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聞かれたくない会話を音で隠す“サウンドマスキング”を体験!

2011年03月04日 23時22分更新

 プライベートな情報を無意識に聞いてしまったり、聞かれることってありますよね。つい、耳に入ってきてしまうことも……。

VSP-1

 そんなシーンで個人情報の漏えいを防ぐため、ヤマハが開発したのが『VSP-1』。欧米などで主流のサウンドマスキングはノイズなどを出し、会話を聞こえなくする技術ですが、それとはまったく異なった方法で会話を聞こえなくします。

 どういう仕組みかというと、雑踏など多くの人がいるような状態と同じような音、そして鳥の声や水のせせらぎなどの音を組み合わせて、会話を包み込んでしまうという技術なのです。似たような音を出すことで、会話の内容を認識しにくくなるのですね。

実験会場

 製品の発表会場には薬局をイメージした場所が用意され、足元に人の数+1台を設置し、実験が行なわれました。1.ノイズ、2.クラシックのBGM、3.VSP-1の順で音を流し、会話の聞こえ具合をチェック!

 3.だと机の向こう側に座っているお姉さんの話の内容がほぼわかりません! す、すごい!! ちなみに、会社で隣の人がうるさいからといってこれを使っても効果はないそう。部屋のドアなどの会話が漏れる場所に置くのが有効だそうです。

 音を配信して流せばいいじゃん! と思いますが、音だけでは意味がないそうで、数台置いたときの協調性などもいろいろあるそう。

 そういえば先ほどカフェに入ったのですが、隣の人の話が丸々聞こえだったなぁ……。しかも、結構大事なことで会社の今後の技術開発についてとか戦略とか。って、うるさくて取材前の精神統一できなかったので(←コレ超大事!)、薬局以外でも会話が気になる場所に設置してほしい! もしくは手のひらサイズにして、いつでもどこでもサウンドマスキングとか、どうでしょうかヤマハさんっ!?

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