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ニューヨークで大流行!? ラーメンファンが集う講演会に行ってきた

2011年02月15日 07時00分更新

 ここ数年ラーメン店の出店ラッシュが続いているニューヨーク。その数はマンハッタンだけでも18店舗にも及ぶ。来店する客層は在米邦人よりもアメリカ人の方が格段に多く、日本の国民食ともいえるラーメンがニューヨークにも確実に浸透している様子がうかがえる。

 そんななか、これまで日本の伝統芸能やポップカルチャーや映画、音楽などをアメリカに知らせる活動を行ってきたジャパン・ソサエティーが現地8日、 “Ramen Rules New York(ラーメンがニューヨークを支配する) ~熱々! NYラーメン事情~”と題した講演会を開催。ラーメンの歴史やニューヨークでの流行などを紹介した。

 ゲストとして登場した新横浜ラーメン博物館ブランドマーケティング事業部の中野正博氏は、日本とニューヨークのラーメン店の違いについて「日本ではラーメンは“5分で食べるもの”と言われ、お店での滞在時間はせいぜい15~30分。一方でニューヨークではお酒を飲んで談笑ししながら食べる」と、両国でのお店での過ごし方の違いに言及。

Ramen Rules NewYork
日本のラーメンの歴史、つけめんや二郎系ラーメンといった流行を紹介した新横浜ラーメン博物館の中野正博氏。

 また、人気フードブログ『Serious Eats』のマネージング・エディター、ケンジ・ロペス・オルト氏は、韓国系アメリカ人の店主がフランス料理の手法で豚骨スープをつくっている店など、ニューヨークで独自に発展しつつあるラーメンの最新事情を紹介していた。

Ramen Rules NewYork

 前売りチケットは完売し、約200人収容できる会場は立ち見が出るほど。観客のほとんどはアメリカ人で、ラーメン人気の高さが実感された。ニューヨークのラーメンブームはまだまだ加熱しそう。

Ramen Rules NewYork
中野氏(左)、オルト氏(中央右)ら参加者によるディスカッション。中野氏は今後5年間にラーメン店の海外進出が急激に増えると予測していた。
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