2011年07月30日09時00分

三陸鉄道復興支援Nゲージも展示! 鉄道模型ショウ2011レポート

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鉄道模型ショウ2011

 今年で第33回目となる鉄道模型イベント『鉄道模型ショウ2011』が東京 松屋銀座で開催された。今年の会期は7月20~25日。Nゲージメーカーの新製品や普段は見られない巨大な鉄道模型のジオラマを見るために、連日多くの鉄道模型ファンや家族連れが訪れた。そんな会場で見かけた気になる製品をブースごとにレポートする。

●イチオシはトミックスの三陸鉄道応援Nゲージ

三陸鉄道36-100形ディーゼルカー
鉄道模型ショウ2011

 イチオシはトミーテックの鉄道模型ブランド“トミックス”の製品で、岩手県三陸海岸沿いを走る『三陸鉄道36-100形ディーゼルカー』のNゲージ模型だ。本製品の売り上げの一部は、復興支援金として現在一部の区間で復旧のめどがたっていない三陸鉄道※に寄付される。トミーテックが展開する鉄道員フィギュア“鉄道むすめ”のイラストをあしらったパッケージと、“災害復興支援列車”というヘッドマークが付属する。モーターを搭載しないトレーラー車のため、自走はできないが、ダミーカプラーが付属するため、飾っておいても楽しめる一品だ。販売はトミーテックの通販サイト『テックステーション』にて、8月1日~9月1日まで注文を受け付ける。予価は2520円。

※三陸鉄道は、岩手県の久慈~宮古駅間の『北リアス線』と釜石~盛(さかり)駅間の『南リアス線』からなる第三セクターの鉄道。東日本の沿岸部を走っているため、東日本大震災で大きな被害を受け、現在も『南リアス線』の全線と『北リアス線』の一部が運休している。また、被害があまりにも甚大なため、自己資本での復興は不可能となっている。

●トミックスはロクマルに雷鳥と新製品が盛りだくさん!

EF60の成形サンプル版
鉄道模型ショウ2011

 ショウの直前に発表された新製品、通称“ロクマル”こと、『EF60』。JRバージョンの19号機と、国鉄仕様の2次型標準色、茶色仕様の3つがラインアップ。まだ成形サンプルの段階だが、プロポーションは良好だったので製品版も期待できそうだ。発売予定は秋。

特急『雷鳥』のラストラン編成を再現
鉄道模型ショウ2011

 2011年3月で運転が終了した特急『雷鳥』を偲ぶ『JR 485系 さよなら雷鳥』のセット。3月11日の最終日のフル編成を再現している。こちらも秋に発売予定だ。

鉄コレ『201系京葉線最終編成』
鉄道模型ショウ2011

 Nゲージとして自走化もできるディスプレーモデル“鉄コレ”に、201系の京葉線色が登場。最後まで京葉線に残ったK4+54編成だ。スカートや妻板部分の窓埋めなど、京葉線の独自仕様が的確に再現されている。秋ごろ発売予定。

●トミックスと双璧をなすKATO

レジェンドコレクション第5弾は381系“しなの”
鉄道模型ショウ2011

 トミックスと肩を並べる鉄道模型の老舗“KATO”のブースでは、8月に発売を予定しているレジェンドコレクション第5弾『381系しなの』の試作品を展示。381系しなのはカーブを高速で曲がれるように車体を傾斜させる“振り子”構造を採用し、本製品でも見事その構造を再現していた。写真でも2両目の車両がわずかに傾斜しているのがわかる。

●私鉄はおまかせ! マイクロエース

 KATOとトミックスがあまり製品化しない地方の私鉄など、“ニッチだけど玄人をうならせる鉄道”を積極的に製品化してくれるマイクロエース。

14系500番代客車のセット
鉄道模型ショウ2011

 JR北海道の“SLすずらん”などに使われる14系500番代客車のセット。カフェカーのスハシ44やデッキから車窓を楽しめるヨ4550もセットに入っている。9月発売予定。

未塗装の京王6000系とキハ32も展示
鉄道模型ショウ2011

 12月に発売が予定されている、京王6000系とキハ32。試作品のため塗装がまだされていなかったが、ディテールは良好。

●グリーンマックスはまさかのモノレール!

 Nゲージキットの代表メーカーと言えば、グリーンマックス。完成品のマニ44や東武50000型の試作品、東京メトロ15000系の製品化を発表した。なかでもあっと驚いたのが、完成品の東京モノレール1000形だ。

東京モノレール1000形
鉄道模型ショウ2011

 ディスプレーモデルで走行しないのが残念だが、ストラクチャーとしてジオラマに花を添える存在となりそうだ。グリーンマックスとフジミ模型のコラボレーションモデルで、秋ごろ発売予定。

●貨車と言えば河合商会

 国鉄型のニッチな貨車を数多く手掛けている河合商会。ファンの期待を裏切らない製品を展示していた。

セメント輸送用のタキ1900
鉄道模型ショウ2011

 完全新規金型でおこしたセメント輸送用のタキ1900。手すりやバルブなどのパイピングも精密で実車の雰囲気を忠実に再現している。7月発売予定で、チチブセメントほか、日立セメント、大阪セメントなどの車両がラインアップする。

●路面電車と登山鉄道のモデモ

 スケールモデルで有名なハセガワの鉄道模型ブランド『モデモ』。ラインアップは路面電車や登山鉄道などが中心だ。

広島電鉄5000形『グリーンムーバー』
鉄道模型ショウ2011

 試作品の広島電鉄5000形『グリーンムーバー』。シーメンス社製の『コンビーノ』を元に1999年にデビューした超低床車両だ。複雑な連結構造を見事に再現していた。9月以降に発売予定。

 鉄道模型のイベントは、8月19~21日にも『国際鉄道模型コンベンション』が東京ビッグサイトで開催される。こちらは、模型好きの有志でつくったジオラマや大学や高校の鉄道模型研究会のジオラマが数多く出品されるので、夏のレジャーとして出かけてみてはいかが?

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