軽快でシンプルながら多機能なウェブブラウザ「Steel」

作者名：kolbysoft
価格：無料
カテゴリ名：通信
バージョン：0.1.10
作者サイトURL：http://www.kolbysoft.com/

「Steel」は、Androidの標準ブラウザと同じ「WebKit」をベースにしながら、より軽快かつシンプルで細かな設定ができるウェブブラウザアプリです。
 

ウェブブラウザは、パソコンやケータイにおいて非常に利用頻度の高いアプリです。また、アプリごとに細かく微妙な使い勝手の違いがあるため、人によって好みのブラウザは異なります。「Steel」は、細かい設定で自分好みにカスタマイズができるブラウザアプリです。

さっそく使ってみましょう。
 

 

初期設定のままでは、起動直後は空のページが表示されます。
右下にうっすらと見える扇形の部分をタッチすると、アドレス＆サーチバーとメニューバーが表示されます。
 

mobile ASCII for Androidを表示してみました。画面上部のアドレス＆サーチバーと、画面下にメニューバーを表示した状態です。

上部に表示されたアドレス＆サーチバーには、URLや検索文字列を入れて使います。また、バーの左端にはホームボタンが配置されています。ホームページを登録しておくと、ワンボタンで移動できます。

また、下部に表示されたメニューバーは、左から「戻る」「ウィンドウ（タブ）」「ブックマーク」「進む」です。ここらへんは、一般的なブラウザが持つ機能と同じなので、迷うことはないでしょう。また、複数のウィンドウが表示されているときには、ウィンドウを閉じる×ボタンが右側に現れます。
 

 

「ウィンドウ」をタップすると、開いているウィンドウ一覧がサムネイルで表示されます。横にスクロールすることで、最大8ページまで表示できます。タップすると、そのウィンドウに切り替えられます。
 

ブックマークは、非常にシンプルで文字だけです。
 

メニューからは、「Find（ページ中文字列検索）」「Select（文字列選択）」「Bookmark（ブックマーク追加）」「Share（メールでページ情報を共有）」「Downloads（ダウンロード）」などが利用できます。
 

そのほか、メニューから「Settings」を選ぶと、設定画面が表示されます。ここで、細かい設定が可能です。

まず、「Fullscreen Mode」をオンにすれば、通知エリアまでも非表示にする、完全な全画面表示が行えます。また、「Left Handed」にチェックを入れると、従来は右下に表示される、アドレスバーなどを表示できる扇形ボタンが左下に表示できます。
 

 

また、初期ズーム率や「UserAgent」の変更なども行えます。
たとえば、「UserAgent」をiPhoneにしておくと、iPhoneには対応していて、Androidには非対応のウェブページでも、同じスマートフォン向けに最適化された、パソコン向けよりは読みやすいページを表示できるでしょう。

また、もう1つオススメの設定は、「Layout Algorithm」です。ここは、初期値は「Normal」ですが、「Single Column」か「Narrow Column」にするのがいいでしょう。こうすると、Androidに対応していないウェブページでも、文字が読みやすく折り返しされて表示されるようになります。
 

「Narrow Column」にして「mobile ASCII for Android」を表示したところです。冒頭で紹介した画面より、読みやすくなったのがわかります。
 

また、リンクがないスペースを長押しすると、画面の拡大や縮小ができる扇型のズームアイコンが表示されます。拡大なら上、縮小なら右に指をずらすとズームイン／アウトができます。

このように「Steel」は、標準ブラウザとはちょっと違った使い勝手と細かい設定項目を持ったウェブブラウザに仕上がっています。iPhoneやパソコン向けページを見たいときにも有効ですし、そうでない場合でも軽快な動作なので、普段利用するウェブブラウザとしてもオススメできます。