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CES2011:GPU機能が大幅に向上したインテル新CPU“Sandy Bridge“登場!

2011年01月04日 18時10分更新

ラスベガスで開催される世界最大級の国際家電ショーと新製品をレポ!
週アスPLUS:CES 2011 最強特集

20110104SandyBridge

 週刊アスキーでドドンと速報を行なうCES最強特集のフライング気味の第1段。まもなくCESで発表されるであろうインテルの新CPU(コードネームSandy Bridge)の最新情報をお届けする! インテルの新CPU“Sandy Bridge”の特徴と、現在わかっているラインアップを紹介。


■GPUとCPUが1チップに統合

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 ひとつのパッケージにCPUとGPU2つのダイを内蔵した旧コアiと違い、今回の新コアiシリーズは半導体レベルでCPUとGPUを統合している。そのため、旧コアiではGPU部分は45ナノプロセスで製造されていたものが、ともに32ナノプロセスで製造、L3キャッシュの共有で高速化、消費電力も削減された。また新たに内蔵GPUがGPGPUに対応した。

20110104SandyBridge
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 左がCPUとGPUがひとつに統合された“Sandy Bridge”、ひとつのパッケージに2つのダイが載っている旧コアi(右)と違いがひと目でわかる。


■ソケットがLGA1155に変更

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 新ソケット“LGA1155が登場”、従来のLGA1156と違く互換性がないためマザーボードは新規導入が必要となる。ただし、CPUクーラーは従来のものが使えるため、新ソケット対応を待たずに、発売中のLGA1156用の大型クーラーなどが使用可能だ。

■デスクトップ向けCPU

CPU名コア数(HT時)TB時最大動作クロック最大GPU動作クロックL3キャッシュTDP1000ロット時の単価
Core i7-2600K(3.4GHz)4(8)3.8GHz1350MHz8MB95W317ドル
Core i5-2500K(3.3GHz)43.7GHz1100MHz6MB95W216ドル

 メインストリームの中でもi7にGPUが内蔵されたのがうれしい。モデルナンバーは、2000番台の4ケタに変更した。以上の2製品はK付のため、定格倍率ロックフリーの製品だ。また、2500Kはハイパースレッディングが無効になっている。米ドル単価からもわかるとおり、普及価格帯での登場なので、自作市場を盛り上げてくれそうだ。


■新チップセットが登場

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 新規導入が必要なマザーボードは、“P67”と内蔵GPUを使える“H67”チップセットが登場の見込み。SATAの2ポートが、SATA3(6Gbps)に正式対応した。写真は、どくろのマークが付いたインテル製のP67マザーボード『DP67BG』。青いSATAの2ポートが、SATA3(6Gbps)のポートだ。
 続報は、ラスベガスで行なわれるCES2011で発表されるであろう、公式発表を待とう!

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