2011年05月25日17時12分

7月発売!? 石川温が次期Windows Phone 7“Mango”の可能性と発売日予測を詳説

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 マイクロソフトが、『Windows Phone 7』の次期アップデート版“Mango(開発コードネーム)”の詳細を発表した。23日月曜日に開発者向けイベントで来日した同社のスティーブ・バルマーCEOが「明日、大きな発表がある」と言及。「もしかして、日本投入の詳細が!」とワクワクさせられたが、残念ながら、そのあたりの話は一切なし。だが、日本人として嬉しいのが、参入メーカーとして“富士通”の名前が発表された点だ。あのドコモ向けWindows7ケータイを作ってしまう富士通がWindows Phone 7にも参入と言うこともあり、今後に期待したいところだ。

 気になる“Mango”だが、新バージョンにより、500以上の新機能が追加されることになるという。注力しているのは“コミュニケーション”、“アプリ”、“インターネット”の3ジャンル。「これまでのスマートフォンに対する代替案」(マイクロソフト)というだけあって、iPhoneともAndroidとも違った切り口で勝負を挑んできている。

Integrated Messaging on Windows Phone
石川温が次期Windows Phone 7“Mango”の進化点と可能性を詳説!
↑サービスに対して人が並ぶのではなく、人に対して各種サービスが並ぶのが最大の特徴。どのSNSを利用しているのか意識せずコミュニケーションを楽しめる。

 Mangoでは、コミュニケーションの強化として、Threads(スレッド)表示が可能となり、Facebookでのチャットに対してWindows Live Messengerから返事ができる。またグループでの連絡が楽になったり、Twitterとの連携もより密になった。iPhoneやAndroidであれば、それぞれのSNSは、別々のアプリでコミュニケーションをとる、というのが一般的だ。Mangoであれば、ひとつの環境で様々なSNSとのやりとりが簡単にできる。SNSを使い分けるという煩わしさがないというのはかなり便利そうだ。

Start Screen on Windows Phone
石川温が次期Windows Phone 7“Mango”の進化点と可能性を詳説!
↑トップ画面のタイルはアイコンとウィジェットを兼ねている。共通したデザインで統一感を演出しているのは他OS端末と異なる魅力だ。

 Windows Phone 7はトップ画面にタイル状のアイコンが並び、そこに電話であれば不在着信件数、メールであれば未読件数などが表示される。Mangoでは“アプリ”が強化され、アプリを開かなくても、タイルに様々な情報を表示することが可能になった。マルチタスキングも、わかりやすい画面表示で切り替えもとてもスムーズになっている。

Internet Explorer 9 on Windows Phone
石川温が次期Windows Phone 7“Mango”の進化点と可能性を詳説!
↑最新のInternet Explorer 9を搭載。少なくとも現時点でHTML5表示スピードはスマートフォン中最速と言える。

 “インターネット”の進化としては、IE9ベースのブラウザーにより、HTML5をサポートし、ハードウェアアクセラレーションによりサイトの表示も高速化されているという。Bingとの連携も強化された。

 注目はなんと言っても参入メーカーが増えたということだ。これまでのサムスン電子、LGエレクトロニクス、HTCに加え、Acer、富士通、ZTEが仲間入りした。当然、発表会で大きな扱いを受けていたのが先頃、提携が発表された“ノキア”だ。世界各国に販売網を持つノキアがWindows Phone 7スマートフォンを投入すれば、欧州やアジアを中心に一気にユーザーが増えるだろう。
 
 アプリに関しては、現在、1万8000以上がMarketplaceで配信されているという。これも対応国が増えると言うことで、市場がさらに拡大していきそうだ。

 気になる日本展開だが、Mangoにより、世界35ヵ国の言語に対応。これで正式に日本語がサポートされることになる。Mango搭載の新製品は秋以降に世界でリリースされるようだが、日本での投入も準備が進んでいる。果たして、どのキャリアから投入されるかは不明だが、タイミングとしては、年末商戦に向けて発表されるのが濃厚。もしかしたらWindows Phone 7だけに“7月”というのもあり得なくない。いずれにしても間違いなく日本でもWindows Phone 7スマートフォンが買えるようになるだろう。

 日本において、気になるのがauのポジションだ。マイクロソフトはWindows Phone 7で、Facebookとの連携を強化しつつ、さらに先頃、スカイプを買収した。日本でFacebookとスカイプと言えば、両社と戦略的提携を結んでいるのはKDDIだったりもする。いまのところは“Android au”を訴求しているKDDIが、果たしてFacebookとスカイプとの関係からWindows Phone 7の導入に動くのかが注目と言える。

 Windows Phone 7スマートフォンに可能性を感じるのが、やはりコミュニケーション部分に力を入れているという点だ。今回のMangoへのアップデートでも、そのスタンスはさらに明確になったと思う。

 アドレス帳はFacebookを流用できるようになっており、友人の近況を確認しながら、相手にメールや電話で連絡を取れる。このあたりがMangoでTwitterとも連携が強化されるようになるなど、ますますコミュニケーションが楽しくなるのは間違いない。

 また、先頃、マイクロソフトがスカイプを買収したことにより、さらなる融合も将来的には期待できることだろう。Facebook、Twitter、Windows Live Messenger、そしてSkypeなど様々なサービスを横断的に、しかも個々のサービスを意識することなく使えるようになると、Windows Phone 7は“友達とつながることが楽しくなる”スマートフォンとして、他プラットフォームとは違ったポジションを確立していく可能性は十分にありそうだ。

Windows Phone Japan(※フェイスブック)
Windows Phone Newsroom(※英語サイト)

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