週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

スマートフォンの過去と未来は? “神様”山田達司×アスキー総研遠藤所長 日本アンドロイドの会イベントに登場

2011年07月16日 16時00分更新

 7月17日(日)に早稲田大学で日本Androidの会主催イベント“Android Bazaar and Conference 2011 Summer”が開催される。同イベント内のセッションでPalmの神様こと山田達司氏とアスキー総合研究所の遠藤所長が対談。登壇を前に、遠藤所長にセッションのテーマについてコメントを寄せてもらった。

いまのアンドロイドはやばいんではないか?

日時:2011年7月17日(日)14:00~
於:Android Bazaar and Conference 2011 Summer
【震災関連/ビジネス】 大隈記念講堂21号館 小講堂
題名:
山田達司(Palmの神様)×遠藤諭(アスキー総研) 対談
Palm → BlackBerry → iPhone → Androidの次はドレだ?

■このセッションをやることになった理由。

 日本Androidの会の平出さん(事務局長)とお話をしていて、「いまのアンドロイドはやばいのではないか?」ということを、私がしたのですね。iPhoneが、アップルの決まりごとでガチガチで固まった世界だとすると、Androidというのは、とても自由度が大きいのが素晴らしい。ところが、モバイルというのはとくに端末だけで「エコシステム」は回らないということは歴史が証明しているのですよ。

 つまり、そのプラットフォームに馴染む開発者のコミュニティがあって、その端末によって得られる利便性とビジネスというのがあって、それが人々のコンピューティングやひいてはライフスタイルの中で回っていく仕組みが必要。

 ちょうど、生き物や社会システムのように、循環して、それぞれの仕組みが継続的に動かないと、そのプラットフォームは死んでしまう。

 アンドロイドは、開発者のコミュニティについては非常に恵まれていたわけだけれど、そこから先の部分は、いまこれから非常に問われてくるところだと思ったのです。そこで、「そうした議論をすべきだろう」という話になったのですが、いちばん説得力があるのは、歴史が証明しているという事実なのですね。

 その中に、モバイルに関する最良の教科書が隠れている。だったら、モダンモバイルともいうべきPalmの世界で「神様」といわれた山田達司さんをおよびして、Palmだけでなくいままでのモバイルの世界を、いま振り返りながらも最新のモバイルを強く意識しながらそのあたりを探ろうと考えたのです。

 ということで、まるで世界史の授業を聞くようなモバイルデバイスの目くるめく世界を堪能しながら(しかも珍しい端末の実物披露もあり)、これからのスマートフォンがどう進むべきなのか? WebOSなどの最新デバイスを取り巻くトピックなども含めてトークします。

 モバイルでなんらかの関わりのある人は、まずは「神様」の声をきっちりと聞け! といって十分に価値のある内容になるはずですので、ぜひご聴講あれ!!

【講演者名/講演者所属】
山田達司(やまだたつし)/NTTデータ 技術開発本部 セキュリティ技術センター
遠藤諭(えんどうさとし)/株式会社アスキー・メディアワークス アスキー総合研究所

【講演者プロフィール】
山田達司:Palm/Clie/TreoといったPalmOS搭載機の日本語環境J-OSをはじめとして多数のソフトウェアを作成。Palmの開発陣からつけられたニックネームはHackerDude-san。本業はSI会社でID管理、シングルサインオン、スマートフォンなどの技術開発にかかわる。
遠藤諭:1990~2002年『月刊アスキー』編集長。同誌の「スモコンクラブ」(ロードテスト内企画)などで、ながくモバイル端末に触ってきた。「親指ぴゅん」などソフトも開発。現在はネット利用とコンテンツ消費に関する調査、コンサルティングを行っている。

【講演タイトル】
山田達司(Palmの神様)×遠藤諭(アスキー総研) 対談
Palm → BlackBerry → iPhone → Androidの次はドレだ?

【講演概要】
モバイル端末は誕生から20年して巨大な曲がり角に来ている。ハードウェア、ストアやアドなどエコシステム、メーカー下剋上、特許戦争、位置お金などのリアル社会との関係では、これから眩いばかりの光を放つに違いない。誰よりもモバイルを知る山田達司に、デジタルからライフスタイルを検証する遠藤諭が問いかける。歴史検証型(珍しい端末いろいろ登場)未来予測トーク。

公式サイト:Android Bazaar and Conference 2011 Summer

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう