2011年06月10日15時07分

エバーノート開発者向けイベント“Evernote Developer Meetup”が開催!!

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 エバーノート連携サービスの開発者がAPI利用のポイントや開発秘話などを披露するイベント“Evernote Developer Meetup”が、東京・お茶の水のデジタルハリウッド東京本校で開かれた。

 まず登場したのが、パートナー・インテグレーション・ディレクターのセス・ヒッチング氏。一生の記憶を安全に、簡単に残せる“エバーノート”の基本的な設計思想について説明した。この6月でサービス開始3年目に突入、利用者は全世界で1000万人に到達したとのこと。

Evernote Developer Meetup

 ヒッチング氏は、先日お伝えした、初の開発者コンテスト“Evernote デベロッパー・コンペティション”について説明。日本人開発者に世界に向いてほしいと、日本だけに“Japan Prize”を用意したという。“Japan Prize”は、震災復旧に最も寄与する連携アプリケーションが審査の対象になる。震災直後には、ツイッターやグーグルなど、速報的なメディアがチカラになったが、復興に向けてはこの記憶のメディアである“エバーノート”が活躍する場面が出てくる可能性もある。この“Japan Prize”から、すばらしい連携アプリケーションが生まれてほしいものだ。

Evernote Developer Meetup Evernote Developer Meetup


 続けて登場したのが、日本人ディレクターの佐藤真治氏。ここで議論されたことをもとに、優れた連携アプリケーションが誕生すれば、このイベントは成功だろうと話を切りだした。

Evernote Developer Meetup

 佐藤氏は、エバーノートの連携アプリを開発するに当たって大事なこととして、「毎日の生活で“ちょっと嫌だな”と思うことを考え、アプリにはそれを解決するための必要最低限の機能を提供すること」をあげた。「欲張って多くの機能は付けない」のがポイントだ。

 また、“APIこそがエバーノート”と、エバーノートそのものが、まずサービスの前にAPIを開発。そのAPIを使いやすくするためのクライアントを作成した、と説明した。これはほかのウェブサービスとは、逆のアプローチだ。そのAPIは誰にでもオープンに開かれていて、本家だけが秘密のAPIを使っているようなことはないとのこと。すべてのアプリやサービスが、同様のAPIを利用しているというわけ。

Evernote Developer Meetup Evernote Developer Meetup

 開発者向けの情報は、以下のサイトで手に入る。

オフィシャルウェブサイト

開発者向けオンラインフォーラム

Evernote API徹底活用レシピ

Evernote Developer Meetup Evernote Developer Meetup


 次に行なわれたパネルディスカッションでは、東芝の個人用PC添付ソフト“Bulletin Borda”を開発した、東芝の齋木晃治氏(右)、ツイッタークライアント『ついっぷる』を担当するNECビッグローブの石塚宏氏(中)、超有名エバーノートアプリ『FastEver』開発者でラッコエンターテインメントの若林大悟氏(左)の3名が登壇した。それぞれのソフトはもちろんエバーノートと連携する。

Evernote Developer Meetup

 パネルディスカッションでは、実装時に良かった点や苦労した点として、「APIが豊富で使いやすかったので特に苦労はしなかった」という話が出た。苦労した点としては、「ユーザーインターフェースや多言語へのローカライズ、社内での企画通し」などと、エバーノートのAPIの利用とは別の部分の話が多く、会場の笑いを誘っていた。

 また新規アプリ開発のブレストも行ない、「レストランで料理の写真以外でその店舗について記憶するアプリは?」との問いに、東芝・齋木氏から“顔の表情で記憶、その解析で感想がわかる”というアイデアが飛び出し、エバーノートの両氏も思いつかなかったと驚いていた。


 最後に各社がエバーノート連携アプリのプレゼンテーションを行なった。まず登場したのがオムロンソフトウェアの杖村正博氏。名刺読取アプリ『Bizcaroid』は、名刺を画像で読み取り、文字認識したうえでアドレス帳に登録。名刺の画像をエバーノートに保存する。

Evernote Developer Meetup


 インフォテリアの青山茂生氏。スマートフォン用カレンダーアプリ『SnapCal』は、カレンダー内のイベントからエバーノートのノートを作成。作成したノートには、予定、日付や場所とともにそのイベントであったことなどを記録しておける。逆にエバーノート内の、日付や場所のデータを抽出しカレンダーに反映させることもできる。

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 takramの牛込陽介氏。無印良品のiPadアプリ『MUJINOTE』は、シンプルなメモアプリ。ノートを作成でき、その中にメモを作成していく。このノートがエバーノートのノートに、メモがノートの内容に当たる。

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 SixApartの重田氏と澤田氏。同社のブログ作成プラットフォーム『Movablle type』がエバーノートと連携。自分で書いたブログをエバーノートにクリップ。これは一見、無意味なようにも思えるが、エバーノートの優れた検索機能によってアーカイブ性が増す。エバーノートにすべてを記録するなら、これもアリだ。

Evernote Developer Meetup


 ライブドアの大城継氏。ライブドアブログは、逆にエバーノートの記録をライブドアブログにアップロードできる。日々の記録をエバーノートに取っている人が、その記憶をブログとして出せる。

Evernote Developer Meetup


 今回登場した以外にも、このところエバーノートの連携サービスが多数登場している。今回のイベントをとおして、さらに多くの連携サービスが生まれるだろうし、“Evernote デベロッパー・コンペティション”も夏には結果が出る。今から楽しみだ。

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