2011年07月20日15時31分

ニコニコ動画最大級のユーザーイベントMMD杯の歴史を運営メンバーが振り返る【その2】

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ムタ そういえば運営が変わって第5回からは特別賞が増えましたけど、なにか理由があるんですか?

cortさん まず参加者が増えたということが大きな理由ですね。そのぶん賞をいっぱい出したいという提案がほかのメンバーからあって決めました。

澪姉さん あと、第6回になってからは運営の作業を完全に分担制にしたのね。データ管理担当とか告知と閉会式の動画編集担当みたいに。
 ほかに変えたところは告知動画かな。cortさんが忙しくて手が付けられないというので私が呼び出されて動画をつくることになったんだけど、6回では告知動画と閉会式の動画が続きになってるんですよ。イメージ的にも今までの動画とは雰囲気を変えましたね。
 同じ人がつくり続けても新鮮味がないだろうし。で、今回cortさんに戻ったときにまたガラッと変わったので、見ている人も楽しめるんじゃないかな。

第6回告知動画 第6回閉会式動画
MMD杯座談会 MMD杯座談会

cortさん 今現在MMD杯は、投稿数でいえば日本最大級の動画投稿イベントになってるんだけど、じゃあ今回は世界を狙おうという目標を勝手に捏造したのねw それで、今回の告知はコンサートの楽屋風景とステージに上がる瞬間ていうのを動画にしてみた。万国共通でわかりやすい盛り上げ方だと思ったし。

第7回告知動画
MMD杯座談会

 MMDをもっとアピールしたいし、職人がもっと増えるといいなっていうのは常に思ってる。不思議なもんで、MMDのバージョン1やバージョン2からやっている古参ユーザーは、新しい職人が増えることを望んでる人が多いんですよ。

澪姉さん 自分のライバルなのに相手の動画を宣伝しちゃったりね。そういう雰囲気が温かいなぁって思う。

かんなさん MMDに限ったことじゃないけれど、古参の投稿者が批評家みたいにならないのはニコ動のいいところだと思うね。
 そうしたことに加えて、cortさんに移ってからも変わってないと思うけど、プロもアマチュアも関係なしに勝負できる“場”っていうのがMMD杯のおもしろさのひとつかなぁ。

ねるどらさん いろんな人とガチバトルができるのがいちばん楽しいですね。

澪姉さん 有名Pと真っ向勝負できるようなところはここしかないからね。

ねるどらさん あと、大事なのは負けても泣かないこと。

cortさん それすごい大事w

KAWARAさん そういえばずっと謎だったんですが、閉会式の表彰動画ってなんで総合優勝から発表するんですか? 下から発表したほうが盛り上がるような……。

かんなさん あれは、順位に関してはそこまで重要ではないというか、優勝は優勝としてもちろん称えたいんだけれども、ほかにもいろんなおもしろい作品があるよという意味を込めています。なので、あえて優勝を最初にして、そのあとにテーマ別優秀賞や特別賞を紹介するようにしたんですよ。

澪姉さん 第5回以降も表彰動画の構成が変わっていないのは、その考えを継承してるから。数字のうえでの優勝っていうのは閉会式の前からマイリス数を見ればわかっているんですよ。ユーザーがわからないのは運営特別賞と選考委員賞だけで、閉会式のメインイベントはそっちと言ってもいいですね。

かんなさん 選考委員が選ぶ作品って、いろんな視点があってけっこうおもしろかったりするんですよね。

cortさん 前回の選考委員だったFooさんが選んだ作品とかも、「これでお願いします!」って意気揚々とメールを送ってきて、見てみたらボーラーレ(霊夢とリンでボーラーレ♪【萌】)なの。なんでこれ選んだ? というよりも、なんだよそのテンションっていうねw

霊夢とリンでボーラーレ♪【萌】
MMD杯座談会

かんなさん 選考委員の方には上位だろうが下位だろうが、いいところがあるものはぜひ推してくださいと伝えているけど、とにかくあの枠に関しては毎回、何が出てくるかわかんない。

澪姉さん ダンスの動きだったり、映像のクオリティーだったり、ネタをメインで見たりと、それぞれ違った視点があるのね。

ムタ 受賞作品の話に関連してですが、特別賞って毎回どうやって選んでいるんですか?

かんなさん 1回から4回に関しては、“MMDとして”ということを考えていました。たとえば、MAD的なおもしろさやアニメ的なおもしろさというのも当然加味はするけれども、“MMDならでは”という視点で見たときにひとつ注目すべきポイントがある作品をみんなで話し合ってピックアップするようにしてました。
 これは僕も聞きたいんだけど、第5回以降はどんな基準で特別賞を選んでたの?

cortさん まあ運営のメンバーが気に入ったものを出し合ってという感じですね。出す基準としては“ほかにないもの”。前回でいうと、白い背景で音もない、ミクがひたすら精密に動いているだけの作品(はちゅねミクが側転に挑戦)とか。何かに特化したものをピックアップするのが多かったかな。数字で評価っていうのは全然考えてなくて、たとえば“潔さ”とかね。

はちゅねミクが側転に挑戦
MMD杯座談会

澪姉さん 上位から下位まで全部見たうえで、ほかがマネしてないものね。第6回だと予選・本選合わせてひとりで30本もアップしてる人とかいたし。

かんなさん ただ、特別賞っていうの本当に思いつきでつくった賞だったんだけど、第1回で賞を選んで表彰動画をつくっているときにすごく悩みました。数字だけで決めればよかったんじゃないかと……。けど、ほかにも個性的な作品はいっぱいあるからぜひ見てほしいということで、結局やりましたが。

澪姉さん でも特別賞を選ぶのはすごい楽しいよ。運営の俺得っていうか、ほかの人が何と言おうと私はこの動画がおもしろいっていうのを選べる賞だし。

かんなさん 表彰セットの公開って今回もやるの?

cortさん やりますよ。前回もいくつかの個人表彰動画がアップされてたんですけど、運営の特別賞に納得がいかなかった人、受賞作品よりも気に入った動画があった人は、ユーザーどうしでどんどん表彰しあっていってほしいです。

第6回の個人表彰セット
MMD杯座談会
閉会式動画で使った音源や表彰用のテンプレートなどを配布している。

KAWARAさん 話は戻るんですけど、ほかの作品とかぶらないものを選ぶという中で、僕がおもしろかったのが第4回のチャップリンの独裁者をネタにしたリンちゃんが独裁者と、地球とダンスですね。

リンちゃんが独裁者
MMD杯座談会
地球とダンス
MMD杯座談会

澪姉さん あれはびっくりしたね。まさかあんなネタがかぶるとは……。

かんなさん あれに関しては逆にかぶったから選びましたねw

cortさん KAWARAさんも第5回で受賞してましたよね(Miku The Wizard of Speed and Time』)。あれを選んだときも、誰かがやりそうでやらなかったっていうのが決め手でした。
 僕も新しい動画をつくるときには、常に新しい技術を導入するようにしてます。過去にやってないものやソフト、ツールを使ってみたりという感じで。

Miku The Wizard of Speed and Time
MMD杯座談会

【またまた長くなってしまったのでその3につづく】

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