サブウーハーもバッチリ効いていて、臨場感を演出しています。正面から突っ込んでくる飛行機が視聴者の後ろに飛び去るシーンでは、自分にぶつかるまでは突っ込んでくる感じがしましたが、“そのまま後ろに飛び去る”とまでは感じられませんでした。個人的にはじゅうぶん満足な結果でした。

 サウンド補正機能としては、番組からCMに切り替わったときに音量が極端に大きくなることを防止する“ユニボリューム”と、セリフやナレーションを聞きやすくする“クリアボイス”を搭載。どちらも、ふだんのテレビ番組視聴のときに“イラッ”と感じさせないようにする、うれしい機能。
 個人的にユニボリュームが気に入ってしまったため、さっそく自宅に導入することが決定しました。発売日が待ち遠しいです。
 

前面中央インジケーター
YAS-101
↑サラウンドやクリアボイスなどの状態を示すインジケーターですが、学習リモコン設定時なんかにも使われます。
本体ボタンは4つのみ
YAS-101
↑リモコンでも操作できるため、本体の操作ボタンは前面右側の4つのみ。底面に見えるネットはサブウーハーになります。
背面インターフェース
YAS-101
↑光デジタル×2、同軸デジタル×1のほか、サブウーハーの出力を装備。HDMI入出力はないので注意。
付属リモコン
YAS-101
↑音量や各機能のオン・オフなどの操作ができますが、テレビのリモコンを学習させたら、あまり使わなくなるかも。

 

ヤマハ
ホームシアターシステム YAS-101
9月中旬発売予定
予想実売価格 2万5000円前後

 

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